2016/10/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシンシアさんが現れました。
シンシア > 今日の用事も済ませての帰り道の途中。
通りに面した露店が並ぶとこを眺めながら歩いてる

手頃なアクセサリーや、古着や帽子屋さんや
脚を止めたのは帽子屋さん。いろんなカタチや色のしたものが並べられてるのを
考え事をしながら眺めてて

店の主人が声をかけてくれば、愛想笑いで流す
帽子屋さんのとなりには、子供の玩具みたいなものもあったりと

少しバザーに近い雰囲気が露店の通りにはあって

シンシア > 「んー…迷う」

帽子よりも、玩具のほうに興味が向いたようで
少し気になるものを手にとって、触る…
本物とは違うけど、手触りは悪くもない

「こっちのほうがいいかな」

色違いでいくつか種類もカタチもあるなかの1組を選び
ちょっと予定外の買い物も終わり、包んでもらったのを手に通りのベンチへと腰を下ろして

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にソル・グラディウスさんが現れました。
ソル・グラディウス > 「……」

帽子を深々と被り、通りを歩く黒づくめの男が一人。
腰には小さな麻袋をぶら下げており、歩く度にその中から金属がぶつかり合うような音を響かせる。

今日もいつも通り、ギルドの依頼を済ませ集会所で報酬を貰った。
この街でも少しづつ自分の名が広まってきたのか、集会所に入れば中にいる冒険者の視線が途端に自分に向いた。
その眼差しは憧れのような熱意の籠ったもの、疎ましいと思っているような嫉妬の籠ったもの、あとはどうでもいいといった無関心なものと様々ではあった。
自分はというと、あまりそのことを快く思ってはなく、少し嫌な気分であった。

そんなこんなで報酬を受け取り帰路についているのだが、ふとベンチに座ってる女性が目に入る。
そこには以前、月を観るために貧困地区に足を踏み入れた時に邂逅した女性が居た。

「…よっ、何やってんだ?」

彼女の方へ歩いていき、隣に座りながらそう声を掛ける。

シンシア > 「ん? あー…お月見さん」

軽く脚を組んで通りの露店を離れたとこから眺めてたら
声がかかり隣に座ってくる人影

視線を向ければ…知ってる顔に笑顔になりながら、
わざと妙な名前で呼んでみる。

「寄り道してのお買い物、それも終わったとこだけどね」

軽く先ほど買った包をヒラヒラと見せながら

ソル・グラディウス > 「お月見さんじゃねぇーよボケ。ソルだよ。忘れたか?」

笑顔の彼女にそう辛口の突っ込みを入れつつ、一応名前の確認をする。
覚えているだろうが少し不安だったため自分を指さしながらそう聞く。
それと辛辣な言葉を投げかけてはいるが雰囲気や声色で怒ってないことは分かるだろう。

「…ほう、何買ったんだよ。ダガーか何かか?」

示された包みを見て、そう聞いてみる。
しかし、本当に何を買ったのだろうか。気になる。

シンシア > 「ふふ、覚えてるよ、ソル」

ワザと適当に呼んでみたら、思った通りの反応が面白くて
肩を揺らして笑ってしまう

「そんな物騒なのじゃないよ、ほら今度お祭りがあるからね
 仮装アイテム、ほら、あそこの露店にあったの」

指をさしたのは、先ほどのおもちゃ屋さん
ウサギの耳、猫耳、トナカイの角、天使の羽や、悪魔の羽に尻尾など
少し大人なのになれば、バニーやら手錠っぽいものもあり
そのなかの白い猫耳と尻尾のセットが包には入ってて

「ソルも買ってくる?」

ソル・グラディウス > 「…クソが」

ワザと間違って、こちらの反応を楽しんでそうな彼女を見てそう呟く。
言葉とは裏腹に彼の顔は綻んでおり、なお怒りは感じさせない。

「お祭り?あぁ、変装してお菓子を貰いに行くっていうアレか。
 この国でもやってるなんざ驚きだ」

ベンチに寄りかかりながら、指された先のおもちゃ屋を見る。
トナカイやらウサギやら、天使悪魔はともかく…バニーや手錠は明らかに違う目的で使いそうだ。
シチュエーションプレイという奴だろうか。自分は体験したことがないがそういうので使うのだろう。

「結構。俺はそういう風習だとかイベントに興味はねぇし、お菓子を貰う年齢でもねぇしな。」

彼女の言葉にそう切り返す。
 

シンシア > 「怒らないでー、ほら、せっかくの男前なのに」

言葉遊びの範疇、相手も本気で怒った顔じゃないから、続けられた返し

「そーそー、小さい子とかこういうの喜ぶじゃない
 ちょっと私も付けてみようかなーと思って」

包をあけて、先ほどの三角でふわふわした毛がついた
白い猫耳のカチューシャを頭につけてみて

「ね、どーぉ?」

ソル・グラディウス > 「うるせぇっつってんだろ、叩き斬るぞ」

相手が調子に乗り出して、こちらは尚も荒い口調で返す。
男前と言われ少し嬉しかったのは内緒。

「…お前、今いくつだよ?
 別にガキって歳でもねぇだろうが」

彼女の発言を聞いた感じ、何故だかこの行事に参加する気のように思える。
目をぱちくりさせて、少し唖然とした様子で彼女を見る。
そんなことを気にせず、カチューシャを取り出して自分の頭に付ける彼女。

「いや、どーぉ?って聞かれても…
 似合ってんじゃねぇのか?普通に…」

唖然としているところに唐突に感想を求められ、少し動揺しつつそう返す。

シンシア > 「もー…そんな言い方しなくても」

反射的にビクッと体が強張る、空気をかえないように笑顔で返しつつ

「22よー、でもこういうの子供たちと一緒になって遊ぶのも楽しいものよ」

近くの子たちとも交流があるからか
一緒になって楽しむ気まんまん
せっかく初めて見せたのに、と口を尖らせながら

「可愛いとか言ってくれてもいいのにねー
 ソルは?お買い物にでもきたの?」

カチューシャを外して、包にと戻しながら

ソル・グラディウス > 「…悪かったよ」

彼女の体が強張ったのを見流さず、少し無理やりな笑顔で返した彼女に謝罪する。
前回の会話から剣士であることに拘りがあるような彼女にこの単語はNGであったか。
というか、何故揶揄われた自分が謝っているのだろう。

「22って…流石に22でコスプレして『お菓子くださいニャン』はきついだろ。
 子供からしたらその年齢なんてもうおばさんだぞ。お姉さんじゃなくておばさんだぞ」

楽しむ気満々の彼女を少し揶揄おうとそんなことを言いだす。
勿論冗談のつもりでの発言だ。
他は何と言おうが、彼は子供たちと一緒になって楽しむのは良いことだという考えを持っている
それを実行しようとしている彼女には正直感心していた。

「はいはい、可愛い可愛い
 俺はギルドの依頼が終わって帰るところだ。たまたまお前が目に入ってな」

カチューシャを外した頭にぽんぽんと掌を置いて撫でる。

シンシア > 「大丈夫、私もごめんね、からかいすぎた」

ニコッと返す、相手だけが悪いんじゃない
自分も踏み込みすぎただけ

「そんなこと言わないよ、お家にきた子に
 にゃんこでお菓子を配ってあげようかなってね」

庶民との付き合いのほうが気が楽で
顔見知りも多く、近所付き合いもあるから
どのくらいの人数で、どんな子がくるかは
予想ができてたから、その子たちのことを思えば
楽しみばかり

「おつかれさまね
 それ思ってない言い方よ」

頭を撫でられて少し照れくさい
このような、ふれあいには免疫もなく

ソル・グラディウス > 「解ればよろしい」

腕を組んでニコニコ顔の彼女になぜか偉そうに返す。
うんうんと数回頷けばこの話を終わらせる。

「それならよかった。にゃんこ姿でお菓子を強請るのは同じ大人としてこちらも恥ずかしくなるからな。
 まぁ、でもお菓子を配るのも似たり寄ったりだが…語尾に『にゃん』は忘れるなよ?」

聞いた感じ、市民と仲良くしている様子の彼女に心底満足そうにする。
この街では珍しく、市民と触れ合って小さな関係を大切にしようと考えている彼女に
珍しいと考えながらも少し応援したくなってきた。
表情には微塵も出さないが困っていたら少しでも力になろうとでも考える。

「お気遣いどうも。
 ……何だ?本気で可愛いって言って欲しいか?ほれほれ」

お疲れ様と軽く労われ少し嬉しい。
その後照れくさそうにしている彼女にニヤリと笑みを浮かべ、彼女の肩と腿をスリスリ触り出す。

シンシア > 「…その語尾はなんなの、「にゃん」つけるほうが
 危ない大人じゃない」

想像してみて自分が言うとか、どんな恥ずかしさか
苦笑混じりに返すけど、お祭り自体は楽しみで

「ちょっとー
 お触りだめ、もぅ、すぐ男は触るんだから」

腿に触れてくる手、脚を組み替えて逃げながら
肩に触れられれば、前かがみに逃げるような素振りをしてみたり

それも、からかうような感じなので軽く返す
これが見知らぬ相手で、ぶしつけにしてくるようであれば
怒るものだけど

ソル・グラディウス > 「…それもそうだな」

カチューシャを付けてにゃんにゃん言っている彼女をふと想像して頭痛がし出す。
頭を抱え、素直に彼女に賛同する。
付け加えるように「すまない」と言いつつ、小さく咳ばらいをした。

「はは、ガードが固いもので…
 いきなり悪かった。謝るよ。」

両手を挙げて彼女から手を離し、そう謝罪する。
余り怒られなかったのは今回が初対面でないことと彼女の人柄だろうか。
とりあえず、余り執拗に触るのはやめておこうと考える。

「すぐ触るって…他にもこういう悪戯されたことあんのか?」

その言葉に食いついてふと気になってそう聞いてみる。

シンシア > 「んーいるいる、変なのいっぱい…
 酔っ払いとかもいたし
 失礼なのが嫌なの」

思い出せば、嫌な思い出もあり
気持ち悪く生理的に受け付けないことも…

眉を寄せて、嫌そうな顔をつくり
手を払うように動かしながら


「ソルはまあ…そこまでじゃないけどね、本当に無理なのもいる」

酔っ払いのタチの悪さ思い出しても、イライラしてきそうで
べつに彼に怒ってるつもりはないけど、頬を膨らませるように

ソル・グラディウス > 「…お前も苦労してんだなぁ。
 女性というだけで不利になる時代だ。中々大変だろう。
 俺に出来ることがあればなんでも言ってくれ。」

明らかに嫌そうな顔をして、気分を害するような体験を思い出す彼女にそういう。
他人の役に立ちたい、他人と仲良くしたい。
最近では見ない珍しい彼女の気持ちが損なわないように出来るだけのケアをしようと考え込む。
勿論、しっかりとしたケアは『依頼』という形で、だが。

「俺もそこそこ気持ち悪い部類だったのか…
 申し訳ない。お詫びとしてお前のために出来る範囲の事をしよう。何が望みだ?」

頬を膨らませ、イライラしてそうな彼女の機嫌を取るためそう発言する。
あまり気乗りはしないが自分の撒いた種なので、自分で収集を付けようとする。
それに女性には優しくしろと某精霊から言われたし。
 

シンシア > 「まあね、ほら女ってだけで舐めてるのもいるし
 頼まれごとしてお礼にってお酒誘われたりとかも」

人付き合いもあるけど、それで変なのも出会う率は多くなるし

「じゃ、もし絡まれてたら、助けてね」

相手の申し出に嬉しそうに笑うけど、頼みごとは本心
酔っ払いほど厄介なのもいないし
面倒なことに覚えてないような人もいるから
なるべく関わりたくなくて

「ソルは違うって、むしろ話してて楽しいし、ちゃんと強そうだし」

ベンチに両手をついて相手に向かい笑顔で返す
脚を軽く揺らしながら

「ソルの住んでるとこって、この近く?私は、端っこの方なんだけどね」