2017/09/15 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2/」にリンさんが現れました。
リン > 蒼いバイオリンのケースを傍らに置いて、ピアノの前の椅子に腰掛ける。
専門のピアノ弾きが借金取りから逃げ出して以来、
リンは小遣いを貰って店内に音楽を提供していた。
たまにこうして『まとも』な楽器に触っていないとおかしくなってしまう。

「……」

弾き始めると、きれいな石のヘアピンで留められた藍色の髪が揺れる。
しっとりとした曲が、まだ客のまばらな店内に響き始める……。