2017/03/09 のログ
■ティエンファ > 「良い、と思えた相手への最高の形だろ?
…でも、仕事だから、ってのはヤだな 良いと思える相手じゃないと」
チェシャの擦れた言葉にそう返し、ちょっと苦笑した。
肌を重ねると言う事へのスタンスが、チェシャの斜に構えたものとは少し違うようで。
つまり、チェシャとの会話で寝る、と言う事に肯定的であるということは…。
そこで、チェシャが指を舐めた。 それは、無邪気な子猫のじゃれつきではなく、
どこか甘えるような、くすぐったくなる甘噛みだった。 口を離されて、余韻が指先に残った。
「だから、童貞じゃねーってのに! …まったく、可愛い顔して口が悪いんだからなあ
ああ、またなチェシャ はは、そう簡単には死なねぇよ
…ひひ、勝手に死なれると嫌だって思うくらいには、気に入ってもらえたのかな?」
子猫が去った扉に小さく手を振って見せれば、冷えた串肉を頬張り、酒を飲み干す。
地図を纏めれば、足の護衛任務のために、今日は寝るのであった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」からティエンファさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にマイヤさんが現れました。
■マイヤ > 今夜は月が綺麗で夜風はふわりと何処となく暖かくて、山羊の乳を発効させて作った甘い飲み物を入れた皮袋の水筒を片手に何時もと変わらぬ場所にふらりと散歩に来てしまう。この頃お気に入りの平民地区にある噴水広場、魔法の明かりで灯された街灯が幾つも立ち並ぶ場所、まだ眠らぬ街の静かな場所……きっと治安は良くないのだろうけど、こうしてフラリと立ち寄って……。
「酒はあれやこれやで五月蝿いだろうから、コレだな!唯一無二にして最高の飲み物だよコレ!」
説明口調になるのは話し相手もいないし、周囲に誰もいないそんな夜だから聊かテンションが高くなっても致し方ないことだろう、と自らの失態を自己弁護して納得してみせる。いやはや人がいない場所であっても、あまり大声を張り上げるのは社会的に宜しくないとは思うけども、こうやって正々堂々と夜を歩けるのは孤児院暮らしではありえない事だった。まさに今自由を満喫している、と言う感じで頬が弛みっぱなしのニヤニヤと笑みが消せないのと、誰が見ても判るくらいに機嫌よくて……。
で、何時もの噴水の縁かそれとも木製のベンチか、今夜は悩む事無く木製のベンチの方へと歩み寄り、くるりとその場でベンチに背を向けると、その木製のベンチに腰を下ろすのだった。
■マイヤ > 木製のベンチに深く腰をかけてから1時間経たぬ内に、妙に慌てた様子の見知らぬ男に声をかけられる。話を聞けば王都に帰還中に家族が街道で山賊に襲撃されたらしく人手を探しているらしい。其処まで話を聞けば無視するわけにもいかず、無論自分では力不足なのは理解しているので、男性の話を改めて聞いた後に自分も一緒に山賊退治をしてくれる仲間を探しにいく。できることをできるようにするだけ、力不足であれば力を使う仕事をしなければいいだけ、後困った人は助けないと拳骨を喰らう、あれは痛い。とベンチから立ち上がれば男性に三度状況を確認した後、広場から走り出すのだった。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からマイヤさんが去りました。