2016/09/09 のログ
メイリン > 「―――――」

溜め息、ひとつ。

辺りがすっかり暗くなって、明らかに何か、有った、のだと思わざるを得ない。
けれど己に今、此の場で出来る事は無く―――
仕方無くショールを掻き寄せ直し、仕事場へと戻って行く事にする。

懐へ収めた書簡の受け渡しは、また別の機会に。
連絡役の男を案じ、今宵はきっと、眠れぬ夜を過ごすのだろう―――。

ご案内:「王都マグメール平民地区 とある路地」からメイリンさんが去りました。