2016/05/27 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からカナムさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」からファリンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 とある酒場」にタマモさんが現れました。
タマモ > 酒場といえば、数日前に…まぁ、色々とあったが気にしない。
今日はちゃんと客として居るのだから、なんの問題もないのだ。
頼んでおいたパンとスープが前に置かれているが、まだ手は出さない。
…もとい、出せない。
忌々しげに、まだ結構な湯気を立てるスープを見詰める少女。
ただ、その不機嫌さはそれだけではないようだが…

仕方ないので、パンを一つ手にとって、ぱくりと頬張る。
出来ればスープに浸して食べたいが…うん、説明は止めておこう。
もぐもぐもぐ、ごくん。まぁ、これだけでも美味しいといえば美味しい。

「………それにしても、やはり無駄に偉そうな人間というのは訳が分からぬ」

ふん、と鼻を鳴らして、ぺろりと指を舐める。
あのような立場の人間が、あのような事をするのがこの国か。
のぅ…お主が描く勇者というのは、何だったのじゃ?
背凭れに背を預け、天上を眺める少女が思い浮かべるのは、何度か出会った魔王の少女。
もっとも…自分は、あれを認めてはいない。
まぁ、自分がそう認めてないだけで、周りは…それが余計に少女を苛立たせる。

タマモ > あぁ、気に入らない、気に入らない。
しばらく天井を眺めていた気になっていた少女は、手をパンに再び伸ばし、まだ湯気の立っているスープにぺたりと浸した。
そのまま、まだ熱を持つスープを絡めたパンを口の中に…

「………っ、あっつああああああああぁっ!?」

ぶはっ、と口に含んだパンを噴出し、勢い余って椅子がぐらりと傾く。
叫び声に何だ?と視線を向けられる中、ばたーんっ、と盛大に少女は椅子ごと床に倒れた。
めきょ、といい音…もとい、痛そうな音。
しばらくの間、少女は後頭部を抑えながらごろごろしていた。

タマモ > 大丈夫か?とか、心配そうに少女にかけられる声。
いや、大丈夫だったらこんなに痛そうにしてないだろう?と、その相手に言ってやりたい。

「痛いに決まっておるじゃろうがっ!」

くわっ!と怒りの形相を露に声を荒げる少女。
うん、言った。
まだひりひりする後頭部を擦りながら、ふらりと立ち上がる。
かたん、と倒れた椅子を元に戻し、ちょこんと座りなおす。

「と、ともあれ、大丈夫じゃ…気にするでない」

さすがに無視は可哀想と思ったか、声をかけた相手にはそう伝えておいた。
少し間は開いたが、雰囲気はなんとか元に戻る。
落ち着いたのか、改めて少女はスープを眺める。
…もうちょっと待つべきだった。
まだ湯気は結構立っている、うん、もう考えに耽るのはやめよう。

タマモ > ともあれ、あの件については自分なりに調べてみよう。
湯気の立つスープをじーっと見詰めながら、そう考える。

そういえば、まだ別の問題も残っていた気がする。
まぁ、こちらに関しては自分の能力を使うだけだから問題とまではいかない気はするか。
…気は進まないが、やらないと先に進めないだろう。

実に、また更に別の問題もあった。
なんか、問題が山積みになってないか?考えたくない、でも考えないといけない、なんというジレンマ。
考える事が苦手な少女は、ぐてん、とテーブルに突っ伏した。
それに合わせ、耳も尻尾もぺたりと垂れた。

タマモ > …よし、時間はそれなりに経ったはずだ。
しばらくの間、突っ伏していた少女はやっと体を起こす。
ちらりとスープを見る、湯気は…もうほとんど見えない。
そうと分かれば、といった感じに、パンを手にスープへ浸す。
ぱくりと口の中に放り込めば、もぐもぐと食べる。
…うん、やっぱりこの方が美味しい。
満足そうな笑みを浮かべ、ひょい、ぱく、ひょい、ぱく、と食べていく。

「さて、食べ終わったら…ちと、あそこじゃな」

もごもごと頬張りながら、ふむ、と頷きながら向ける視線は王城の方角だった。
こそこそと行くのは苦手だが、堂々と行ける訳もない。
まぁ、少し本気を出せば調べ物くらいは楽だろう。
最悪、無かった事にしてしまえば良いのだから、と。

最後の一口を頬張って、ごくん、飲み込む。
普通に見ればそう大した量でもないのだが、これでも少女には腹八分目である。
では、そろそろ会計を終えて帰ろうか。

タマモ > 何度か財布を忘れていた自分だが、今日は財布があるのを確認している。
ちゃんと払えるのかい?という言葉に、むっとした表情を浮かべ、これでもか!という感じに財布を取り出した。

「ふふんっ、妾がそう何度も同じ失敗を繰り返すと思っておるのか?
甘い甘い、大甘なのじゃ………ん?」

自慢気に取り出した財布、なんか妙に軽い…いや、軽過ぎる。
不思議そうに角度を変えて見てみた。
…なんか、そこに大きな穴が空いている。

少女と店主の間が、妙な沈黙に包まれた。
確かに、同じ失敗は繰り返していない。
だが、これから少女が何をすべきかは、変わらぬものだった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 とある酒場」からタマモさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/怪しいお店」にティネさんが現れました。
ティネ > 「ひょえ~……」

ふよふよと漂いながら、きょろきょろと所在なさげに見渡している。
平民地区でも目立たない場所に居を構えている、大人のお店。
以前知り合いに連れられて入ったことはあったが、一人で訪れたのは初めてだ。多分。
あまり道具には詳しくないので、棚や机に陳列されている品物がどのような使いみちなのかは半分もわからない。
ただ、店全体から放たれる怪しげな雰囲気は、ティネを緊張させるには十分だ。

薄暗く、客はまばらで、小さな冷やかしに気づいているものは、今のところいない様子。

ティネ > 人が人に向ける欲望というのが、こういうかたちで具象化されているのを目の当たりにすると、
それが別に自分を向きうるとは限らないにしても
胸がドキドキしてしまうものである。
大抵のものは通常スケールの人間用のものであり、
当然ながらティネにマッチするようなものを見つけることは出来ない。
もっとも、まじめに探しに来たわけではないからいいのだが。

「……あっ!」

あちこち探検している間に見つけてしまった。
ティネのような小さい種族にも使える道具だ。

「うわー、うわー」

別に処女でもないのに、それを目の当たりにして恥ずかしがってしまう。
逆に大きい種族用のものもあった。なかなか取り揃えが広い。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/怪しいお店」にトモノさんが現れました。
トモノ > 「ほほぅ……。」

(腕を組みながら何やら棚を眺めて、よくできた芸術作品を眺める
玄人風情な少年は)

「こっちの世界のは中々変わったヤツも……いや、あっちの記憶はないけどさ。」

(内心はドッキドキである。興味本位で入店したのは良いが。
ちょっと緊張。それでいて、こっちに呼び出した主人とちょっとやましいことはしたけど。以前、DTな少年にはちと刺激の強い店内に。)

「このデカいのは、人間用じゃ……ないよなぁ。逆にちっさいのも。」

(と、妖精が冷やかしで居る辺りの棚に近づくけど。今の所、気づきにくい存在である妖精には気が付いていない)

ティネ > 足音から、他の客がこっちに近づいてきていることを察知する。
なんか顔を赤くして田舎者丸出しでアダルティなグッズを眺めているのを見られるのは、いかにも恥ずかしい。
棚に陳列されている、ティネの全長よりも大きい立派な男根を模した道具の陰に隠れようとして、

「あ、とっととっ」

バランスを崩す。
思いの外軽かったそれは、ドミノ倒しよろしく連鎖的に他の道具を巻き込んで倒れてしまう。
近くにいれば気づけないほうが難しい。
目を向ければ動転して道具を一生懸命起こそうとがんばっている妖精の姿が見えるだろう。

トモノ > 「……ッ!?ごめんなさい!?」

(何がごめんなさいなのか。何となくやましい気持ちがあったので、反射的に商品が倒れた物音にビクッと肩を跳ねさせてそちらを見た)

「…………。」

(そこにはアダルトグッズを必死で起こそうとしている妖精がいたのだけど。少年の目には、なんか男根を模した道具を抱きしめているように見えなくもない。それをジィッとしばらくマジマジと見て)

「疲れてんのかな僕……妖精が見えるとか定番でしょ。」

(一旦、視線を外して目頭を押さえてから、またちらっと見た。まだいる)

ティネ > 「あわっ……」

目が合ってしまう。
それと同時に、めっちゃ卑猥なことをしているように見えなくないことに気づく。
そもそも別に、倒してしまったものを律儀に直す必要なんてどこにもなかった。
でも一度始めてしまったことを投げ出すのも、なんかイヤだった。

「ちょっとお坊ちゃん、ヒトを幻覚扱いしないでよ~。
 これ倒れたのキミのせいでもあるんだし、手伝ってくんない? 直すの」

客を見上げ、不満そうに声をかける。

トモノ > 「喋った!?」

(なんか呼ばれた。どうもこの小さな少女は少年の慣れない世界での生活からのストレスによる幻覚でなくて、本当に存在するものなのだと理解する。とはいっても、このトンデモ世界。本による知識でも充分に驚いたのだから、今更羽の生えた小人の女の子ぐらいで狼狽したりはしないぜ)

「あ……あぁ……わかった。」

(そんなことを言いつつ、確かに小さな少女には何かと重そうなので手伝うことに。黙々と倒れた商品を並べ直しながら。)

「え~っと、君は……店員さん?……じゃない……よね。」

(店員さんなら、絶対とは言えないけど、直すのを手伝えとは言わない気がする。)

「売り物?」

(まさかの商品説が浮上。普通にお客さんだという発想はなんとなく出なかった)

ティネ > 「喋るわい! ……まったく、こんなに驚かれたのも久しぶりだよ。
 そうそう、それでよろしい」

商品の傍らに立って、倒れたのが直されていくのをえらそうに見守る。

「はぁ? ボクがここの商品~?
 何言ってんのこのウスラトンカチ。単なる冷やかしだよ。
 お坊ちゃんにはボクがえっちなことに使えるように見えたわけ?」

すっとんきょうな声を上げて困惑した様子の少年を嘲る。
こんな堂々とした冷やかし宣言もそうない。

トモノ > 「驚いちゃいけないのかよ」

(なんだかんだ、偉そうにされるのは慣れているので、黙々と品を片づけて)

「だってほら……これとか……コレとかと、サイズ同じじゃん?
棚に居たしそうかもしれないでしょ?」

(右手に男根の形。左手に、男根を突っ込んでマスターベーションする道具。それぞれ似たようなサイズで、両手でティネの左右にかざしたそれらは、ティネとも似たようなサイズだった)

「こっちの世界には、そういうおもちゃもあるのかなぁ?と」

ティネ > 「ずいぶんモノを知らない子だなーって。
 妖精、初めて見たの? おっくれってる~」

などとは言うが、妖精など一度も見ずに生涯を終える人間はそれなりに多い。
完全に言いがかりである。

「なっ……」

なんだかイモい感じの少年を完全にナメていたティネであったが、
道具を示されるとそれらを見比べて言葉をつまらせる。

「ふ、ふーん、キミにはボクがおちんちん入れて気持ちよくなるための
 玩具に見えたんだ……ひっどぉい……」

悪意なく玩具扱いされて、そういう気分が我知らず盛り上がってしまう。
言葉では相手をなじっているが、頬を朱に染めてもじもじとしている。

トモノ > 「うん、こっちの世界に来たの最近だしね。
アッチの世界の記憶ないんだけど。」

(軽く身の上を紹介。並べた卑猥な玩具は淡々と棚に戻してから)

「いや、まんざらでもないリアクションしてるところ悪いけど。
堂々とオチンチンとか言うのは女の子としてどうかと思うけど。
流石に入るとは思ってないよ?」

(少ししゃがんで、ティネと目線を合わせて。身も蓋も無い事を言えば)

「どっちかと言えばこっちの用途かなぁ……と。
あ、ボクはトモノ。君は?」

(指さして見せたのは、女性の中に入れる方の性玩具。
とても失礼な発言の中に自己紹介をぶち込んだ。
ぶち込んだとは言っても別に上手い事を言っているつもりはない。)

ティネ > 盛大にため息を付いて、かぶりを振る。

「どっちにしたってメチャ失礼なこと言ってると思わな~い?」

顔は赤いまま、少年を睨みつける。恥ずかしいことには変わりない。
どうもこいつはやりにくい。
なんか突飛な身の上が語られたが、あまり深くは考えなかった。

「ボクはティネだよ。
 トモノもお客として来たんでしょ。お目当てのものは見つかったの?
 それとも誰かのお使い?」

トモノ > 「失礼……失礼ね……よく言われる。気がする。」

(しれっと、やりにくいとティネが言ったとすれば。
それも良く言われる。気がする、だ)

「それじゃティネ。
僕もあれだ、同じ。冷やかしっていうか、社会見学って感じかな?」

(すでに、しゃがみこんで、店の隅っこでティネと話し込む構え。
ティネの姿を認めていない他の客が見れば1人で棚の商品と話している危ない人だろうけど。
こういう店だしそういう人もいるだろう)

「ティネが売り物なら買って帰りたかったけどね。
可愛いし。」

(相手が顔を赤くしているから、からかい半分で言ってみた)

ティネ > 「社会見学ね。ふーんなるほど。でもお坊ちゃんには刺激が強いんじゃない?」

急に年上風をふかしはじめる小妖精。
見た目の年齢から自分よりのほうが大人だと判断したのだろう。

「へー、そう、ありがと……
 まー、ボク、可愛いって言われ慣れてるしー。
 今更そんな言葉でほだされたりしないしー」

かわいい、と評されるとぷい、とそっぽを向いてしまう。
心配になるほどチョロい存在だった。

ひょいと跳び上がって、トモノの肩に乗ってしまう。

「せっかくなら一緒に見て回ったりしない?
 ほら……ひとりっきりでこんな怪しい店回るの、
 ちょっと怖いでしょ? ……トモノは」

本当は誰が怖がってるのかは明らかであった。

トモノ > 「お坊ちゃんってほど育ちが良い訳でもないんだぜ?
まぁ、確かに下半身に血液が集まりがちになるよな。」

(相手の年齢なんて、どうせこのサイズ差だし、見た目でどっちが上かなんてわかりやしない。むしろ、妖精は長寿なイメージがあるので、ティネが年上なんじゃないかくらいには思っているので)

「まぁ、可愛いよじっさい。……小さくて。」

(余計なひと言がうるさい。ティネが肩にのると立ち上がって)

「別にいいけど。実際はティネが怖いんでしょ?」

(肩に乗ったティネのコシ当りを人差し指と親指で掴むように軽く撫でてみようか。逃げようと思えば簡単なはず)

「と言っても、僕は今トイレに向かってるんだけど。
それでも一緒に行く?」

(なでなでしながら。お手洗いに向かう。)

ティネ > 「ヤダ~セクハラ~」

きゃいきゃいと笑う。
腰を撫でられればうへへと気持ちよさそうに表情をほころばせる。
そういうふうに触られるのはまんざらでもないらしく、
逃れるどころかもっともっとと催促する有様。

「べ、別に怖くないしぃ~~。全然怖くないしぃ。
 え、トイレ?
 ははーん、集まった血液をどうにかするつもりだな?」

眠たそうな口調でセクハラ返し。
撫でられることに夢中のティネは肩から降りる気配はない。
そのへんに捨てていかない限りは。