2017/06/01 のログ
ボブ > (気分良くジョッキを重ねていった木こり。
その気分の良さも木こりの気分を盛り上げていって)

「へへっ……このまま街に出て、勢いに任せて女性を口説いてもいいし、
口説けなかったらそのまま娼館に入ってもいいわけだしな……。
娼館に向けて歩いていくかな……」

(どっちになっても木こりにとっては美味しい選択になるように
行動案をまとめていけば、木こりは席を立ち上がり)

「お代はここに置いていくよっ!」

(そう、店の人間に声を掛けていけば、木こりは酒場を出て夜の街中へと消えていった)

ご案内:「王都マグメール 平民地区 宿兼酒場」からボブさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 中央公園」にセイン=ディバンさんが現れました。
セイン=ディバン > 薄曇りの天気の中。マグメールに住む者の憩いの場となっている、中央公園は程よく人気もあり、のどかな風景といった様子であった。

「……んむ、む、むぅ」

その公園のベンチに座り、唸り声を上げながら読書に勤しむ少女。
眉間には見事な縦の皺。時折横に置いたティーカップからコーヒーを飲み、読書を続けるが。

「……ダメだな、こりゃ。この本もハズレ、か」

はふん、とため息をつき、本を閉じるとその本を空中に投げる。
瞬間、本は消滅し、違う本が現れる。転送呪文により、公園での読書に必要な荷物を最小限に抑えているのだ。

「……そも、肉体変異系魔術なんて高度なもの。
 街の魔術師たちに使いこなせるようなヤツはいないだろうし……」

自身の身体にかかった呪い。それを何とか解除するために先日買った胡散臭い古書を読み進めてはいるが。
手がかりらしい手がかりなどは全く無く。

「まぁ、知識を吸収できるからあながちハズレというわけでもないがな……」

コーヒーを飲みつつ、呑気に読書。焦っても何も変わらないさ、と。
発情を低下させたからか、多少余裕のある態度のまま、のんびりと公園に佇む少女なのだった。

セイン=ディバン > 少女はしばし読書に勤しんでいたが、一頻り購入した本に目を通すと、一度伸びをし……。

「……せっかく外に来たんだし、散歩でもしてから帰るか」

そう言い、ベンチを立ち上がった。そのままとことこと公園を後にするが……。その表情は、どこか暗いものであったとか。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 中央公園」からセイン=ディバンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にテネブレさんが現れました。
テネブレ > 人で賑わう大通りも、生憎の雨模様では人影が減る。
ざぁざぁざぁ、と大きな音を立てて地面や家を叩く勢いは雨具無しで歩くにはちと厳しい。

そんな疎らに人が歩く通りの一角、何の変哲も無い建屋の軒下に木箱が一つ。
申し訳程度に飛び出している軒のお陰で雨の大部分は遮られているものの、吹き込むそれまでは防げずパラパラと雨粒が落ちてくる。
そんな木箱からは白い毛玉めいた何かが顔を出しており。

……―――きゅぅん。

と切なそうな鳴き声を零していた。
つぶらなおめめで道行く人を見上げては、きゅー、ふにゅぅ、と手をぱたつかせながら鳴き声を零し。
どうにか気を惹こうとしているのが見て取れる動作。

まるっきりぬいぐるみな見た目なので、そもそもが可笑しな光景ではあるのだが。
それでも全力で 捨てられた子犬 の雰囲気を演出中。
存在感は出す様にしているので、見える人にはきっと見える。
けれども大多数には見えないだろうから、こうして道行く人に無視をされる訳だが。
それはそれで、どうしようもない哀愁を演出できるからマイナスにはならぬと言う心算。

しかしてもう一度言おう。
見た目は白いクマのぬいぐるみである。
そもそも効果のある行為であるかは甚だ疑問だが、それでもチョロ甘な誰かが構ってくれないかと想いを馳せるあざといクマなのであった。

テネブレ > ざぁざぁざぁ。

ざぁざぁざぁ。

雨が降りしきる中、その音に交じり切ない鳴き声がか細く響く。
情に訴える様なその声は果たして誰かに届いたのか、否か――――

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からテネブレさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にカルニーツォさんが現れました。