2016/06/07 のログ
■ティネ > なぜかまだ気づかれていないようだ。
ならばもっと別の場所で存分に楽しもうではないか。
もっとこう、いろいろデリケートな部分とかで。後先は考えない。
そう考えていた折、ふと、一本だけ隔離されたような尻尾が目に入った。
(なんだろう……)
純粋な好奇心からその一本にそろそろと近づいて、
ぺたぺたと触ってみる。
■タマモ > まぁ、落ち着こう。
そんな気持ちで、はふ、と一呼吸ついたところだった。
不意に、いつも触れないようにしていたはずの、過敏な尻尾に刺激が走る。
びくんっ、とその体が跳ね上がった。
「…っ、ひゃううぅっ!?」
まだ、そこが触られると意識していれば、気を張って抑える事が出来た。
だが今回のそれは、完全に不意打ちだ。
きっと普段は絶対に聞けないような声が、部屋の中であがる。
「な、なっ…何事、じゃっ…!?」
いきなり刺激が走る訳がない、何かが…居る。
そう思えば、ばっ、と尻尾へと視線が向けられた。
■ティネ > 「ほぉーう」
タマモがこんな声を上げるとは。
どうやら弱点を見つけてしまったらしい。
やめてあげるべきだろうか? まさか!
「なっるほどなぁ~」
楽しそうな笑み。
見つかってもなお平然と、その尻尾に身体ごと埋める。
そうして毛並みに沿って撫でながら、匂いをすんすんと嗅いだり……
やっぱり舐めてみたり。
こういうことをするとどうなっちゃうのかな?
■タマモ > 「お、お主は…っ!」
視線の先に見える、尻尾に触れる小さな影、そして聞こえる少女の声。
その言葉に、あ、拙い。と直感した。
「う、くっ…や、止めるのじゃ…ティネ…!
あ、余り、調子に…っ、乗ると…ん、っ…ふぁっ」
状況を把握するのに頭が一杯で、意識を集中し忘れた。
そこに尻尾を撫でられるわ、匂いを嗅がれるような刺激を受けるわ、舐められるわ。
その度に、ぴく、ぴく、ぴくっ、と体を小さく震わせてしまう。
自然と、はふ、と吐く吐息には甘いものが含まれる。
これ以上は調子に乗らせては非常に拙い…!
そこでやっと、忘れていた意識の集中を取り戻した。
…こうなれば、なんとか快楽に流されるのは抑えられるのだ。
受けてしまった刺激は残ったまま、消える事はないが。
■ティネ > 「あれー、どうしちゃったのかなータマモさまとあろうものが。
まさかボクに触られて気持ちよくなっちゃったのー?」
たまーに他人に対してこういう立場になると大変楽しい。
それに感じてしまっているタマモはかわいいから、見られるものならもっと見たい。
すみずみまで味わってあげたい。自分を感じてもらいたい。
しばらくの間もふもふとした尻尾に身体を埋めて楽しんでいたが、
タマモが集中して反応が薄くなったのを見て、おなかの上にぴょいと飛び移る。
「なんだかやらしい顔してるよ。
もっと気持ちよくなりたいんじゃないのぉ?」
にんまりと笑んで、上目遣いで甘ったるい声を発する。
完全に調子に乗っていた。この機会を逃して、いつ調子に乗れというのだろうか。
ティネは基本ノーフューチャーである。
■タマモ > 「うぐっ…だ、誰にでも、弱点の一つや二つはあるものなのじゃ…!
っ、えぇいっ、それを一つ知ったからといって調子に乗るでないっ!」
自分から教えて理解されるならばともかく、勝手に触れられ、ばれてしまう形で理解されるのは…かなり辛い、立場的に。
それもあってか、残る刺激と共に、どうとも勢いがいつもと比べ欠けているのを感じれるだろう。
尻尾から離れてお腹の上に少女が移動をすれば、尻尾をもそもそと隠す…うん、その姿は見ていると可愛らしいかもしれない。
それが終われば、改めて少女へと向き直る…色々とあって、まだ顔は赤い。
むむむ…と唸りながら、上目遣いにこちらを見上げる少女を睨み付ける。
はっきりと答えないのは、確かに快楽自体は受ける事も好んでいるからだ。
ただ、相手が…まぁ、うん、あれなのだ。
だから、誤魔化すように少女の頭に指を添え、わしゃわしゃと掻き乱した。
行動にいつもの強みが無いのは、きっと気のせいじゃない。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/宿屋の一室」からティネさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/宿屋の一室」からタマモさんが去りました。