2017/04/06 のログ
リン > 「お、あっちの屋台からもいい匂いがするな……」

すっかり食べ歩きになりながら行脚は続いた。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からリンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にエズラさんが現れました。
エズラ > 「ふー……――」

平民地区にある大衆酒場のカウンターで、男が麦酒のなみなみと注がれたジョッキを傾け、その中身を半分ほど胃袋に流し込んでから、気分良さそうに一息――仕事終わりの一杯、ということらしい。本日は国境を越えて入国するキャラバンの護衛に雇われていたが、別段滞りなく事は済んだというわけである。

「しっかし――あんまりのどかな毎日じゃ、錆びついちまうぜ、まったくよ――」

本業はあくまでも傭兵――戦闘の勘が鈍ってしまうのは避けたいところである。いい働き口があれば、タナールの砦にでも出向いて一稼ぎするのもいいか――そんな、少し物騒なことを考えながら、運ばれてきた魚の揚げ物をムシャムシャと頬張る――