2016/08/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にタマモさんが現れました。
■タマモ > 薄っすらと雲掛かる程よい天気だと油断した…
唐傘を差し、いつものようにくるりくるりと回している少女は…なぜか濡れていた。
確かに空気は少々湿っていたから、可能性が無い訳ではないが、面倒だと最初は唐傘を差していなかったのだ。
そこへ見事な通り雨襲来である。
ぽつぽつと来たのは気付いたが、まだまだ、これくらいならば大丈夫。
そう思った途端に、一気にざーっと激しく降られた。
いや、なんとなく嫌な予感はしていたのだ。
だけどほら、周りが平然とそんな対策もせず歩いていたら、自分一人そんな事は出来はしない。
まったく、集団の怪である…そんなものはない?気にするな。
「さて…妾は何をしに来たんじゃったかのぅ?」
店並ぶ通りを歩きながら、少女は呟く。
何かを考えてここを歩いていたはずなのだが…さっきの通り雨に焦り過ぎて、忘れた。
■タマモ > さて、もう通り雨は来ないだろうか?
あれは油断をしていると、いつ攻めてくるか分からない。
通り雨の警戒に唐傘を差したまま、並ぶ店を適当に巡っていく。
…とはいっても、目的も忘れて歩いているのだから、何を選ぶとかないまま見て回るだけだった。
こうやって警戒してると降ってこない雨、やってくれる。
いや、降られても面倒なんで困るのだが。
まぁ、何か目に付いたら入ってみるか。
そんな事を考え、歩みを進める。
■タマモ > あれがいいか、これがいいか、最初の内は色々と考えているのだが…
余り考えてい続けれる程に、面倒な事への集中力はない。
その思考は次第にある一方向へと傾いていき…
「…うむ、それを一つじゃ」
色んなパンが並ぶ店で、クリームパンを頼む姿。
すでに唐傘は差しておらず、代わりにその手にはジュースの入った小さなコップが持たれている。
…まぁ、要するに小腹が空いて、食べ物へと走った。
パンを受け取れば、ぐるりと適当に見渡し…座れそうな、程よい木箱へと足を向ける。
木箱へと腰を下ろせば、人通りをのんびりと眺めながら、パンとジュースを食べ始めた。
■タマモ > どちらかといえば小食だ、食の進みは遅い。
そう多くも無い量を、普通に食べるくらいの時間を掛けて食べ終える。
包んでいた包装やコップを手元で弄び、小箱から立ち上がる。
「さて、腹も膨れたし、もう少しだけ行くとするか」
食欲を満たせば、さて、次はどうしよう?と考える。
もう少しだけ適当に歩き、暇潰しにでも費やそう。
その暇潰しは何にするか…何か珍しい物でも眺めるか、または、楽しめそうな相手でも探してみるか。
右に左にと体を解すように捻れば、ぽいっとゴミを放って通りへと戻る。
それが叶えられるか、叶えられぬか、まぁ…それはどちらでも良い。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からタマモさんが去りました。