2016/10/19 のログ
ソル・グラディウス > 「あぁ…確かにめんどくせぇな。
 気を付けろよ?」

頭を抱え、少しドキッとする。
自分もやった手口であるため、少しばかり動揺するも表情には出さないようにする。

「その程度ならお安い御用だ。
 約束を守るのが、俺の数少ない長所だからな」

腕を組んで、頷くとこちらも少しばかり笑顔を作って返す。
約束を守るというのが彼の少ない長所でもある。
特に自分で言いだしたことは最後まで全うする性格でもある。

「あぁ、俺はつえーぞ」

ベンチに深く腰掛け、その様に返す。
自慢でも何でもなくただ淡々とそう告げた。

「まぁ、そうだな。少し歩けば宿に着く。
 それがどうかしたか?」

頬を掻き、ここら辺の地理を思い出しつつそう返す。
唐突に自分の住処を聞き出した彼女に首を傾げそう問う。

シンシア > 「気をつけてるけど、私は無防備らしい…
 そんなつもりないんだけどね」

何度か言われた、無防備と警戒してるつもりなのに
あまり自覚もなくて

「じゃあお願い、ほんと困るんだもの」

腕組みをしてる感じ
ベンチにもたれながら、夜空をみて

「そうね、ソルは強い人と思う、それなのに優しいから
 普通にモテそうだけどね」

強さ自慢をしてこない感じが好印象で
男なら 俺凄い自慢をよく呆れながらきいたのを思い出す

「ううん、ほら前に約束したからね、なんとなく聞いてみた」

ソル・グラディウス > 「…お前はとかく、他人と仲良くしようとするから、それに付け込まれるんだろ。
 お前はいいやつだ。俺が言うのもなんだが、それを損なうなよ」

帽子を深くかぶり、その様に返す。

「はいはい、お願いされました。
 了解でございますよ。シンシア様」

夜空を見る彼女にそう返して、約束を一つ。

「…優しい?俺が?バカ言え。
 依頼でバッサバッサ人斬って生き物殺して、それで金貰って生活してる奴が優しい訳ねぇだろうが
 あとモテないぞ。何でか擦り寄ってくる女は多いけど…」

強いという事は認めるも優しいという事には同意せず、納得しない様子で返す。
モテるだの云々に関してはどうやら自覚がない様だ。
人間はともかく、どうやら彼は精霊系にモテるらしい。

「あ、部屋に訪問って奴か?
 言っておくがあの言葉の真意はただ単純に『家に遊びにいく』じゃないからな?」

帽子の鍔を少しあげ、横目で彼女を見る。
もしかして彼女にはこういう隠語は通じないのかと。

シンシア > 、難しいね。ついつい手を出しちゃうし、そしたら相手も返してくれる
 自分にできることをしてるだけなんだけど
 喜んでくれるなら嬉しいし」

自分には普通のことだけど
たまに違うようで、相手の言葉は褒め言葉とも受け取れるけど
裏があったり、下心があったりするのも多いから難しい

「擦り寄ってくる女がいるってのは、モテてるのよ
 斬るのは依頼でだもの、ある意味、筋が通ってることでしょ
 むやみに力に任せて襲ったり、奪ったりする奴らとは、違うもの」

今夜は月が見えない、星が少しあるだけ
そんな夜空を眺めてたら、相手の真意の言葉に驚いて
相手を見つめて

「え?そうなの?…夜ご飯とかいつでもどうぞ、と思ったんだけど」

ソル・グラディウス > 「…確かに難しいな。別に他人助けるなとは言わない。いやむしろそれは素晴らしいことだ。
 無償で他人を助けるなんて芸当、最近ではやる奴いなくなったからな。

 …ただし、無差別に誰も彼も救おうとするな。自滅するぞ」

彼女の言葉を聞き、少し考えた後そう告げる。
最初は褒めるように柔らかい口調であったが最後の一言は暗く、重い雰囲気の籠った声色だった。
別に彼自身、彼女を心配している訳ではなくただ事実を申しているだけのつもりだ。

「そうなのか?…あんまり実感が沸かねぇな。
 …それもそうか。確かに山賊やら魔物やらと一緒にされるのはごめんだな。」

モヤモヤした気持ちを抱えながらも彼女と同じように夜空を眺める。
やはり平民地区だからだろう。あまり綺麗な夜空は臨めず、星が少しだけ瞬いていただけだった。
すると、横から彼女の視線を感じ、そちらを向く。

「そりゃそうさ。
 男性が女性に言う『今夜お邪魔してもいいですか?』は『私とSEXしてくれませんか?』って意味だぞ?
 いや、普通に遊びに行くために使うけど…要はそっちの方が多いってこと!」

人差し指をビシッと立てて、彼女にそう注意する。

シンシア > 「そうね、気をつける」

誰彼構わず…自分にそんな見分けがつくかわからないけど
そういう意味では、自分は甘い部分が多いのだろうと思う
具体的にはわからないけど、相手の声の重さが、真剣さを伝えてきたので
頷いて返事を返し

「そうそう斬って奪って攫うような奴らと
 ソルは違うものね」

人差し指を立てながら、言い切ると驚いてその人差し指を
握ろうと手を伸ばし

「え?じゃあ…ソルが言ってたのも、ソッチの意味で言ってたの?」

ソル・グラディウス > 「あぁ…すぐには難しいだろう。ゆっくりな。
 可能な限り俺も手伝う」

頷く彼女に納得した様子で胸を撫で下ろす。
誰彼構わず手助けしていた彼女。
今更、誰を救っていいのか誰を切り捨てていいのかわからない様子の彼女。
それを見極める術を少しは教えようかと考える。

「その通り、理解いただいたようで何よりだ」

満足そうに頷くと夜空に視線を向け星の観察に戻る。
すると不意に彼女の手が伸びてきて…

「…い、いえ、私は晩御飯をご一緒にという意味で発言シマシタヨ?」

立てた人差し指が握られ、動揺する。
途端に口調が変わり、目が泳ぐと声色も変わる。
即ち、『ソッチの意味』で言ったのだ。

シンシア > 「ん、ありがと」

快くも話し智すように伝えてくれる、相手のほうが
いろいろ経験しての話なのだろうか、妙に説得力があるから
すんなりと受け入れられて

「素直ね、ソルは…バレバレ、でも…ゴハンならいつでも喜んで」

人差し指を握って動揺する様子、嘘がつけないのだろう
見てて楽しくなる
小賢しいことをされるよりは気分もよく

「ソルは、いい人ね、厳しいことも言うけど、筋は通ってる。
 嘘も下手でしょ?そういうとこが素直で、女の人が寄ってくるんじゃないかな
 本当はすごく強いのに、力を自慢もしない
 私はいいなーと思う。仲良くしたいとも思うから、手に負えない仕事きたら
 手伝うよ、そこらの人よりは動けるつもりだから」

握ってた指を離して、相手の太腿のとこをポンポンと触れて
ニコニコ笑いながら

「ってゆう…私の独り言」

ソル・グラディウス > 「流石にバレるか…あぁ、今度お前の飯を食わせてくれよ」

見てて楽しそうにしている彼女にほっとした様子でそう返す。
今度は下心なしで本気で遊びに行こうという気持ちで。

「……あまり褒めるな。
 俺はただ思ったことを実行して行きたい道を突っ走ってるだけだ。
 そう偉いことでも無いだろう。
 あぁ、手に負えない仕事が来たら真っ先にお前の元に行く。
 ギブアンドテイク。お互い助け合わねぇとこの世は生きづらいからな。」

握ってた指が離され、てっきり折られるものかと思っていたようでホッとする。
次にニコニコ笑って自分の太腿にポンポンと手を置く彼女を見て疑問符を浮かべる。

「でも、その独り言…少しジーンと来た。
 新手の告白か?言っておくが、俺は彼女はいないぞ?」

彼女の言葉を聞き、少し揶揄うようにそう返す。

シンシア > 「ゴハンなら、いつでも喜んで」

にこっと笑って返す、先ほどの素直な告白のあとだから
おそらく安全だろうと

「うんうん、サポートくらいならできるつもりだから」

太腿に載せてた手を自分のほうに戻し
軽く腕組みながら

「2度目だけど、話してて感じたこと言っただけ
 女の人には困ってないでしょ、寄ってくるのに彼女いないの?
 その中の1人なるとか嫌だもんね」

わざとらしく舌をだしたあとには、笑いながら
両手を上に伸ばして、背中を伸ばし立ち上がりながら

「彼女つくればいいのに、男の人って
 その子のために頑張れたりするんじゃないの?
 ソルも一緒にかえろ」

ソル・グラディウス > 「じゃ、今度お邪魔させて貰うよ。
 言っておくが、不味い料理は勘弁な?」

相変わらず笑顔の彼女にこちらは別段表情を変えずにそう返す。
しかし、声色は何処となく明るく、警戒心が完全に解けた様子である。

「そうか。そりゃ助かる。人手はいくらあっても困らないからな。
 それが信頼した相手なら特に」

自信満々に腕組する彼女にそう返す。
親指を立て、よろしくと言った具合に。

「その…何だ。
 おかしな話だが身を重ねてもその女性とは一夜限りだったり、結局は友人止まりになっちまうんだよ。
 まぁ、俺が恋人とかに束縛されたくないってのが原因かもしれん。」

先ほどからずっと愉快そうに笑っている彼女に釣られ、こちらも顔が綻んでしまう。
勢いよく背中を伸ばし立ち上がる彼女を見て、時計を確認すればもうこんな時間かと呟く。

「そうだな…俺もそうこうしているうちにあっという間にオッサンになっちまう。
 剣で戦って冒険ばかりの毎日もいいが、身を固めることも少しづつ考えねぇとな。
 …あぁ、では、前回と同じく途中までエスコートさせて貰う。」

こちらも立ち上がり、大きく伸びをすれば歩き出す。
途中まで彼女と共に家を目指し、道が分かれればそこで別れを告げた。

シンシア > 「そーゆうとこ、正直でいいと思う、料理は任せて、そこそこ美味しいから」

ニコニコしたまま、相手も立ち上がれば共に同じ方向へと歩き出しながら

「うんうん、いい人がいたら永く大事にすることも
 自分のためになるかもしれない、弱いとこも含めて強くなれると思うから」

寄ってくる男と
寄ってくる女と…異性同士だから、少し感覚は似てるのかもしれない

男女の仲にならずとも仕事で共に組めることがあるなら
これ以上にない相手になるかもしれない、そういう話もこの先できればと
先を楽しむように 

この夜も別々の道へ別れ離れて

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からソル・グラディウスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシンシアさんが去りました。