2017/01/09 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にイグナスさんが現れました。
■イグナス > 寒い、冬だ。だいぶ、かなり。
外で食べる食事ってのもだいぶつらい時期であるが、このお店は別だった。
――遠い当方の郷土料理との触れ込み、いわゆる、おでん。
「は――。……あっち。
次、…あー、んー……白滝。」
そんなに大きくもないおでん屋台に、今日は客がひとりだけ。
それにしたって充分巨大な身体を狭そうに椅子に座らせて、鍋からの熱気を味わってる。
はー、って喉の奥に通した大根の味に息を吐きつつ、次のを頼んだ。
「ああ、季節柄だよなあ、やっぱ、いいなあ、これ。」
なんてついつい、しみじみとつぶやいてもしまう。