2017/03/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にリンさんが現れました。
リン > ふらふらとおぼつかない足取りで路地に迷い込む少年の姿。
垢抜けた都会風の装いだが、顔は酒気に赤らんでいて台無しだ。
よろめいて建物の石壁に手をつく。顔にかかる長い髪をうっとおしそうに手で払う。

「調子に乗って飲みすぎた……」

そんなに酒が強い方ではないのはわかっていたつもりだったのに
口当たりがいいことについつい油断してしまった。
臨時収入を得るといつもこうなってしまう。

リン > 「ふー……ぅ」

口を抑えて壁に背中を預ける。
吐くのはよくない。美意識的に極力避けたいところだった。
しばらく楽にして夜の冷たい空気を吸っていれば、よくなることに期待したかった。

「こんな時に優しく介抱してくれるお姉さんだかお兄さんがいればなぁ」

別に妹とか弟でもいいけど。
そんなふうに気のおける仲というのは今のところリンにはいなかった。