2017/03/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にルイトさんが現れました。
ルイト > 用心棒として勤めている酒場では、馴染みの客がいつも通り楽しそうに談笑を続けている。
しかし新顔となるとそうはいかない。酒癖の悪い男達ならば尚更だ。
隅で一人酒を飲んでいただけなのに、こっちを見ていたとか何とか絡まれてしまった。

此処では何だからと酒場の裏手、薄暗い路地裏に行ってそうも経たずに……
男は、地面で苦しそうに伸びている荒くれ共の中気怠げに立っていた。

「……酒は程々にな、おっさん」

それだけを口にして、店に戻ろうと踵を返し歩き出す。

ルイト > 「……あ、そうだ」

行きかけた、ところで立ち止まる。
伸びている男の元へ戻り、ごそごそと懐を探り始めた。
程なく取り出したのは小さな財布。其処から小銭を幾らか拝借。

「酒代、貰ってくぜ。それじゃ、お疲れさん」

ふふん、と鼻で笑いながら財布を懐へ戻し、立ち上がる。

ルイト > さっさと店に戻ってゆき、拝借した小銭を店主に手渡した。

ほんの少しだけ自分の懐に入れていたのがバレるのはもう少し後のこと――

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からルイトさんが去りました。