2016/09/26 のログ
シャニス > 「どちらかと言いますと…眠り過ぎで忘れたみたいですわ」

小さな呟きが聞こえたのかそう返して。

「あなたは男性ですもの。私の真似よりも今の方が似合っていますわ。ど、どうしてそうなりますの。今あったばかりですわよ!」

まさか想像もしていなかった返しに慌てふためき周囲を見てしまう。
そしてそんな事はないと完全に狼狽して首を振って否定をする。

「多分ですが由緒ある吸血鬼の私がス、ストーカーなんてしませんわ」

していませんと何度も訴えるように男性に告げて傍目に見れば痴話げんかの様に見えるかもしれず

ソル・グラディウス > (封印的なアレか…?)

自分の呟きが聞こえたような彼女に今度は呟きをせずそう心の中で。

「男性らしい口調、か。あぁ、そういうこと――――は?」

自分の言葉に対しそのように慌てて周囲を見る彼女に怪訝な顔をしてそう発する。
そして次の言葉を聞き、こちらも慌てて口を開く。

「あ、いや、今のは"俺がストーカーだ"っていうボケなんだが…ボケ殺しかよ」

何やら勘違いをしている彼女に説明を開始する。
『どうして正体がわかったのか』という問いに対し『俺がお前のストーカーだからだよ』という半ば犯罪じみたボケで返したつもりだったのだが何を勘違いしたのか彼女がストーカーという事になっている。
意外なボケ殺しに彼女以上に困惑している。
そして正体が吸血鬼という事に唯一の不安点が消える。いや、今はそれどころではないが。

ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にシャニスさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からソル・グラディウスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からシャニスさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/路地裏」にティネさんが現れました。
ティネ > 「さむぅ……」

掌サイズの妖精の少女がふらふらと路地裏を飛んでいた。裸で。
この大きさだとさまざまな要因の事故で洋服を失いやすい。
手足のどれかを失っていないだけマシといえるのかもしれない。

どこか屋根のある場所に忍び込んで風をしのごうと思っても
こういうときに限ってどこも閉め切られていたりするものだ。
良い感じの場所を探している間に路地にまで来てしまった。