2016/11/07 のログ
リュウセン > もふもふゆらゆら。耳と尻尾はよく揺れます。
そしてよく子供に突撃をされてもふられます。九つあるから九つよくももふられるという。

「宜しく。連絡が来るまでは楽しみにしている。」
ゆらぁんと大きく尻尾が揺れた。相当楽しみにしているらしい。
彼女から包み紙にくるまれた品を受け取り、メモに記入を頼まれると、
《赫 劉仙》と連絡先をこまごまと書いていく。シェンヤン風な名だが、ルビもふっておくのは忘れない。
代わりに此方もメモを受け取る。これで完了であろう。包み紙の品はまだ手に持っている。

「では 楽しみにしている。さらばだ」

と言い残すと 包み紙の品を持った状態で 耳と尻尾を揺らしながら 扉を開けて店の外へと出て―去っていった。

エリス > 「はい、この簪に見合う良い物が出来るように頑張ります。」
嬉し気に揺れる尻尾にそう返すと、カウンターを出て彼女の去りゆく後姿を見送った。

後に渡されたメモを見返し、これでこう読むのか……と物珍しそうにそのメモを眺めていたとか。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 アクセサリー店「ボッカ・デルーポ」」からリュウセンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 アクセサリー店「ボッカ・デルーポ」」からエリスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にネネさんが現れました。
ネネ > 平民地区の住まいにしてる宿の建物の屋根の上
街灯が点在する眼下を時々人が歩いてるけど
屋根に人がいるとは思ってないようで、誰も気づかない

膝をかかえるように座って、膝の上に手をおいて、その上に顎をのせて
体を丸めるようにしながら
時々流れる風に銀髪が戯れるように揺れる
青い瞳に映す街並みは、月のあかりに少しだけ、型どるようにわかるくらい

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にロレンスさんが現れました。
ロレンス > 何気なく立ち寄った街の上空を、闇に溶け込みながら蝙蝠の姿となって飛翔していると、眼下の世界に違和感を覚える。
その場で静止し、よく眺めてみると何故か屋根の上に女性の姿があった。
夜風に当たるには寒い時期に、そんなところにいるのが不思議に思えば、ひっそりと降下していき彼女がいる屋根の近くまで迫れば、人の姿へと戻っていく。
音も立てず、気配も零さず、夜の闇から静かに這い出たように現れれば、ゆっくりと彼女の方へと歩んでいく。

「待ち合わせには不向きな場所だね」

挨拶代わりに問いかけを掛ければ、柔らかに微笑みながら彼女を見つめる。
何気なく彼女が見ていた街の様子を眺めるも、特に変わった様子というのは感じられなかった。

ネネ > 自分より上から気づかれるとは思ってなくて
体を丸くしてたのから、驚くように頭があがる

声のするほうに目線を向ければ、微笑んでる人がいて
不思議そうに見つめ返しながら

「ね、みんな帰っていくとこだから」

待ってる人は、まだ帰ってこず眼下の人の姿も夜が深ければ徐々に減ってきてて

ロレンス > 「驚かせたかな?」

こちらの声に跳ね上がり、銀髪が揺れる様子に微笑みつつ、冗談めかしたような口調で問いかける。
街の様子は、夜が更けるにつれて明かりも人も少なくなっていく。
彼女の言葉からするに、待ち合わせ……と言ったようには感じられず、軽く首を傾げる。

「夜景を見るにしても…もっと良さそうなところがありそうだけど」

どうみても、この夜景に何か意味があるとは思えず、意味深に考えるも、答えは浮かばない。
考え込む様子を見せたものの、浮かばない答えに苦笑いに変わると改めて彼女へ問いかける。

「こんなところで何をしてるのかな? 上から見たら気になってね…」

上といっても、高い建物などはなく、真っ黒な夜空に星が輝いているぐらい。
微笑みながら、彼女がここにいる理由を問いかけた。

ネネ > 「お兄さんは、お星様なの?」

上から見てたという言葉、自分より上にあるのは月と星だったから
相手も自分と同じように星が人の形をとったのかと思って

「1人で部屋で待ってると
 寂しくなるから…でも外いくのも怖いから」

膝の上で腕を乗せて、つま先を浮かせて軽く体を揺らしながら
体を揺らすと銀髪も緩やかに月夜を宿した光のように揺れて

「ここならお月様も見れるし、街の人の姿も見れるから、寂しくないの」

ロレンス > 「星ではないね、でも…夜の闇から生まれた種族だよ」

夜の闇に生き、美のある者の血を糧に生きる。
そんな事をいきなり明かすには難しく、謎掛けのような誤魔化した言葉で答える。
彼女の言葉は何処と無くたどたどしく、見た目よりも幼い存在に感じた。
幼子がお留守番をしているような、そんな様子を見ている気がする。
彼女と視線を合わせようと、近くにゆっくりと腰を下ろすと続ける言葉に小さく頷いた。

「成程ね…想い人でも待っているのかな? それと…この街で怖くない場所は、本当に限られているよ。こうして座っている屋根の上だって、私が普通に来れてしまう場所だからね」

ネネ > 「夜の人なのね」

はっきりとはわからないけど、相手の言う言葉でなんとなく
自分に似たようなものかなと思い込む

「…ぅん」

視線をまた街へと戻すけど、人の歩く姿はもうなくて

「屋根の上にきた人、はじめて…おにーさんは、どこかの帰りなの?」

静かで暗くて冷たくて…相手の声と自分の声が周囲の空気を震わせながら
白い息を吐いて

ロレンス > 「そうだよ」

警告を促すような言葉もあまり効果はないようすに困ったように笑うと彼女を見つめる。

「それも……夜の神様に生み出された、綺麗な女性の血のみで生きられる吸血鬼だよ。今夜は帰り道ではなくて散歩の途中かな、血を分けてくれる女性を探して飛び回っていたんだ」

その証拠にと掌を広げると、そこから手品のように赤黒い魔力で作られた蝙蝠達が次々と生まれる。
それは空へとあっという間に舞い上がると、白い息を履く彼女の傍へとゆっくりと近づいていく。

「人を待つのもいいけど、こんなところだと風邪をひくよ?」

パチンと指を鳴らすと、蝙蝠達は花火のようにポンっと爆ぜていき、赤い鱗粉を散らして消えていく。
舞い散った魔力の粉が熱を帯びると、周囲の空気を温め、熱を留める。

「自己紹介がまだだったね、私はロレンス。最初の吸血鬼の一人だよ。君は?」

血を啜る相手と明かしたが、この幼い少女はどんな反応を示すだろうか。
少し試すような言葉を並べつつ、楽しげに微笑みながら彼女の名を問う。

ネネ > 「女の人だけの血なの?…お腹すいてるの?」

食べ物が限られてる様子に、困ったような顔を浮かべる
周囲の小さな爆発に驚いて周りをみてるけど
白い息が消えてくのは、暖かい空気に包まれてるのに気づいて

コチラに近づくことで、立ち上がり…片腕を出し袖を捲り出して

「お腹壊すかもしれないけど、空いてるなら、いいよ」

綺麗な女の人のくくりには、自分は当てはまらないと思ってるから
自分の血はマズイものかもしれない、でも限られた食べ物でしか生きられないのなら
少しでも足しになるのかと

「私は、風のネネ」

怯えるでもない、怖がるでもなく…空腹を訴えてるように聞こえたから

ロレンス > 「そう……他の吸血鬼と違い、私が綺麗だと思えた女性の血だけが…血の飢えを満たしてくれる。お腹が空く……人に例えるならそんな感じだろうね」

空腹で死んでしまうというよりは、飢えるほどに理性を失い、最後は獣となっていき、それでも満ちねば力を失って死に絶える。
ある意味人よりも迷惑な性分なのを知っているのもあり、困ったように眉をひそめて笑う。
少し驚かせてしまったようだが、温めるための措置と分かってくれたようで一安心していると、不意に差し出された片腕に理由がわからず、問いかけるように彼女を見上げた。

「……ふふっ、それは食べ過ぎてって事になりそうだよ。ネネだね、よろしく…でも、ただでは貰えない。ネネから血を頂くのだから、私はお礼をしないといけない」

まるで水晶のような少女の血は、淡くも透き通った味で飢えを満たしてくれそうだ。
だが、彼女勝ちを差し出すなら、それに対価を払うのが男なりの礼儀。
差し出された腕に牙を突き立てることはなく、代わりにその手を取り、手の甲へ軽くキスをしようとする。

ネネ > 「今してくれたよ?ポンポンて…ほら、もう寒くないくらい」

空腹ではなさそう、行き倒れるとかも心配ないようで
ホッと安心して小さく笑って返し

先ほど空気を温めてくれたことが、対価になるなら
ソレと思ってた

何するのだろうと見てた
手を取られて甲へ触れる唇に、ちょっとだけ驚く
されたことがなかったから

ロレンス > 「……ははっ、それはネネが望んだこととは違うから、それ以外かな」

寒そうだからと自分の気紛れで彼女を温めたこと、それを対価と言われれば、楽しそうに笑う。
どうしてこんな街にやってきてしまったのやらと思うと、彼女がこの屋根の上にいるのは正解と思える。
肥えた悪どい輩ぐらいなら、これだけでも避けられるだろう。

「どうかしたかな?」

手の甲にキスをすれば、少し驚いた様子が見える。
軽く首を傾げながら問いかけると、ゆっくりとその手を開放していった。

ネネ > 「…それ以外………うーん…ない」

自分の望むことは、どれも漠然としたものばかりで、すぐに思うかばず
自分の答えに笑って返された、面白いことを言った覚えもなければ
不思議そうに小首をかしげて

「ううん、はじめてされた」

まだ人の世界には知らないことも多い
手を離されて、先ほど触れてた手の甲をジッと見つめながら戻して

ロレンス > 「それは困ったね…じゃあ、こうしようか? ネネが何かが必要になった時…改めて対価を求めて欲しい。私に出来る事なら最善を尽くすよ」

欲がないというのも困ったものだと思いつつ、彼女の心が成熟した頃に改めて願いを聞くこととする。
今答えるよりは、未来に大きな力を残したほうが、この娘にとっても良いだろうと思えたからだ。
初めてされたと聞けば、なるほどと微笑みながら、手の甲を見つめる彼女を見つめつつ立ち上がると、手を伸ばし、頬を優しく撫でようとする。

「吸血鬼に血を差し出すというのは…血だけでは足らなくなるのも、知らないのかな?」

半分本当で半分は嘘、少しばかりこの幼い少女に淡い嗜虐心を頂きながら、意地悪の言葉を紡ぎ始める。
血では足らなくなるなら何か、更にその先を語っていく。

「それこそ……一夜を求められてもおかしくないからね?」

男女の営みを思い浮かばせるようなフレーズを紡ぐも、少々反応の疎い彼女ではわからないかもしれないかとも思う。
ともあれ、今はその反応を楽しむばかりだ。