2017/07/08 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」にピングさんが現れました。
■ピング > 今年も始まった、肇国節の大祝宴。
皆が騒ぎを求め、王城へと向かい騒がしくなる期間だ。
当然、自身としても祭りの乱痴気騒ぎに加わる予定はある、のだが。
折角だし今年は自分でも祝宴会の企画でもしてみようかと思い立っていた。
王城でなくとも、自由に開催は可能と聞く。
要は肇国節をダシに騒いでも問題が無いと言う訳だ。――当然、限度はあるのだろうけれど。
そんな訳で現在店先には手作りの看板が建っている。
”祝宴会企画中 女性アシスタント募集中~詳しくは店内へ~”
非常に胡散臭い内容であるが、これで誰ぞか来てくれれば儲けもの、と言う程度の期待感。
要はこじんまりとした祝宴――悪戯される女性を肴に楽しむ――をしようと言うお話。
まだ企画段階ではあるのだが。
「むっふふ。撮影会とかもえぇかもしれんのぅ。
前にした覗き部屋の感じもえぇかもしれんし……ぬぅっふっふっふ」
そんな訳で店内のカウンターで一人、店主は妄想を膨らませ一人楽しそうであった。
■ピング > 募集の看板は外へと立てたまま。
何時もよりは賑やかな通りを店の中から楽し気に眺め、店の一日が過ぎていく―――
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」からピングさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/広場」にトゥーラさんが現れました。
■トゥーラ > 日も暮れだした平民地区にある通りに面した広場の一角、まだ人のそれなりに多いそこで広場に並ぶ食べ物の屋台を眺めて歩く。
匂いにつられ脚を止めて眺めるが、勧められると首を振り断り離れ次の店へと。
そんな事を何度も繰り返す間に気は付けば広場を一周してしまう。
「人間の街とは不便なものだな、本当に」
何をするにも金が要る、そして今手持ちに金はない…。
いい匂いに釣られて広場へと来たまでは良かったがここに並ぶ店の物を得るには金が必用らしい。
それを今知っただけに表情に僅かに困ったという感情を浮かべ目についたベンチへと腰を下ろす。
服装もあり目立っているがそんな視線を気にもせずに僅かに肩を落として名残惜し気に屋台を眺める。
■トゥーラ > 名残惜しそうに屋台を見ていても買える訳ではないのであきらめてベンチから腰を上げて。
なにか人間の街で生きるに必要なお金を稼ぐ方法を探さねばと考え広場を去っていく
ご案内:「王都マグメール 平民地区/広場」からトゥーラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」にピングさんが現れました。
■ピング > 祭り開始の初日とあってか、日が落ちかけた夕方となってもまだ通りの人数は多い。
何しろ大通りから外れたこの通りですら、幾つかの出店が出張ってきている程なのだから。
その盛り上がりにあやかる様に、新規のお客がちらほらと日中現れるも。
残念ながら快くお買い物をしてくれる人や、募集している助手さんに名乗り出てくれる人は居なかったが。
そんな訳で、結局はいつも通り。
変わらず看板を掲げての募集は続けてはいるが、人の居ない店内にて、ディルドの手入れをしながらだらだらと店番中の店主であった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」にリディア・ハーディさんが現れました。
■リディア・ハーディ > 賑やかな通りの喧騒に少し疲れた事もあり、もうすぐ日が暮れそうな西日を浴びつつ向かう先は、自然と大通りから外れていく方向へと向かっていた。といっても、普段と違い、出店がこの辺りにも並んでいた。なんとなく、先に歩いている人に続くように歩くと、ふとこんな所に見知らぬ雑貨屋がある事に気がついた。
こんな所に、こんなお店がいつからあったのだろう、そんな事を思いつつもふと目を看板へと向けると、なにやらアシスタントを募集しているらしい看板まであった。無論、アシスタントになど応募はしないがどんな店なのか興味を惹かれ店内へ入ってみる事にした。扉を開けると、店内へと入っていって…。
■ピング > 店の中は整然としているとは言い難く、並ぶ棚に雑多に品物が詰め込まれていると感じるだろう。
それよりも先ずはカウンターにいる店主が一番目立つが。
何しろ、その手には性器を模したディルドが握られているのだから。
それを満足そうな表情で、布できゅっきゅと手入れをしている最中に。
来客に気付くと顔を上げ。
「やぁ、らっしゃいらっしゃい。何かお探しかねー」
女性客だろうと――否、女性客だからこそ。その手に持つ物を隠そうともせずに、普通に接客。
■リディア・ハーディ > 雑然とした様子の店内、いかにも大通りからは少し外れた雑貨屋という風情である。店の奥へと歩きながら興味深げに視線を店内へ巡らせていたが、足と視線が同時に止まる事となった。
「…っ。」
中年で小太りの男がカウンターに居るのが見える。おそらく、この店の店主かなにかなのだろう。それ自体は、よくある雑貨屋の店内と言えなくもなかった。ただ、何やらせっせと磨き上げていると思ったもの、それはよくよく見れば…ディルドだった。一瞬、硬直していると相手から声をかけられて。
「…い、いえ、特にこれといって…。」
相手から視線を逸らせると、磨き上げているものには気がつかなかったことにして、店内の棚へと視線を戻し、とりあえず一周ぐるっと見て回ろうとしていた。
■ピング > 此方を確認すると同時に、中々に良い反応を返してくれた相手。
おおっと、とわざとらしく声を上げると、失敬失敬、と額を叩いてカウンターの隅へとディルドを避難。
「こりゃ、変なモン見せちまってすみませんな!何ぞ気になるもんでもあったら声かけてくだっせ」
悪びれも無く笑いながら、散策をするに任せる形。
防犯――或いは盗撮の意味合いを兼ねて、店のあちこちに記録用魔導具を設置しているのでカウンターからでも相手の動向は確認できる。
店の中は一貫性が無く、日常品の棚かと思えば、唐突に本棚や衣類が紛れ込むという雑っぷり。
探し物をするには辛いが、一巡りする楽しさくらいはあるかもしれない。
――不意にアダルトなグッズが束になって置かれていたり、本も背表紙の入れ替えられた艶本だったりと其方方面の割合が多いのはご愛敬だ。
■リディア・ハーディ > 相手のどこかわざとらしい態度を見ると、わざと磨いていたのでは無かろうかと思ったものの、そこには触れない事にした。
「…い、いえ…お気になさらず。…はい、何かあれば、お尋ねします。」
何か面白いものでもあれば、と思いながら雑然とした棚へと視線を戻したがあまりにも並んでいるものがごちゃまぜすぎて、ぱっと見ただけでそれがなんなのか判別するのが困難でもあった。視界に入ってから理解するまでに、一呼吸ほどの時間がかかるのでさっさと一巡するというよりも、美術館などで眺めながら移動しているような形になっていた。衣服かと思えば、書籍があり、何やらいかがわしいものまで並んでいる。どういう基準で、こんな陳列になっているのか、尋ねてみたい気もしたがどことなく面倒くさそうな店主でもある。目を惹くものがあれば、そう思いつつ足を進めて。
■ピング > 魔導具越しに相手の反応を見て楽しむ性悪店主である。
はてさて、果たして相手の目を惹く品があるのか、否か。
質問をされればセクハラ交じりに応対をするのだろう。
この店では、毎度おなじみの光景がまた繰り広げられるのかもしれない――――
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」からピングさんが去りました。
■リディア・ハーディ > 店内に入った時に想像していたよりも時間をかけ、ようやく一周見て回る事ができた。いくつか、質問したくなるような品物があったのだが、そこまで欲しい品ではなく、また時間もあまりなかったので、単に店内を見に来ただけという形にしようと思って。
「…なかなか風変わりなお店ですね。ぜんぜん、物が探しやすく無いけれども…。気が向いたらまた来ます。」
そい言うと踵を返し、店外へと出て行ったーー。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」からリディア・ハーディさんが去りました。