2017/06/30 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/雑貨屋」にピングさんが現れました。
■ピング > 太陽の照りつけも強い日中。
時折雨が降る事はあれども、一度その雨が上がればすぐにでも気温は上がっていく。
店内も当然の様に室温が高く、ぐでりとその熱に参っていた店主が一人。
何時だってひんやりとしたスライムちゃんのお力を借りようと、意思を伝えるべくカウンターをとんとん、と指で叩くが。
―――反応が無い。
……?
何時もであれば、それだけで意を汲んで水槽から出てきてくれる筈なのに。
訝し気に水槽を見ると果たして其処には、いつもうねうねしているピンク色の物体が居なかった。
「…あんれぇ。どこぞの掃除でもしてくれてんのか」
お店の中のゴミとか諸々を食事代わりに食べてくれるスライムちゃん。
こうなれば、と口を開いてその名を呼ぶが、やっぱり反応が無く。
時折ある、脱走だ。偶には羽を伸ばしたくなる時だってあるのだろう。スライムだけども。
そういう時は此方から見つけ出してあげねばならない。
或いは、構って欲しいのかもしれないが。
店内をうろうろ歩き、彼、或いは彼女が好みそうな棚の隙間であるとか、床下だとかを覗きまわる店主の姿が其処にあった。