2017/09/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にミルミルさんが現れました。
ミルミル > 昼下がりの平民地区の路地裏。
からん、ころん、からん、ころん、とカウベルの音が響いている。
路地裏の古びた小さな店先に佇む老婆は、はらはらした様子でカウベルの音の主を見ていた。

『大丈夫かい?重いよ』

心配そうに声をかけてくる老婆に、カウベルの主である少女は大丈夫、と声をかけて、足元に積まれている小麦の大袋を見下ろす。
古びた小さな店はパン屋らしく、大量の小麦が運ばれてきたらしい。
丁度通りかかったとき、店内に運ぶのを難儀していた老婆と出くわし、現在に至る―――。

「大丈夫。これ、全部運べばいいんだよね?」

一袋30キロは入っているそれ。運んできた連中も不親切なものだ、店先に置きっぱなしとは。
少女は、ひょい、と。まさしく、ひょい、と言った具合に両腕に小麦袋を抱き、あっけにとられている老婆に笑みを返す。

「どこに運ぶの、おばあさん。お店の中?それとも別のとこ?」

細腕と言える少女であったが、軽々抱えて老婆に促され店内へ。
パンの香ばしい香りにすんすんと鼻を鳴らし、言われた店内の隅へと小麦袋を運ぶ。
この程度は、少女にとって力仕事のうちには入らないから、お礼に老婆がバゲットをくれた時には申し訳なく思ったものだが。
それでもありがたく頂いて、嬉しそうに牛耳がひくひく、牛尻尾もぶんぶん。
それを小脇に抱えて、店の外へ。

とりあえず店先ながら、失礼します、とバゲットを一齧り、通りへと出て、人の並みを眺めながらもしゃもしゃ。

ミルミル > 「牛乳飲んで、次の仕事にいこっ」

メッセンジャーバッグの中から取り出した牛乳瓶。
ぱかっと蓋を開けて、ごきゅごきゅ。
ひんやり冷たく、ほんのり甘い。
至福の味を堪能したあと、一瓶まるまる飲み干して、空瓶をバッグへと詰め込む。

齧りかけのバゲットを手に、ギルドへと向かっていき。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からミルミルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」にティエナさんが現れました。
ティエナ > 仕事を終えて王都へと戻ればすっかり大雨に、
ギルドで依頼の遂行の報告を終え報酬を受け取れば酒場へと繰り出す。

天気のせいか客足の少ない酒場内の奥まった席へと腰を据えれば軽いアルコールを注文する。

注文が届けばゆっくりとアルコールに口をつけて窓の外を眺め、仕事後のひと時に身体を休めて。

ティエナ > 一杯目のアルコールを飲み切れば僅かに頬を赤くして二杯目を注文する。
普段はにぎやかな酒場が静かという違和感はあるがこれはこれで悪くはないと。

「ありがとう。今日は静かでいいね」

お代わりを運んできた給仕にお礼を告げて受け取れば二杯目もゆっくりと口をつけて。

ティエナ > そうして二杯目を飲み終え代金を支払えばほろ酔い気分で宿へと戻って…。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からティエナさんが去りました。