2017/10/03 のログ
ご案内:「平民地区 書店街」にツァリエルさんが現れました。
ツァリエル > お昼時、城を抜け出して現れたのは平民地区にある書店街だった。
ここの通りには数多くの書店が立ち並び、王国中の書物が取引されている。
古書や奇書、図書館などでは保管されていない魔導書もあるという噂を聞いて
ツァリエルは一人ここを訪れた。

目的は自分の体の異変を突き止める手がかりになりそうな本がないかどうか調べることなのだ。
今日も今日とて、本来男性のはずの体が少女の体つきに変わってしまい
侍女たちをごまかすのが大変であった。
さらに華奢になってしまった体を質素な修道服で身を包み、
不慣れな足取りで書店が立ち並ぶ道を歩いてゆく。

魔道士と思しき人物や商人たちが熱心に店先で立ち読みし、静かに何冊かの本を買っていく。
それを珍しげに眺めながら、これだけ沢山の本の中から
どうやって自分の目当ての物を探ればいいか、途方にくれてしまった。

ツァリエル > 何件かの店をウロウロと回ってみて、書棚の横に張り出された分類などから
魔導書の項目や呪いに関する項目を探し出して一冊手に取ってみる。
だが内容が難しい上に専門用語や異国の言葉が度々出てくるので
とてもツァリエルの知識では解読できそうになかった。

ますます困ったような顔でもう少し分かりやすい書物はないかどうか
探してみることにする。
難しい書物の棚だけあって、まわりは皆大人ばかりである。
子供のツァリエルは容易に目立ってしまうだろう。

ツァリエル > 結局時間を費やして粘ってみたものの
子供では手の届かない棚や、他の客達に阻まれてそれほど多くの本を探すことは叶わなかった。

今日もめぼしい手がかりは得られずじまいであった。
遠くから夕刻を告げる鐘の音が鳴り響く。
そろそろ帰らないとまた侍女たちに見つかって叱られてしまうだろう。
ツァリエルはトボトボと書店街を後にした。

ご案内:「平民地区 書店街」からツァリエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 大通り」にボブさんが現れました。
ボブ > (肉やら野菜などを市場で買い、それらが入った茶色の紙袋を左腕で抱え持ちながら、
右手で同じく市場で買ったりんごにかぶりつきながら大通りをゆっくりとした足取りで歩いている褐色の肌をした男)

「はぁ~~、いい天気だなぁ~。 実に散歩日和って感じだよな」

(素泊まりで食事は自前で作る安い宿に泊まっている男は夕飯の食材を買った後、りんごの適度な酸味と甘味の味を
お供にしながら、王都の街中を散歩していて)