2016/12/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシチューさんが現れました。
■シチュー > うーん、そうなんだ?ちょうど出かけたところかあ……。それじゃあ、しばらくここで待たせてもらうね。
(屋敷の主から手紙を預かってきた。ここ、平民地区にある二階が宿になった酒場で、主の古い知り合いだという冒険者に手紙を手渡すという用事を命じられたのだが、店員の話によると件の冒険者はちょうど今出かけたところだったらしい。――幸いにも、すぐに戻ってくるとの事。主からは”くれぐれも手渡しで頼む。他の誰にも渡さないように”と念押しされていたため、件の冒険者が帰ってくるまで待つ事に)
よい……しょ……っと。それじゃあ、ミルクくださいな。
(背の高いスツールに踵を伸ばして腰掛け、カウンター席につく。手元に手紙は置いたまま。ただ座って待つのも居心地が悪いので、メニューの中で一番安いものを頼んだ。奴隷のメイドの身、懐の中はメイド長からこっそり預かった小銭程度しかないもので。)
■シチュー > (週末の夜だ。荒々しい、顔か胸にひとつやふたつの傷跡を持つ冒険者達も酒に飲まれる。酔いがまわりすぎたのか、すでにカラになったジョッキを赤ら顔で何度も飲み干す戦士の姿もあったりして。背後の喧騒にクスクスと微笑ましげに自らはグラスに冷たい汗をかくミルクを口につけていく)
あはは、やってるやってる。
(別のテーブルじゃ、テーブルポーカーのインチキ疑惑が持ち上がったらしい。冒険者パーティの盗賊と魔法使いが激しい言い合いを始めた。間もなく拳で頬を殴る鈍い音がして、まわりが一斉に囃し立てている。どっちが勝つか!という即席な賭け事も始まったようだ。関わりはしないけれど、野次馬の後ろからちらちらと眺めて意外にも武闘派な魔法使いの立ち回りに小さく口笛吹いて応援してみたり)
■シチュー > (そちらに気をとられていると、手元のカウンターを叩く音がする。振り返ると、主と同じぐらいの年齢の大柄な男が居た。どうやら、屋敷の主から手紙が渡される事はすでに連絡済みだったらしい。慌てて、改めて挨拶をすれば預かってきた封蝋付きの手紙を両手で差し出し。――用事が済めば飲み干したミルクのグラスの足元に代を置いた。ちらっ、と先ほどから賑やかな喧嘩を振り返る。)
ほえー……喧嘩するほど仲が良い?
(意外な展開に目を瞬かせた。さっきまで殴り合ってた盗賊と魔法使いが肩を組んで笑っている。お互い鼻血を出して服はボロボロになったままで。そんな激しい体育会系パーティの友情を垣間見た後、尻尾をふりふり屋敷へと戻っていった)
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシチューさんが去りました。