2017/12/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」にクウさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/大通り」からクウさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にクウさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からクウさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にクウさんが現れました。
クウ > この国マグメール、その首都である王都にやってきて数日。
まだ路銀に若干の余裕があるからと観光をする日々。
今日も朝から大通りを歩き道に並ぶ店舗や露店、ちょっとした場所で行われる大道芸を見て歩く。

そうして一日を楽しんで歩けばやがて日も暮れて人の数も減っていく。

すっかりと人通りも疎らとなり酒場や食堂と思われる店舗からは灯りが漏れ人の声が聞こえる。
日の暮れた今となれば今日に泊まる宿を探す必要もある為に、
どうせなら食事もできる店が良いとどの店にしようかと眺めて歩き。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にヴェルムさんが現れました。
ヴェルム > 王都の平民地区にて、王国軍第十三師団のヴェルムは一般人を装った服装でのんびり歩いている。
王都に定期的に訪れては有能そうな人材を求めたり、噂などの情報収集に勤しんだり、ただ単に飲みたいだけだったり。
ともあれ日も暮れたため人通りも少なくなってきたし、腹も減ったので食事を済ませたい。
そんなとき、自分と同じような様子で店を探す、着物と袴姿というここでは比較的珍しい格好をした女性が目に付いた。

「こんばんは、旅行で来た人かな?」

彼女の見た目からそう判断し声を掛けてみる。
ヴェルムの見た目は実に特徴の無いもの。
相手からしたら突然のことで驚かれ、怪しまれるかもしれない。

クウ > おかしな酒場や宿には世話になりたくはないだけに店を眺めて歩くのにも真剣。
ただ客層を見ればどこも似たような騒ぎの店ばかり。
宿はそれぞれに特色がありはするが良いと思う宿は値段が高くて泊まれない。
最悪は初日に世話になった少し怪しいが親切だった宿にするかと考えて。

「……こんばんわ。…私に聞いてる?」

突然に声を掛けられた事に驚きを見せて声の主に視線を向け。
視線の先の特徴がパッとみてないと思える男性。
何か用事なのだろうかと僅かに身構えて見上げるようにして。

ヴェルム > 声を掛けたことに対し微かだが身構え警戒している様子。
そんな相手の様子に唐突過ぎたかと自省し苦笑いして表情を緩ませる。

「うん、旅人っぽいけど行く先が決まってなさそうだったからつい声掛けちゃった」

実際彼女に声を掛けた理由はスカウトとかナンパとかというより親切心から。
怪しい者ではないと両手を軽く上げて手の平をひらひら動かす。

クウ > この国の噂は来る前の隣の国で色々と聞いていて。
その上に街道で出会った少年にも念を押されているだけにどうしても警戒をしてしまう。
声をかけてきた男性の表情が苦笑いから緩んだ事に首をかしげて。

「…うん、旅人であってる。今日の宿はまだ決まってないけど…」

男性を上から下まで見ての特徴の無さにナンパやスカウト、それとも親切心なのかが全くに見抜けず。
両手をあげる仕草に少なくとも武器は持っていないと肩の力を抜いて。

ヴェルム > 旅人である以上はこの国の治安についても十分に把握しているだろう。
それに彼女の身なりを考えれば遠くから旅をしてここまで辿り着いた、実力のある人物…なんてスカウトめいたこともちらっと考えたりして。

「この辺の店のことならある程度把握してるから、安全な宿案内しようか?どうせ食事するつもりだったし…。あ、僕はヴェルムって名前ね」

とにかく、現在は王国民である以上旅人に安心して宿を取ってもらいたいし、自分も食事を取りたい。
そうして彼女に宿の案内を提案して名を名乗ってみた。

クウ > もしかして普通の親切?
などと考えはするがもしそうでなかったらと考えればどうしても警戒を解くことが出来ず見返し。

「把握してる?それならこの街の人…?
本当に安全ならお願いしたい。ご飯も食べれる場所だともっと嬉しい」

初めて会った男性の言う事を全部は信じる事は出来ないがとりあえずついていこうと決め。
食事をと聞くとご飯もセットで食べれるような場所と少しだけの我儘を。

「ヴェルム?私はクウ。クウ・イリサ」

男性の名乗りに軽く頭を下げて名前を名乗り返して。

ヴェルム > 普段は道端で人に声を掛けることはせず、酒場やギルドなどでスカウトや情報収集を行う。
故に慣れないことをして彼女の良くない印象を与えるところだったと反省。

「まぁ、一応王国軍騎士だからね。
そこの宿は国外の商人なんかも泊まったりする宿だから安全だし食事もできる。そんなに高く無いしね」

付いてきてくれる彼女に微笑みつつ、その宿のある場所へ案内していく。
ヴェルムの言うとおり大通りに近いその宿は明るい場所にあって怪しい雰囲気も無く、それでいてリッチな建物でもなかった。

「クウか、よろしく…珍しい格好をしているけど出身は?」

丁寧に頭を下げるクウに、ぎこちなく真似をして会釈をしてみる。あまり馴染みの無い文化のようだ。

クウ > 奴隷商人や人攫いが多いと聞いていただけにいきなりな事にはやはり警戒は当然という気構えがあり。
それだけにいきなりな事には警戒心を見せるのは仕方なく。
それも相手が大丈夫だと思えば緩むもので。

「騎士…?騎士って街中にいるの?
騎士が進める宿なら……安心できそう。高くないのは助かる」

男性の後を3歩離れてついて歩き見つめて。
ついていけば男性の言う様に安全そうな感じのする宿、手持ちのお金でも十分に行けそうに見えて。

「やっぱり珍しい?ずっと東から来た」

出身はと問われてもうまく説明が浮かばずに悩んでしまい。
簡潔に東からだと告げる事しかできなくて。

ヴェルム > 彼女を連れてその宿へと入れば、ロビーとその横にレストランがある。
暖炉の暖かさが広がるフロア内は、冷える外からやってきた二人に一息つかせ。

「鎧は着てないけどね、まぁちょっと自由に動ける騎士ってところかな。
食事は相席になっちゃうけど…いい?」

そう言ってまずは腹ごしらえとレストランに向かう。
時間的に稼ぎ時なのだろう店は満席に近いが、幸いテーブルの一つが空いていた。
必然的に相席になるのだが、食事まで一緒でいいのだろうかと一応彼女に伺う。

「東か…それじゃあ結構長旅だったろうな。
その服装も珍しいね、特に最近は北の帝国との戦闘もあって異国人には敏感かも」

東の国と帝国では違うだろうが、服装に通ずるところがあるためか変に絡まれる場合もあるかもしれない。