2017/11/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にフラストさんが現れました。
■フラスト > 昼下がりの午後。王都の公園に現れたのは、褐色の肌。
引き締まった肉体を茶革の鎧で包んだ男。
「ふあぁぁ……あ、寝ぐせ立ってる」
頭に手を置くと、ぴこんと立った髪を手で撫でながら。
「とりあえず腕立てかな?」
ゆっくりと膝をつき、うつぶせになった状態から、足のつま先を立てて。
ゆっくりと両手で腕を突き上げ、膝も宙に浮かし、足のつま先まできれいに持ち上げて見せる。
そして腕を再び曲げ、体と地面がほとんど隙間がないぐらいに地面に近づくと。
また大きくピンと肘を伸ばし、体を持ち上げて見せる。
段々とその繰り返しが大きく早く、そして激しくなっていき、男の顔から汗がぽとぽとと汗が落ち始めて
■フラスト > 「よっと……!」
腕を曲げたまま止まると、地面についていたつま先が段々と宙に浮かび上がる。
少し体より斜め上だが、まっすぐに宙に浮かぶ様はまるで見えない足場があるようで
「ぐぬぬ……!」
全体重を2本の腕で支えながらそのまま腕を突き上げ体を起こして見せる。
先ほどとは打って変わって、重さを感じるかのようなゆったりとした動き。
腕に走る血管がぴくぴくと動きながら、地面をまるで杭のように支え、そのまま肘を曲げ、伸ばしを繰り返す。
■フラスト > 「ふぅぅぅ……」
息を大きく吐くと、今度は肘を曲げ地面に近づく際、腕で体を支えたまま腰をひねり、右足を左に。左足を右に大きく広げる。
男の足先から腹筋がプルプルと震えながら、悲鳴を奏でるように汗が大量に落ちて行って。
「はぁぁぁ……」
両腕をそのまま伸ばすと、左ひねり、右ひねりと、動きは遅いものの腕立て伏せを繰り返し続ける。
「ぷはぁ……はぁ……」
両足を地面につけると、体を起こし、顔にこびりついた汗を手で拭って見せて
■フラスト > 近くにある太い木の枝を見つけると。
「これで何とか、大丈夫かな?重さだけは軽くしておこう」
その場で鎧を脱ぎ捨て、剣を置き、靴も脱ぎ捨てると、枝にぶら下がる。
「おぉう、すこしきしんだ。怖いなぁ……よっと」
そのまま腕を伸ばしたまま、足を持ち上げると、地面に水平に。まるで先ほどの腕立て伏せを鏡で逆にみているかのような体制になる。
「ん……しょっと!」
同じく腰をひねりながら、腕を曲げ、ゆっくりとゆっくりと。
男が腕を曲げ腰をひねり足を広げるたびに木の枝がきしみ声をあげる。
■フラスト > 「さて、いくか」
ひとしきりトレーニングを終えた後、鎧と靴を着なおし、剣を腰にかけると
汗をそのままにその場を後にする。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からフラストさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」にラウさんが現れました。
■ラウ > 「さて、とりあえず、こちらの依頼を。報酬は金貨一袋でお願いしますよ」
一人の男が、ギルドの受付嬢に微笑みかける。
眼前の卓上には、依頼書と金貨が詰まった袋が一つ。
冒険者に斡旋するための依頼を提出する、何の変哲もない酒場の一幕だ。
報酬を確かに確認した受付嬢は、依頼内容を記載した書状を、近場の壁に貼り付ける。
その様子を満足げに眺めると、男は一つ、満足そうに頷いた。
「いやはや、九頭竜山脈への採取依頼ですが、丁度良い方が見つかればよいのですが」
やはり依頼を出すならば、冒険者達に任せるに限る。
彼らは報酬の為に剣を振るい、対価の為に全力を発揮する。
そして、何より報酬を受け取るために、物を持ち逃げしないのが良い。
それが男の考える、冒険者に対する価値観だ。評価と言っても構わない。
その裏には別の勘繰りがあるのだが、それは穏やかな笑みに隠される。
とりあえず今日の仕事は、これで一段落。併設された酒場で夕食と洒落込むことにする。
焼いた肉と酒を軽く注文し、懐から取り出した、古木の煙管を燻らせる。
話し相手か、或いは依頼を受ける冒険者でも現れればいいのだが――と、時折入り口に視線を向けつつ、甘い匂いの煙を吐いた。
■ラウ > 酒場の卓の上、並ぶのは大雑把な味付けの、いかにも大衆酒場と言わんばかりの品々だ。
岩塩をこれでもかと塗した大きな肉の焼き物は、齧れば肉の味と油の甘み、そして強い塩気が舌を貫く逸品だ。
これを食らった後で、乾いた喉を癒すべく飲み干すエールはさぞ旨いのだろう、と想像してしまう。
あるいはこちらの煮込みも、ただ肉と野菜を大量に入れて煮込んだだけの代物だが、滋味深い味わいになっている。
案外酒場の飯もいい物だ、と串の肉を切り分けて、一口ずつ丁寧に口へと運びながら思う。
「……ふむ、人の入りは上々。であれば僥倖な出会いも期待できそうなものですが――」
周囲を見る目は、商人と女衒を合わせたもの。ひそかな値踏みは欠かせない。
目ぼしい女性か少年がいればこちらから声をかけてみるのも検討しつつ、食事を楽しむ。
空腹は気が散るし、何より頭の回転を悪くするから――などと考えながら呷るエールの喉越しはよかった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 酒場」にシルヴァさんが現れました。
■シルヴァ > 酒場のカウンター、大衆酒場に少々そぐわない雰囲気でカクテルを飲んでいる女。
並ぶ皿の数で連れがいるわけでもなく、誰かを待っているわけではないのも教える。
薄っすらと染まった頬でグラスを空にする速度は、何か気に入らないことがあった帰りなのだろう。
自棄酒にも近く、値踏みをしている視線には気が付いていなく、隙だらけな様子はどう映るのか。
■ラウ > 己の腹の虫を退治すると、そこからが裏の仕事の時間。
良い娘がいれば事前に見繕っておき、ストックしておく。
あるいは上手く引っ掛けられそうな娘を虜にして、己の利益の為に利用する。
どちらにせよ必要なのは、己の毒牙にかかる対象だ。
卓上、陶器の灰皿に置いていた煙管を拾い上げ、食後の一服を蒸す。
吸い込む煙と共に、わずかに眠気で曇っていた視野が鮮明化し、明晰な思考が舞い戻る。
そうして、改めて周囲を見回せば、一人で酒を煽る娘の姿。そのペースは大分早い。
これはこれは、と一瞬したり顔を浮かべると、逸る気持ちを落ち着かせてから、彼女の側へと赴いて。
「そこのお嬢さん、老婆心ながら、少々飲みすぎではありませんかな?」
声をかけつつ、彼女の隣の席に腰かける。ついでに店主には、ワインを一杯注文して。
彼女に微笑みかけつつ、視線が合ったならば早速魔力を視線に込めて、道術を試みる。
注ぐのは、彼女の警戒心を麻痺させる術式と、催淫の術式の二種類。どちらも強力な術式ではない。
本来篭絡するならば準備を重ねて行うが、隙だらけな彼女ならばこれで十分、と判断してのことだった。
■シルヴァ > 誰かに合わせて飲んでいるわけでなく、自分のペースで飲んでいる一人酒、窘める声に呷る手が止まる。
そのまま隣の席に座る人の気配、声をかけてきたものだと判断して、どんな相手なのだろうと顔を向ける。
「迷惑をかけているのなら言われても仕方がないと思いますが、一体どのような理由があって仰られたのでしょうか?」
少々睨み気味とはいえ、頬が染まり酔った眼元は多少の色気か、人によっては可愛いと感じさせる迫力しかない。
そんな様子で告げた言葉も呂律が少々怪しく、視線が重なると道術に支配される。
本来万全な状況であれば物ともしない術式だが、警戒心が麻痺して頬を少々膨らませもぅと拗ねた様子で尋ねる。
さらに頬だけではなく、肌もつややかに染まり始めてもじもじとしている様子が催淫の術式にもかかった事を伝え、好きに出来る様子を感じ取らせる。