2016/10/21 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場」にリンさんが現れました。
リン > 「いらっしゃいませ~~二名さまですね~」

夕刻、そこそこ繁盛している酒場。
エプロンを装備したリンがにこやかに接客して注文を取っていた。
いろいろな事があって食うに困る程度には金がなくなってしまったところ、
こうやってまともに労働をすることになったのだ。

人手の足りないかきいれ時の食事処というのはとにかく忙しい。
注文を取って料理や酒を運んで時には調理に駆り出され……
思わず労働の楽しみに目覚めてしまいそうだった。

リン > 目を回しながら仕事をしていると、そのうち客が引いて忙しさも薄れる。
ゴミ出しがてら休憩、ということで店の裏口へと出て、壁に背を預ける。
あたりに人はいないようだ。

「ふええ」

緊張が解けると、自分でもびっくりするほど情けない声が出てびっくりした。
色々な意味で疲れている……。
人当たり良く振る舞うのは苦手ではないが、好きというほどでもない。