2017/04/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」にティネさんが現れました。
ティネ > ぼちぼちの人で賑わう酒場。
客が去り片付けられていないテーブルの上、虫羽根を持つ
人形のような小ささの少女が腰掛けている。
皿に残っていたソースを舐めて、裸足をぶらぶらと。

妖精が不思議な存在だからか、人の気配がある程度濃いと
ティネの姿は見えづらくなってしまう。
もちろん、ある程度の直感があれば視界に捉えることはできるのだけど。

「ここは鈍感な人ばっかりだなぁ。つまんない」

今のところ、話し相手になってくれそうな人はいなさそうだ。
ティネはいつでも退屈していた。

ティネ > 「誰も見えてないんだったらさ~、
 こういうことしたって気にしないってこと?」

ふと思いついて、テーブルの上にすっくと立ち上がる。
自身の纏う貫頭衣をずらし、胸元をはだけ、腿を見せつける。
スカートの下は何も穿いていないから、さすがにそこまでめくるほどの思い切りはない。

「……やっぱり反応がないな。
 誰も見えてないんだ」

いくら存在感がないからといって、自分のやっていることは痴女そのもので
そのポーズを続けていると後から来る恥ずかしさでかぁと赤くなってしまう。
でも、すぐやめるのもしゃくだ。

ティネ > 意地になって続けていると、ようやく誰か来た――
と思ったらからの器を片付けに来た従業員だった。

「……あほくさ」

もっとほかにすることはないのですか。
あっさりと我に返ると、テーブルを飛び立って
酒場の外へと消えてしまった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からティネさんが去りました。