2017/04/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にティエンファさんが現れました。
■ティエンファ > 午前の太陽が昇り切らぬころ、のんびりと待ちを歩く少年。
異国の長衣に棒を肩に乗せて向かう場所は、依頼書に示された場所。
「模様替えと掃除、ねえ…模様替えはともかく、掃除ってのはこう、色々ずぼらな所が見えるな
世話好きな割に、意外と掃除できない系女子…?」
そんな事を呟きつつ、足を止めたのは一軒家であった。 見上げ、首を傾げてから、扉をノックする。
少し待ってからもう一度ノック。
「ノーアーちゃんっ あーそーぼーっ」
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にノアさんが現れました。
■ティエンファ > 「…」
暫くの沈黙。 大声に驚いて足を止めていた通行人が、ひそひそと。
ノックした格好のままじんわり赤くなってしまう少年。
そんな少年を後ろで子供が指さして、それを親が押しとどめる様子。
声が聞こえた。
『あのおにーちゃんこどもみたーい』
『しっ、見ちゃいけません!』
…つらい。 普通にノックした。
■ノア > ガタガタと部屋から聞こえる物音、 反応が遅れたのはそのせいか。
「 あ、 開いてるから入ってー 」
ノックに対し返ってきたのは、 何処か苦しそうな女の声。貴方が扉を開けたなら、 家の中は衣服や靴、 組み立てたばかりの家具などがごちゃごちゃと散乱。まるで強盗に入られたかのような光景と
「 来てくれたんだ、 ありがと..... で、 早速なんだけど.. ちょっ、 と.. 手ぇ貸してっ... 」
膝をふるふると震わせながら、 木製のラックを持ち上げるだけ持ち上げて身動きが取れなくなった女の姿。
■ティエンファ > 「んぁ? なんだ、開いてんのか…って、うん? なんか声変じゃー…
…って、おいおい、何だこりゃ!? 夜逃げか!? 道理で報酬が高いと思った!」
高そうな靴の入った箱を跨いで部屋に入れば、ノアの姿を見て目を丸くした。
「お、おお、ちょっと待ちな …って、ノアちゃんお前、無茶すんなよ、腰いわすぞ?」
ぷるぷるしてるノアの腕からラックをひょいっと抱えあげる。
どこに置くんだこれ、と声をかけて指示を受ければ、とりあえずそれを運んで。
置いたラックに肘を置けば、改めてぐるっと見回した。
「模様替えっていうか、引っ越してきましたって感じだな…
依頼したんだから、力仕事は残してておきゃいいのに、俺が来なかったらどうしてたんだ?」
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にノアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にノアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にノアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にノアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にノアさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にノアさんが現れました。
■ティエンファ > 「ノアちゃんなんか増えてね?」
■ティエンファ > 「30秒ごとに増えてね?」
■ノア > 「 夜逃げな訳.. ない、 でしょっ..
...............ふぅ、 っ... 」
ラックの重みから解放されると、 ふらふらと数歩下がってソファーに座り込む。
「 正確には、 引っ越ししたてなの。あんまり生活感ないから纏めて家具頼んだんだけど、 結局一人じゃどうにもなんなくて..... 今、 こんな感じ。」
テーブルの上、 グラスに注がれた水を一気飲み。ぷはぁ と小さく吐息漏らし、 口元拭いながらへらりと呑気に笑った。
「 何もしないってのも落ち着かないし、 それにほら.. 来てくれたでしょ ? 」
■ティエンファ > 「いや、ほら、あんまりにもあんまりだから…増えすぎたノアちゃんの群れは定期的に北に渡るのです的な…」
1人しか居ないノアにそんな事を言いつつも、何かを窓から追い払い。
振り返れば、疲れた様子でソファに座る依頼主の姿。 呆れたように眉を上げて笑う少年。
「まとめて頼み過ぎなんじゃね? 確かにこないだよりも色々増えてるな
…大雑把なのか細やかなのか 働き者なのは確かだけど」
落ち着かない、と言う言葉にそんな事言いつつも、来てくれた、と言われてちょっと目を細める。
「ギルドの職員さんが、依頼の割に報酬高いし、あの姉ちゃん払えるのか?とか心配してたよ
ま、ご指名とあらば即参上ってなもんで 今日1日はノアちゃんの思うがままだぜ
ノアちゃんはそこでちょいと休んで指示出してくれよ」
長衣を腰で縛って、鮮やかな入れ墨肌を晒しながら、さあどうする、と。
■ノア > 「 ん、 ごめん埃っぽかった ? 」
家具を組み立てた際に出た木屑か、 埃か、 窓から何かが追い出される様子に申し訳なさそうに眉を下げ。
計画性のない家具の注文によって、 片付ける筈が余計に散らかってしまった。我ながら酷い有り様を前に、 ここ数時間げんなりと項垂れていたけれど
「 来てくれなきゃ困るから、 あの報酬設定にしたの。それにいくら名人っていっても、 薬草採りだけじゃ生計立てられないでしょ ? 」
軽く揶揄いつつ、 頼れる背中にはつい うっとりと笑みを浮かべて。
「 じゃあお言葉に甘えて.. いっぱい働いて貰うよ♡ まずは..... この棚をそっちの壁際に、 それはこっち.. あと ── 」
現場監督の如く、 テキパキと容赦ない指示を出し。自分はといえば、 春物と冬物など.. 季節ごとに衣服を仕分け。
■ティエンファ > 「いんや、全然さ ただ、こっから埃っぽくなるから窓開けるぞ!
俺は大丈夫だけど、ノアちゃんはちゃんと口覆っとけよー」
手際よく窓を開けて回り、掃除の準備。 豪快な無頼の割に、掃除も嫌そうな顔せずに。
大きな家具を軽々と動かし、棚を組み立てたり。 意外と手際が良い。
「もう傷も随分良くなったし、もう薬草依頼ばっかじゃないよ
名人って言われても嬉しいやら嬉しくないやら! あ、でも最近毒草と薬草の見分けがついてきてー…」
そんな話をしながら、どんどん向けられる指示を、身体一杯使ってこなしていく。
そして、タンスを持ち上げようとして、中がしっかり入ってるのに気づく。
「ノアちゃん、結構でかくて重いから、引き出し抜いて運ぶぞー」
何も考えずに引き出しを開けた。
そして、硬直して、それから赤くなって慌てて閉める。
ノアは気づく、それはノアの衣装タンスで…。
■ノア > ( 簡単に持ち上げちゃうんだ.. )
普段は歳相応に少年らしい仕草を見せる貴方だけれど、 自分には持ち上げられなかった棚を軽々と運ぶ姿には "男の子だなぁ.." と、 感心したり。其れを直接口に出せば良いものを、 女の口から出てくるのはいつだって悪戯な揶揄ばかり。
「 じゃあ薬草が要る時はまた、 依頼しよっかな.. 名人に。ふふ 」
そんなお喋りをしながらでも、 手際の良い貴方のお陰で確実に部屋は片付いていく。残念なのは、 女の座るソファー周辺
「 あ、 このピアス探してたの♡ こんなとこにあったんだー 」
懐かしのピアス発見に喜んだり、 お気に入りのドレスを鏡の前で合わせてみたり.. なかなか仕分けが進まない。そんな女とは違いテキパキと動く貴方は、 効率重視し引き出しを開け..
「 .........待っ、 そこはあたし.. が ── 」
制止の声は間に合わず、 色とりどりの薄い生地やレースが詰まった引き出しが一瞬解放された。当然女にも恥ずかしさはあるけれど.. 其れ以上に赤面した貴方の反応に、 思わず ぷっ と小さく吹き出し
「 どうしたの ? 手、 止まってるよー 」
依頼主の立場をフルに活用し、 少々意地の悪い問い掛けを。
■ティエンファ > 額に汗して荷物を運ぶ少年の腕はノアの腕の倍以上の太さはあるだろうか。
感心して見ているノアに気付けば、汗を拭いながら、どうした?と首を傾げてみる。
そんな表情は、相変わらず子供っぽいけれど。
「はっはー、またご指名依頼を頂けるなら喜んで!だよ
でも名人ってのは勘弁な! 職員のおっさんに何言われるか…
…って、ノアちゃん仕分け進んでなくね!? あれか、大掃除で出てきたアルバムとか見ちゃうタイプか!?」
突っ込みつつも、きっちり働いていた少年。
しかし、その手が止まってしまい、タンスを一回置いて、ちょっとあとずさり。
「い、いや、ほら、その、中身と言うか、もう、な、なんかごめん…
…い、いや、何でもない、何でもないぞ!!」
ソファの上から意地悪な質問をするノアから真っ赤な顔を逸らして誤魔化す。
武芸者として鍛えてきた動体視力と瞬間記憶が恨めしい。 個人的には薄色のレースの下着がー…
「じゃなくって! 邪念退散! …い、よぉいしょっ」
両手で自分の顔を叩いてから、重いタンスにしっかりと両腕を回して抱けば、ぐう、っと一気に抱き上げる。
品は良いがアンティークなタンスはどっしりと重い。 ノアは体全部使って押してもびくともしなかった。
しかし、それを持ち上げた少年は、ノアの指示の場所にそれを持って行き、丁寧に下した。
「ふぃー…うん、最初からこうすりゃよかったんだな!」
まだ脳内にちらつくノアの下着とかを何とか脳の隅っこに追いやりつつ、頷くのだ。
■ノア > 額に浮かべた汗や、 逞しい上半身。女にはない異性の力強さを感じさせる姿に見とれ、 薄ら唇も開いてしまう。振り向いた貴方には「 別にー 」なんて誤魔化して、 素直に褒めてはやらないひねくれ者。
「 ? .....ん、 言われてみれば.. そうかも。」
指摘され自分の周りを見てみれば、 お気に入りのドレスや靴、 アクセサリーなどが山積みに。頬に手を添え苦笑いしつつ、 漸く真剣に取り掛かろうとするも..
( ゎ、 後退ってる.. )
少年がムキになればなる程、 堪え切れず悪戯な笑みが口元に見え隠れ。声には出さずとも、 ぴくぴくと僅かに肩も揺れていて。
「 何をそんなに赤くなって、 ティエンファだってわざとじゃないんだし..... っ、 ぷ.. 下着くらい、 店に幾らでも並んでるでしょ。それとも何、 もしかして
.........あたしが着けてるの、 想像した ? 」
少年を揶揄う意地の悪い女。確かに薬草採集の依頼に比べ報酬も高く、 森林地帯まで出向く事もなければ魔物に遭遇する危険もない、 が.. たとえ体力的に楽でも精神的に面倒な依頼を、 どうやら貴方は引き受けてしまったようだ。
「 冗談、 怒んないでっ。第一印象のティエンファと普段のティエンファに、 あんまりギャップがあるもんだから.. つい揶揄いたくなっちゃうの。
えっと.. 家具は片付いたかな。ありがと、 頼って良かった♡ 」
"邪念退散" した貴方が運んだ棚が最後のようで、 残すは衣服を収納するのみ。とりあえず休憩してもらおうと、 ソファーの真ん中から左にずれて座り直した。
■ティエンファ > 誤魔化されれば、なんだよー、とか言いながら首を傾げて笑った。
そして、片づけないと勝手に箱に詰めちまうぞ、なんて意地悪を言い返して山積みのアクセサリーを指さす。
タンスを運んだ後に、やっと追い払った煩悩を呼び戻す様な事を言われれば、また赤くなって大慌て。
「べっ、別にそんな、着けてる所なんて、そそそ、想像…
(黒とかの色っぽい下着は似合そう…) …想像してねえし!」
一瞬頭に浮かんだ、下着姿でポーズをとるノアの姿。
赤い顔を隠す様に片手を押し当て、思春期っぽい葛藤を見せつつ。
「だー、んだよー、逆に、初めて会った時の俺ってどんなのよ…
あいよ、どういたしまして、頼られてうれしいよ ふぅ」
避けてくれたノアの隣に腰を下ろせば、ぐっと伸びをする。
そこで、今まで座ってたノアの残り香を鼻に感じ、ちょっと照れくさそうに頬を掻き、ちょっとノアから身を離す。
「ごめん、一仕事の後だから汗臭いだろ、あんま近づかない方が良いぜ」
■ノア > 「 あぁ、 だめっ.. これを綺麗に宝石箱に並べるのが楽しみなのー 」
言い返された意地悪には、 ばっ と両手でアクセサリーを覆い隠し。その際指先に触れた指輪が目に留まると つい、 手に取って眺めてしまう。まだまだ当分終わりそうにない。
「 なんだ、 つまんないの.....っ、 ふふ.. 」
つまらないと言いつつ、 真っ赤な顔を覗き込む瞳は随分と楽しげで。少し揶揄いすぎかと思いながらも、 堪えきれず肩は震えたまま。働きぶりは貴方の10分の1にも満たないけれど、 ここらで休憩をと.. ソファーに深く凭れ背中を伸ばした。
「 第一印象はやっぱり 強くて男らしくて、 けど何て言うか.. 危険な雰囲気もあって。あんな風に出逢わなきゃ、 近寄りがたかったかも。なのに 普段は顔真っ赤にしたり、 ほら.. こんな風に汗気にしたり。」
近付くなと言われれば余計、 近付きたくなる天の邪鬼。ぴたりとは くっ付かないものの、 僅かに貴方が離れた分だけは悪戯に距離を縮め。
「 いいじゃない、 働いた男の汗って割と 女受けイイと思うけど。」