2017/08/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からリンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2 仕立屋」にレイラさんが現れました。
レイラ > 小さな仕立て屋の店内の片隅においてあるイスに座って入り口のほうを見ていて。

「ドレスの飾りはあったほうがいいのかしら。全部とってしまったえれど・・・」

やはり、自分用のドレスとなるとどんなものが似合うのか分からないでいて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2 仕立屋」にエズラさんが現れました。
エズラ > 仕立て屋の扉が開き、来店を知らせる鐘が鳴る。

「よう、レイラちゃん――繕い仕事、頼めるかい」

小脇に布袋を抱えた男が現れた。
どうやらその袋の中には、男がいつも身につけているようなくたびれたシャツが数枚詰め込んであるらしい。

レイラ > 扉が開く音とともに、見知った顔が現れて。イスから立ち上がって相手を出迎えて。

「エズラさん、いらっしゃいませ。あら、お仕事ですか?」

相手を出迎えて仕事といわれたので、ぺこりと頭を下げて。
相手がかかえている、布袋を見て

エズラ > 「ああ、ボロのまま着てたが、さすがに穴やらほつれやら、目立ってきちまったんでな」

そういうわけで、いつもそうしているように、彼女に繕いを頼みに来たのである。
店の机の上に布袋を置きつつ、ぽんと手を打って。

「ああ、そうだ――前に宿に手紙をくれたよな」

見せたいものがある、という彼女からの知らせ。
それを思い出したのである。

「ありゃ、どういうわけなんだい――?」

レイラ > 「お洋服の繕いという事でよろしいのですね?」

机の上に置かれた袋の口を開け、中を覗き服を取り出すと穴やほつれの状態を調べ始めて。

「あ、ハイお手紙を差し上げましたわ。お見せしたいのは・・・・これなんです。」

見せたいものは何かととわれると、つくろう服を袋に戻し。ピンク色のドレスを着せてある、人型を示して。
ドレスは胸元が少し開いていて、ウエスト部分が細くなってい屡がシンプルで何も飾りがなく。

エズラ > 「おおっ……こりゃもしかして――」

相手に指された方を見ると、シンプルながらも丁寧な仕上げのドレスが目に入る。
ピンク色のそれは、いつだったか彼女が言っていた「自分用」のドレスであろう。
人型の側に歩み寄って、彼女の仕事ぶりを確かめるように、縫い目やスタイルをまじまじと眺めて。

「ふ~む、服飾は素人もいいとこだが、いい仕事してるってのは分かるぜ――それに」

ちら、と彼女の方を見る。
普段は質素な衣服に身を包んでいるが、彼女の美貌は明らかに自分のようなゴロツキ風情とは一線を画しており、間違いなく――

「絶対、レイラちゃんに似合いそうだ――」

レイラ > 「ハイ、自分用のドレスなのですけど・・・・。」

最初は胸元も大きく開いていて、レースやら色んな飾りがついていたのだが自分に似合うかと葛藤した結果全部とってしまい。

「あら、ありがとうございます。最初は色々レースもついていましたけど・・・色々あってシンプルになりました。」

自分だけの意見では、似合うかどうかも分からないので。
率直な意見を聴いて、うれしそうな顔をして。

「ありがとうございます、自分では分からないので。お手紙を書きましたの・・・あと、あいたかったから・・・」

エズラ > 「へぇ、そっちはそっちで、見てみたかったもんだ――残念だぜ」

飾りが多くても、彼女ならきっとあっさり着こなしてしまうであろう。
しかし、そのしなやかな美貌には、このくらいシンプルな方が似合っているのかもしれない。

「折角だから、来て見せてくれねぇか――って、嬉しいこと言ってくれるじゃねぇか」

会いたかった――そう言われた男がムフフ、といつものように助平な笑みを浮かべて、ドレスを来た人型を彼女の側まで運ぶ――

ご案内:「王都マグメール 平民地区2 仕立屋」からエズラさんが去りました。
レイラ > 「一度、ほかの方がごらんになられましたけど。」
飾りを取る前のドレスを一度来た際にお客に見せたことがあった。
それを思い出して。

「着て見ましょうか」

といいながら、人型に着せたドレスをはずし手に抱えて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2 仕立屋」からレイラさんが去りました。