2016/05/26 のログ
■レスター > 「はいはい。食い逃げなんてしませんよ。」
なんて軽く笑って、両手を振ってみせる。
胡乱げにこっちを見る店員を軽く片手を振って追い払って。
そして、その手はその侭、テーブルの上の煙草を取って、そのまま唇に
それから――煙を吸い込んで、ゆっくり吐き出す。
店内に満ちるアルコールの香りに、強い紫煙の香りが混じって。
「どこかにうまい話でも転がってると良いんだが――
そんなに世の中うまくできてねェだろうしな。」
コキリ、と手袋越しに左手を握って開く。
関節の鳴る音を響かせながら、滑ったその手でテーブルの上をトン、と叩く。
仕事をしなくても死ぬことはないんだが、腹は減るし美味いものも食いたい。
だが――…致命的に働きたくない。トン、トン、とリズムを測るようにテーブルを叩く。
■レスター > そのまま、思案とひとりきりの酒盛りはしばらく続いていく。
しばし後、文無しになった男が肩を落としながら酒場を出て行くのだが
それはまた別のお話――。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/安酒場」からレスターさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にファリンさんが現れました。
■ファリン > 「ふふん?」
なかなか王都も面白い。
夜に溶け込むような服をまとった少女は上機嫌に歩いていく。
人通りもそれなりにあるのだが、何故か道行く人々は少女を気にかけない。
くりくりとした赤い瞳が周囲を見回す。
そろそろ夜も更けてきている。
酒場もあるけれどこの姿では概ね入れる場所はない。忍び込む程度ならば余裕だが。
で、あれば一晩遊べそうな、面白い獲物はいないだろうか?
ご案内:「王都マグメール 平民地区2」にカナムさんが現れました。
■カナム > 「やばい、鈍る…」
今まで僕が狩った皆さん
ぼくは最近仕事がなくて困っています
良ければ悪霊にでもなってそこら辺で暴れてください
僕が再度討伐してあげるので
「…ないわぁ……」
自分で考えててなんだけど糞みたいなアイデアだったなぁ…
なんでだろ、身体と一緒に頭も鈍ってきたのかな?
もう依頼とか無視して魔物でも狩ってみようかな
退屈そうに暇そうにとぼとぼ歩いていく
用事?待ち合わせ?そんなものは皆無でただひたすら歩いているだけ
依頼無し仕事無しの時間を持て余した状態は忙殺されている方がましと新たな発見と共に意味のない散歩を続ける
■ファリン > 「んー…?」
赤い瞳が道行く少年を捉えた。
まぁ何やら随分辛気臭い顔をしている。
それに興味を引かれ、とっ、と軽い足取りで少年に近づき始めた。
染み付いた血の匂いを敏感に察し、ふぅん、という表情を浮かべた。
見た目よりも歴戦といった風情だ。
辛気臭い上にため息までついているけれど、その割には所作に隙がない。
なかなかちぐはぐな様子。…面白い。
“りん”
と鈴が鳴った。気を引くようなその音。
鳴った方向は少年のすぐ後ろ。
振り返れば、いつの間にいたのか。吸い込まれそうな真っ赤な瞳が少年を見つめている。
■カナム > 退屈に殺される…久々の自分に迫る死を予感してしまう
いつもの通りに人人人、鬱陶しく思えてきたときに何か聞こえた
「鈴…?」
剣の握りに手を置いて振り返る
何でだろ…街中なのに?
街中で剣を振り回すほどイカレテもないので不思議に思いつつ振り返った先に彼女が居た
「……こんばんわー」
ドキドキと鼓動が早くなる
これが恋…?だと良いけど違う
僕が言うのもなんだがあの目は何だ?
赤い紅い血よりも深い瞳
挨拶はしてみるものの寒気がやまない、正体不明の怪物を前にしたような緊張感
今までの思い出が走馬灯してきたらアウトだねこれ
■ファリン > 「くすっ。こんばんは。」
少女は愉快そうに笑った。
なんだか警戒されている様子。…勘もよさそうだ。
けれど、剣はそれほど怖いものではない。
怯えた様子も無く、じっと少年の目を見つめている。
「…ふふ、緊張してるの?」
心地よい声が耳朶をくすぐる。
目の前にいるのに耳元で囁かれるような甘い声音。
黒いドレスからチラチラと視線を惑わせるように白い肌が覗く
■カナム > 「んー、僕人見知りあからさぁ。気分を悪くさせたなら謝るよ、ごめんね?」
ファーストコンタクトは成功
でも何だか超余裕そうに笑われてしまった、悔しい
剣を握る手に力がこもってしまうけど…あの目を見るに意味がなさそうかな
無理やり剣から手を離してぎゅっと握っておく
「…その服装ってシェンヤンで流行ってる格好だよね?
もしかしてあっちの人なの?」
やばい、耳栓がしたい
あんな優しい声で話しかけられたら警戒心が薄れちゃう
それと、何かエロい格好だなとは思うけど…この服は自己主張の激しい身体をしている人が着てたらやばかった
もちろん似合って入るけど可愛いが先に来る見た目なのとあの目から視線を外せないのが幸いしたよ
■ファリン > 「ふふ♪ いいよ、気にしてないもの。」
くすくすと笑う。
剣の握りから手を離していくが、まだ内心では警戒しているのだろうか。
…けれど、警戒し続けた方がよかったかもしれないね。と内心ではほくそ笑む。
可能ならば、一晩遊んであげよう、と考える。
「うん、そうだよ…シェンヤンから来たの。…似合う?」
すうっと腕を持ち上げ、軽く足を開いて見せた。
りん、という鈴の音が鳴り、動いてもないのにまるで舞っているかのように錯覚させる。
『見て?』という声が響くと、全身に意識を向けることができるだろう。
黒い服と、赤い瞳。白い肌のコントラストを少年の目に焼き付けようとする。
■カナム > 「良かったぁ、それ聞いて安心したよ。」
本当にそう思われてるかはともかく悪印象はできるだけ与えたくないよね
こっちは生きるか死ぬかの瀬戸際なんだから
何か悪いこと考えられてる気がしないでもないけど…
「ふーん…うん、似合ってるよ。可愛い」
一応思ったままの事を伝える
女を褒める時はできるだけ正直に…傭兵仲間に言われたしょうもない事を覚えて居たので実践
また鈴の音…あの腕輪の音?
それはともかく…うん、やっぱり可愛いし綺麗な顔や肌をしている
見慣れてくるとあの赤い目もかわい…いや、それはまだ少し怖い
「そんな格好してたら貴族とかに狙われちゃうよ?
あいつら子供大好きだし」
少し目のやり場に困って視線を動かしてそう言っておく
見てとは言われたけど女の人の身体をずっと視するってのは…ね?
■ファリン > 「ね、お兄ちゃんお名前は?」
そう言いながら一歩近づく。
こくん、と軽く首を傾げながら。
見た目にだけは、愛らしい少女のそれだ。
「ふふ、そっかぁ。嬉しいな。…ね、魅力的かな?」
りん、という音が再び鳴る。
魅力的、という言葉と共に甘く音は響き、なぜか少女の魅力に意識を向けてしまうかもしれない。
視線が動いたのを見て、『もっと見ていいよ』という声が耳朶をくすぐる。
「ふぅん…そうなんだ。…大好きって、狙われたらどんな事されちゃうの?」
少年の卑猥な妄想をかきたてるような問いかけと共にちらりと覗く白い素肌。
りぃん、と鳴る音が、理性を乱すように普通の思考の最中に紛れていく。
■カナム > 「僕の名前…カナムだよ、うん」
偽名…は多分やめといたほうが良い
かわいらしい仕草で聞いてこられたし答えないとかは論外
……呪われたりしないのを祈ろう
「魅力的…んー、まぁ見てて可愛いなって思うし魅力的ではあるよ?」
また鈴の音が響く
魅力的かと聞かれれば…正直かなり可愛い
服が色気を出すタイプだけど顔とか仕草が全部可愛い系なんだよね
たぶんロリコン貴族様が見たら飛びつくんだろうなぁ
「まぁ…うん、そういう事だよ。あんまり深く聞かないで?ね?」
この子が変態共に狙われてもし捕まれば…色々やばいこと考えてしまう
あれ、こんな事本人の目の前で妄想するなんて何考えてんだろ?
さっきから何か変だ…変な筈なんだけどなぁ…
「そう言えば君の名前は?
いつまでも君だと呼びにくいし教えてほしいな。」
■ファリン > 「カナムお兄ちゃんだね…。私? 私はファリン、だよ。」
シェンヤンの発音ではあるものの、そう呼ぶ事はできるだろう。
名前を名乗りながら、また一歩近づく。
もう目と鼻の先だ。赤い瞳がじっと見上げてくる。
「ふふ♪ 魅力的、かぁ。嬉しいな。」
りぃん、と鳴る音と共にちろりと舌が覗く。
一瞬、舌なめずりをしたように。
そろそろいいかもしれない。
「…そういう事…お兄ちゃんもしたいの?」
…と、視線がついっと少年の股間へと向く。
そこにあるものを確認するように。
『私の魅力、感じてるんでしょう?』
りぃん、りぃん、と鈴が鳴る。
鈴音と共に甘い声音が少年の思考に滑り込んでいくように。
抗えなければ、目の前の少女に興奮してしまうだろう。
■カナム > 「…さっきから気になってたけど、お兄ちゃん?」
見た感じ同じ年代、顔を見れば少し向こうの方が若いかな?
けど初対面の相手にお兄ちゃんと言われるのには…慣れない、初めての経験だし仕方ないよね
そしてなんだろう…めっちゃ顔が近い
息が!息が当たる!
「喜んでもらえてなによ……は?」
とんでもない事を言われた
痴女?と思われても仕方ないセリフを可愛い子の口から聞くのにはびっくりだよ
しかもなんか見られてる…あんまり見られたくない部分が
「…さっき会ったばっかの男を誘うなんて、凄いね?」
冷静に意識を集中しようとしても何故か意識がファリンに向いてしまう
鈴の音が響く…あぁまずい、催眠か何かか…?
けれども今更気づいても遅い
かなり深くまで既に意識に入り込まれている
その気はないと言いつつも…ムクムクと股間は膨らんでしまう
■ファリン > 「だって、剣とか持ってて強そうだから。」
くすくす。
質問に答えながらも、笑みは止まらない。
じっと傍から赤い瞳が覗き込んでくる。
今度こそ、その瞳に飲みこまれてしまうような感覚を味わえるかもしれない。
「ふふ、そんな事言いながら…ここは正直だよ?」
ゆっくりと腕を持ち上げる。
りぃん、という音と共に伸ばされた指先が、服の上から股間をなぞろうとするだろう。
触れてしまえば、指先は巧みに性感を引き出そうと蠢いていく。
「ふふ、誘うだなんて。
………もう私の事しか考えれないくせに。」
甘い囁きと共にふうっと耳元に息を吹き込む。
あっちに行こう?と近くの公園へと手を引こうか。
このまま着いていってしまえば、一晩かけてたっぷりと快楽を引き出していくのだろう…。
■カナム > 「持っとかないと危ないだけだよ。」
子供が一人で、なんて危険だしね
クリクリした赤い瞳…これを見るな、本能では分かるんだけど
もう目を離せないんだよね
「…正直にさせたのはどこの誰だろうね?」
取り繕うのももういいかな…
それに殺される予感もない、なんとなくだけど
思わず下がるか腰が引けそうになったけど、ここで負ける訳にはいかない
「うん、そうだね…今はファリンの事しか考えてないよ」
頷き手を引かれるままについていく
一つ言い訳をするなら……最近色々溜まってたんだ
たまには羽目を外したって罰は当たらないだろ