2016/04/20 のログ
ご案内:「王都マグメール 夜の繁華街」にイニフィさんが現れました。
イニフィ > ずいぶんとにぎわっていることだ。
仕事終わりの工夫や、アレは騎士団のものだろうか。
普段鎧を着ているその姿も、それを脱いでしまえばなるほど、普通の人間となんら変わりない。
むしろ、筋肉質だと思われていたその体も、ずいぶんとほっそりしているなぁ、ともおもう。

「うぅ~……。」

そんな傍らで、少し頭を押さえていた。
簡単な話だ、うっかりとこのゴールデンタイムに夕食を食べようと街に出てきたのがいけなかった。
おかげで人ごみに酔ってしまうわ、空腹がピークになるわと、散々である。
こんなことならば、宿のレストランを素直につかっておけばよかったと後悔しても、もう遅い。

イニフィ > 割りと人ごみに慣れているつもりだったのだけれども、やはり酒の臭いが絡むときついものがある。
イニフィとて、確かに少しはのむことはある。だけど、屈強な男に叶うほど飲むわけではない。
食事のときに、少し嗜むくらいである。

「……ほんと、よく飲めるわよねぇ。」

おおきな男が、ジョッキを掲げて豪快に笑う。
見た目からして冒険者だろうか。傍らには大きなアックスも見える。

イニフィ > 「うん、ここじゃゆっくりご飯食べられそうにないわね…。」

客の入りも激しいし、きっとすぐに出て行かなければならないだろう。
仕方がない、どこか別のお店でテイクアウトでもして、宿で食べることにしよう。

そのつもりで、イニフィはその場から立ち上がり、繁華街を歩いていった。

ご案内:「王都マグメール 夜の繁華街」からイニフィさんが去りました。