2017/08/23 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区の花屋」からイグナスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にライムウェルさんが現れました。
ライムウェル > 今日も人でごった返す平民地区の大通り。
港町程ではないにしろ、自国のみならず流浪の民まで内包する人種の多様さは見事という他無い。
中には魔族と呼ばれる人種…人種、と言って良いのか定かではないが。兎角、斯様な存在まで居るのだから。

それはそれとして。
そんな存在がある事を知ってか知らずか、今日も興行師は高らかに朗らかに、人の多い場所で注目を集める。
或いは格好の奇抜さから、異国民よりも目立っているかもしれないが、それは望むところだった。

「どうか、どうか、ご興味を持たれた方は、是非に!
 ご参加頂けますと私、企画した身としては光栄に存じます!
 残念ながら!嗚呼、残念ながら、ご参加頂けるメインの方は男性に限らせて頂きますが…!
 そのメインの方々に今日の、あるいは明日の!もしくはこれから先の!活力を与えるご協力は女性の方に願っておりますれば!
 はい、つまりは男性も女性も、当方としてはお声かけ頂けるのを心待ちにしております…!」

道の一角で、こうして宣伝に勤しむ姿は控えめに言っても非常に目立つし、騒がしい。
先ずはアピールだと、何かを企てている事を熱烈に。
その仔細は語らぬのが非常に胡散臭いが。

「さぁ、さぁさぁさぁ!我こそはと立候補頂ける――或いは他薦でも構いませぬが!
 そんな仁義に溢れたお方はいらっしゃいませぬか!いやいやきっといらっしゃる筈!
 判っております、判っておりますとも…恥ずかしがる必要は御座いません。さぁさ、遠慮せずに、さぁ、さぁ…!」

きっと心優しいお方が居る筈だと信じて疑わぬ態度。
是非に、是非に、と仮面で隠れた目が輝いて見える錯覚すらも起きそうだ。
その思いに応えてくれる人――或いは、ただ目が合っただけでも。
飛び掛からんばかりに応対する様が目に浮かぶ。

なので大体の人が、目を逸らしていた。

ライムウェル > さてさて本日不幸にも声をかけられてしまった女性の運命や如何に。
何はともあれ騒がしく、これでもかと言わんばかりの熱意を以って口説きにかかるのだろう。
同意してしまうのか逃げ出すのか、はたまた誰かに助けられるのか。
今日も騒がしいひと時が平民地区の一角で起こっていた―――

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からライムウェルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にノアさんが現れました。
ノア > 酒や食料、 ちょっとした日用品なんかを買い足しに出るだけだったつもりが.. 馴染みの安酒場前、 顔見知りの常連客に見つかってしまったが最期.. 其のまま引きずり込まれる形で、 半強制的に入店させられてしまい。

注文などしなくても目の前のグラスには次々と、 そしてなみなみと酒が注がれ。『最近見ねぇじゃねーの』『男でもデキたか』『ほら呑め奢りだ』等と酒を勧められ.. 何だかんだと付き合っている内に、 随分と遅くなってしまった。女よりも先に呑み始めていた彼等が酔い始めると、 隙を見て そろりと店を後にして

「 く、 ぁ..... 」

小さな欠伸を溢しながら、 自宅への道を一人歩く。このところ酒を控えていたせいか、 久しぶりのアルコールにミュールを突っ掛けた女の足取りも ふわふわと頼りなく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にカゼ=ドーソンさんが現れました。
カゼ=ドーソン > 「おっじょーっさーん♪」
やけに明るい声が夜の街に響く
振り返ればそこには灰色の髪をしたポニーテールの男がいた
「お嬢さん、お嬢さんそんなによってどこへ行くんです?
 よろしければ私が送って差し上げましょうか?」
そういって手振り身振りで純粋そうな明るい笑顔で話しかける、

ノア > 酒場や宿屋が建ち並ぶ通りを反れれば、 割りと静かな路地が続き。暫くは石畳を打つヒールの音だけが鳴り響いていた、 が..

「 .........ん、 」

後方より響く、 陽気な声。周囲に人の気配も無く、 自分に向けられた声なのだろうか と振り返れば.. 其処には、 燕尾服を纏った青年の姿が。"ちょっと其処まで" のつもりで家を出た為、 誰かと立ち話が出来るような格好でもない。まして相手が初対面ともなれば部屋着姿など余計だらしなく思え、 然り気無く丈の長い羽織に身体を隠しつつも.. なかなかに顔立ちの整った青年であったからか、 素っ気なく追い返す事はせず。

「 帰るとこ。貴方こそ、 こんな所で何してんの ? 」