2017/05/13 のログ
ご案内:「王都平民地区 路地」にアダンさんが現れました。
アダン > 平民地区に数多くある路地の一つ。
いくつもの商店や宿が立ち並ぶその路地を数人の男たちが歩いていた。
小太りの男に付き従うようにして、衛兵らしい男たちが商店の中等を軽く眺めては改めていた。
この小太りの男はアダン・フェリサ。名門の出でありながら、この国の腐敗貴族の典型のような男である。
アダンは街の警備隊、半ば私兵のような集団を抱えており、今彼の後ろに付き従う者たちがその警備隊であった。

「ふむ、特に問題はないようだな」

アダンは彼らを引き連れて、治安維持などという名目で、商店の中に入り込んでは調査を行っていた。
もちろん、真面目に仕事をこなしているわけではない。ただ、今日の獲物を探しているだけである。この国ではこういった光景は珍しくない。
見目の良い女や少女などがいれば、適当に理由をつけてそれを陵辱する。それがアダンの目的だった。
アダンがそういう男であることは知る者には知られており、彼らの行為を見る者の中には、早々とその場から去るものも少なくなかった。
一行は冒険者ギルドの調査を終えると、再び路地を歩き始めた。次の調査を行う場所の品定めである。

アダン > 魔族が紛れ込んでいるという情報が持ち込まれた。
過激派のミレー族が反乱を画策している。
そんな適当にでっち上げた情報を元に、アダンたちは次々と商店をめぐり、不躾に中を改めていく。
無論、後々問題にならないような場所のみを選んでいるために、よりやり方は姑息と言えた。

「特に問題はないようだ。もし魔族などの情報があれば、すぐ我々に連絡してほしい」

調査に入った酒場で、店主にそんなことを言いながらアダンは去る。
客も店主たちも舌打ちをし、アダンたちに荒らされた店内の片付けを行っていった。

「しかし、なかなかいないものだな」

店から出て路地を歩きつつ、アダンはそうつぶやいた。
要するに、趣味に合う娘がなかなか見つからぬということであった。
事実、街に魔族などが潜んでいるという情報はあるのだが、アダンはそれに真面目に対処するつもりなどなかった。
自分の既得権益が損なわれず、立場が揺るがないのであれば多少この国が魔族に侵されようが気にしたことではない。

アダン > そして、アダンたちが最後に訪れたのがとある宿屋であった。
そこの娘はミレー族であるものの、簡単な魔術でその身体的特徴を隠していた。
そんな彼女の元へとアダンたちが現れる。

「あくまで念のためということでね。奴隷身分であるにも関わらず、許可もなく仕事についているものも多いのだ。
 少し確認させてもらうとしよう……やれ」

アダンが短くそう命令すると、彼についてきていた魔術師が解呪の呪文を唱える。
そうすれば、宿屋の少女にかかっていた魔術は解け、ミレー族の身体的特徴が顕になった。

「なるほど……これは問題だな。では、話を聞かせてもらおうか」

絶望の表情を浮かべる少女をよそに、アダンは下卑た笑いを浮かべ、彼女に近づいていった――

ご案内:「王都平民地区 路地」からアダンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にモーリッツさんが現れました。
モーリッツ > 富裕地区に程近い、平民地区の境に存在する一見の店。
立派とは言えない店構えのその看板には按摩、と簡素に記載されている。

扉を潜れば薄い照明に照らされた受付があり、老人が一人、置物の様に座っていた。
本日も絶賛魔道具の力が施された詐欺の様な按摩屋は営業中。

一律200ゴルド、と書かれた本日のメニューの内容は以下の通り。

Aコース:全身マッサージ ※玩具、中出しセックス付き
Bコース:アナル拡張、腸内放尿や浣腸による腸内洗浄(苦手な項目は御申しつけ下さい)
スペシャルコース:全身ザーメンマッサージ ※複数人からの搾りたてを使用する為、少々お時間がかかります
その他オプション:搾りたてザーメンドリンク、玩具追加、剃毛、拘束具…各種10ゴルド
コースの複合可。記載コース、オプション以外のご希望がありましたらご相談下さい。

普通の客であれば見た瞬間に踵を返すだろう内容の数々。
けれどもこの店に足は今、その内容を理解しつつもメニューを吟味してしまう空間となっていた。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にアリス・リチェルさんが現れました。
アリス・リチェル > いつものようにフラフラといかがわしい場所に迷い込んでしまう少女。
「あら……何かしらこのお店」
本来ならば少女が近づくはずの無い怪しい店に引き付けられるように近づき。
「わたしもそろそろレディとしてこういうお店も試すべきかしら」
まるで普通の美容エステの店か何かのように錯覚させられ。
「それに最近お通じがなくて……こんなこと恥ずかしくて家族や使用人には相談できませんし……」
少しドキドキしながら店へと足を踏み入れる。

モーリッツ > 特に何をするでもなく、じっと動かずに受付に座るおじいちゃん。
そんな折、扉に設置されているベルが揺れ、来客を告げた。

見目に幼い少女の姿を認めると、少しだけ眉を動かしたが、すぐににしゃり、と皺の目立つ顔を緩め。

「いらっしゃい。マッサージかの、お嬢ちゃん」

服装は上等。故にお使いだとか、迷子だとかのヘタなお子様扱いはせず。
受付の横に張られているメニューと同じものを差し出し、ご用件はなにかのぅ、と好々爺とした態度で話しかけた。

アリス・リチェル > 「こ、こんにちは……」
老人に少し緊張した様子で挨拶を返し
「あの、わたし初めてですのでよくわからないのですけど……マッサージと」
常識改変されていても恥ずかしいのか少しうつむきながら。
「す、少しお腹の調子が悪いので……お浣腸を」
そう声を震わせて口にする。

モーリッツ > 「なぁに、なに。初めてでも問題はないぞぃ。
 してみたいことを選んでくれたらおじいちゃんがちゃあんとしたるでな」

まるで孫娘にでも接するように目を細め、笑いながら先を促し。
その口から出てきた単語は、そういう嗜好を持つ輩には堪らぬ破壊力を持つものだろう。
うん、うん、と頑張った子を褒める様にゆっくりと頷きながら受付から歩き出し。

「承ったぞぃ。それじゃあここに名前と年齢を書いて…その間に服を脱がせるからのぅ」

名前、年齢、住所と言った簡単な記入用紙を渡し、その間に此方が服を脱がせるという明らかにおかしな応対。
けれどもそれがまかり通るのがこのお店。
相手の側に立ち、衣服に手をかけながら準備を進め。

アリス・リチェル > 「あ……はい、え?自分で脱げ……わかりましたわ」

エステだから服を脱ぐのは仕方ないけれど、なぜ脱がされるのか不思議に思うが、そういうものなのだと思い込まされ。

サラサラと疑問に思わず自分の住所と名前、そしてまだ11歳という幼い年齢を記入し。
その間に老人の手によってドレスが脱がされていく。

モーリッツ > 服を脱がし終えると相手と連れ出し、施術用の部屋へ。
幼い子に向けるにしては余りにも性的な施術を施し、その記録を保存したんだとか―――。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からモーリッツさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からアリス・リチェルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にアイリさんが現れました。
アイリ > 武具を装備した冒険者や歴戦の戦士に魔法使い
様々な人々の姿が忙しなく行きかう王都マグメール平民地区の街中。
活気で賑わうこの街だったが、なにも街に居るのは強者達ばかりとも限らない。
この街で普通に暮らす主婦層や学生、年寄りだって居るのだろう、勿論小さな子供だって居る。
少女もそんな弱者な立場な存在であるが、それは無法を働く者達から見た場合である
育てる親にさえ一定以上の財力や力があれば、ちゃんと守られ保護されて、何自由なく暮らしているのだろう

「確かこの辺だったと思ったんだけどな…あっちだったかな…」

様々な身分や体格の多くの人混みが行きかう中で、キョロキョロしながら
チョコチョコと歩き回るとツインテールの黒髪がユラユラ揺れる姿が愛らしい
何か探している様子で時折店舗を覗き込み、街中に視線を巡らせてはまた歩き出す

「ううーん…あっちかな…近道しようっと…」

少女がふと見つけたのは建物と建物の間に設けられた薄暗がりの裏路地
なんの疑いも警戒心も無く、小さな影が裏路地に入って行った

アイリ > 路地裏に入れば意外と中は複雑に入り組みまるで迷路の様相だった
近道しようと入り込んだものの、すぐ迷子になる。
引き返そうかと振り返るが、もう今来た道も分からない様子で、幾分奥に見える三差路をじっと見ていたが

「歩いてればそのうち…何処か大通りに出るよね…」

呟くとまた裏通りの中を歩き始めた
王都マグメール平民地区の街中は活気に満ち溢れる大都市ではあるが
一歩裏通りに入り込めばそこは危険地帯
年端もいかぬ小さな子供にもそれは教育されていた筈だったが、今まで危ない目に合う機会のなかったアイリは、あまり深く気にしていなかったようだ。
暫く歩いていたがやがて歩き疲れたのか立ち止まり、壁際に放置されていた木箱を見つけて、そこにチョコンとお尻を乗せて座り込む。
手にした小さな箱を小脇に置くと、伸ばした足をブラブラさせて、一休み。
大した用事があるわけではないのかそんなに急ぐ様子もないが、たまに足をモジモジさせて独りごちる

「もうお買い物は良いや…道分かんないし、お手洗いも見つからないし、ちょっと休んで早く帰ろう…」

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にグスタフさんが現れました。
グスタフ > 人通りの少ない裏路地にて、仕事ではなく趣味で見回っていた男は立ち止まった。
そこにあまり似つかわしくない影を見つけたからだ。
思案して警戒心を抱かれぬよう近付く。

「こんばんは、なにしてるのかな?」

優しく問いかける。詰問してるようには聞こえぬよう注意して。
まずは歩を詰めた。近付いて観察する。幼女というほどではないが若い。
幼さを残す少女だ。良い匂いがして、不覚にも股間が反応してしまった。
まずは身分を明かしておこう。嘘はつく必要はないだろう。

「私はグスタフといって騎士をしている、仕事で見回っていたんだけど…」

アイリ > きちんとした身なりの髪型もちゃんと整えた、どことなく育ちは良さそうな少女が、薄暗がりの路地裏に放置された木箱に腰掛けて
お尻の後ろに手を置き、スカートの中から伸びる健康的な細身な足を、手持ちぶたさにブラブラさせ
建物と建物の屋根の隙間から覗き見える空を眺めていれば、不意に近づいて来る足音と、掛けられた声に気が付いてそちらを見る。

「こんばんは…なにもしてないよ?」

相手を見れば無法を働くような粗雑な人間にも見えなかったのは子供ながらに理解出来た様子
近くに来られても逃げ出さず、相手の顔を見上げる。身体も小さいが顔も幼く子供の顔だ。
身に着けた衣服からか、艶やかな黒く長い髪からか、少女自身からか、甘くいい匂いが香る距離まで近くに来られ
怯えるでも喜ぶでもなくあまり表情豊かなほうでも口が上手なわけでもないのか
じーっと顔を見上げながら呟いた

「おじさんは騎士さんなんだ、ふうん、アイリだよ…迷子になっちゃって困ってたんだ、早くお家に帰りたいな…」

グスタフ > 「ふむ、困っている子供は見捨てておけないな」

腕組みして、悩んだ振りをしつつ目くばせすると続けた。
だいぶ芝居がかっていたが、子供には大仰な方が伝わるだろう。

「では私が送っていってあげよう、名前を聞いてもいいかい?」

目線を合わせるように目の前にしゃがんで話しかける。
今日はまだ酒を煽っていなかった幸運に感謝する。
手を差し出す。

「住所わかるかな。わからないなら、おうちの方向とか……。
 どっちもわからなくてもここよりは良い場所に連れて行ってあげよう」

アイリ > 迷子になって困っていても、すぐさま知らないおじさんに助けを求めなかっつたのは、少女を育てた親の躾か。
お願い事には対価が居るが子供に払えるお金はたかが知れている。
何より騎士とは何なのかこの街で知らないものは居ない、騎士とは王に使える者たちなのだ、小さな子供でも知っている。

「え…いいの?おじさんは、王様の為にしか働かない人かとおもったけど、あと…お金少ししかないよ?名前はアイリ…アイリ・イチノセ」

大人が子供相手にそうするように、しゃがんだ騎士を名乗る成人男性と目線があった
差し出された大きな手には素直に小さな手を出し乗せたのは、もう歩き疲れてしまったせいか。質問されれば来た方向を指さす少女

「はわ…住所…王都マグメール中級層住宅街の…あとわかんない、あっちから来たよ?」

グスタフ > 「よく知ってるじゃないか。ちょっと違うが、まあ、概ねその通りだよ。
 じゃあ王様は誰のために働いてるんだろうね?」

子供と思って侮ると痛い目を見るのは知っている。
彼女の返事を待ってから丁寧に応える。

「王様は自分の国の人のために働いているんだ。
 君がこの国の人なら助けないわけにはいかないだろう?」

彼女の様子を観察するに、大分お疲れのようだ。
これはいいと内心で笑いながら、提案する。

「ああ、向こうか……ふむ、こっから歩くのは大変だな。おんぶ、しようか」

アイリ > 「だから自警団とか用心棒がお仕事回って来るんだって、友達が言ってた…。王様は、ううーん…誰の為だろう」

聞きかじった知識くらいしか持ち合わせてない小さな女の子、少し難しい質問をされると、どう答えたらいいかちょっと考え込む様子。

「ああ…うん、そんな話はアイリも聞いたような気がする。じゃあアイリこの国の子供だから、おじさん助けてくれるの?」

もう歩き回ってさ迷いたくなかったのか、提案された言葉に従い素直に従い、ようやく助けを求める様子で。
白いブーツを履いた足で木箱からトンッと路上に降り立つと、スカートと共にツインテールの黒髪が揺れる。
おんぶをしようかと言われたが、どうしようかなと暫く考えてから、歩くの大変だと言われてそれも甘えることにして、小さくこくんと頷く

「うん…」

グスタフ > 「よいしょっと……じゃあ行こうか」

彼女を背負って騎士はその場を離れた。
彼女の指さした方向に足を向けたが、その後は迷路のような街に消えていく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からグスタフさんが去りました。
アイリ > 「んしょ、と…騎士様は大きいね…」

子供らしい素直さで遠慮なく背中におぶさる小さな女の子の身体は軽かった。
細い腕で首を抱くようにして身体を預け、裏路地を連れられて行ったという。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からアイリさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシズクさんが現れました。
シズク > 昼下がりの平民地区。
王立学院から続く大通りは、時間帯もあってか人通りも多く賑やかであった。
そんな中を鼻歌混じりに軽い足取りで歩んでくる少女は、時折冷やかし半分に、大通りに面している店を覗きつつも、
目的の場所に向かうべく、歩みは止まることがない。

そして、足を止めたのは、冒険者ギルド。
古めかしい看板は伝統の証、とでも言うようなその建物は、中の喧騒が外まで聞こえてくるほど賑わっている。
その扉を開けて、中へと入ると、ギルドの看板娘が鎮座するカウンターへと足を運ぶ。

「こんにちはー。何か依頼はないですかー?できれば、あんまり遠くないところ」

愛想よく笑顔で声をかけながら、首を傾けて問いかける。
カウンターの向こうの女性が、さすが看板娘といったにこやかな笑顔で、依頼書の束をぺらぺらとめくり始めるのを、暫し待ち。

シズク > 暫しおススメの依頼が出てくるのを待ってはみたものの…。

「ええー…ないんですか、近場。うーん…複数人のパーティーは無理かなぁ、何しろ私、職業は学生なもんで」

複数人のPTでなら、近場での依頼があるらしい。
とはいえ、本業が学生の身なのだから、学院の友達を誘って依頼をこなすわけにも行かず、
苦く笑いながらも、がっくりと肩を落としてしまう。

「このところ実入りだったから、ちょっとお小遣い稼ぎにー…と思ったのになぁ」

日銭稼ぎにギルド通い、というのも学生の本分からすれば大いにズレてはいるものの、そこはスルー。
そして、大きめの独り言を気遣ってくれたのか、受付の女性はまたぺらぺらと依頼書を探してくれるからありがたいわけで。

シズク > 期待を込めてカウンターから身を乗り出すようにして待っていれば、依頼書の束の下の方に埋もれていた1枚が。
どうやら近くの村からの依頼らしい。
さほど急ぎの用件ではないようだし、当然稼ぎになる報酬が期待できるわけでもなかったが、
とりあえずお小遣いを稼ぐにはもってこい。

「ハイ、それで!大丈夫です、ええと、ナントカ村?そこに行けばわかりますし!」

依頼書を受け取って快諾しては、報酬額の数パーセントの保証金をナケナシの手持ちの中から捻出して。
いってきますねー、と暢気な挨拶を残し、近くの村へと向かうべくギルドを後にして。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシズクさんが去りました。