2016/03/31 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にタマモさんが現れました。
タマモ > こうして何度も通う大通り、そこに並ぶ露店。
常に同じ露店ばかりが並んでいるならば何度も通ったりはしない、並ぶ露店に変化があるからこうして通えている。
通りを歩きながら、まずは並んでいる商品をぱっと見る。
こう…後は、勘だ。
見た時に何と無く何かを感じた時に、足を止めてその露店へと寄る、そんな感じ。

…いや、うん、前に一度失敗をしたが、懲りはしない。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にティネさんが現れました。
タマモ > 今のところ、目を引くような商品は見付からない。
まぁ、そう変わった物を置いてある露店があるならば、人だかりが出来てるか、完全に客足が引いてる場所だろう。
とはいえ、余り長い列に入る気もないし、誰も居ないところにある物なんてのは…うん、言うまでもない。

長く長く歩いていると、やはり疲れてくる。
少しは休憩するか?と考え、ぐるっと適当な場所を探すように見渡した。

ティネ > 露店の一つ、木箱に山と積まれた安物の林檎。
その林檎の山の麓に、齧った跡のある林檎のそばで腹の膨れた一匹の妖精が仰向けにごろ寝していた。
かなりだらしない。
例によって今のところ人の眼には入っていないようだが、まるで危機意識というものが感じられない有様だ。
うっかり客に林檎と一緒に持ち去られてしまいかねない。

タマモ > 探していたのは休憩する場所だったのだが、探り当てたのは休憩している妖精だった。
…いや、休憩っていうか、寝てる。

「なんと言うか…相変わらずじゃのぅ?」

ぼそりと一人呟きながら、林檎の山へと近付いた。
この危機感の無さに、ふと思い付いた事を実行する為だ。
そこに居る店員らしき男に声をかけ、幾つか買おうと取り出した財布からゴルドを手渡す。
その林檎を詰める小袋を手渡されれば…がしっ、といきなり妖精の眠る林檎を手に取って、一緒に小袋へと即詰めた。
買ったのは一つではない、ぽい、ぽい、ぽいっ、とその上から更に何個もの林檎が放り込まれ、きゅっと口を閉じる。

少女は満足気な笑みを浮かべながら、手を振ってその露店から離れる。
ほどよく腰かけれるような大通りの端に置かれた木箱、そこへと腰をかけ、小袋の様子をじーっと見詰めてみた。

ティネ > 「んあ……」

袋に放り込まれて寝ぼけまなこに眼をこする――
間もなく次なる林檎が放り込まれていく
ひあ、とか、んぎゃ、というマヌケな声が袋の中に響いた。

「だ……出してー! 出してぇー!」

ほどなくして、半泣きの声が上がりもぞもぞと袋の内側で暴れはじめた。
林檎の生き埋めになることは避けられたようだが自力では出られない。

タマモ > 目の前に吊るした小袋、見詰めていたらもぞもぞ動き出した。
うん、こうして外から見てると、なんかキモイ。
それはさておき、中から聞こえる小さな声、どうやら今の状況にかなり焦っているらしい、半泣きの声だ。
大丈夫、きっとこの妖精ならばこの程度は序の口だ。
どうやら下の方に潰されているのではなく、閉じられた口の辺りまでは上がっている様子か。
さすがに閉まっている口は自力で開く事は出来ないようで…その妖精が蠢いてる辺りを、指でぐいぐいっと押し込むように突っついてみた。
前後から、左右から、逃げようとするだろう方向から何度も突っつく。
それは、中の妖精が大人しくなるまで続けられるだろう。

ティネ > 「ひぃー、ギャー」

柔らかい感触と妖精にあるまじきタイプの悲鳴が返ってくる。
何度か袋の上から突っついてやれば、簡単におとなしくなっていくだろう。

「の、呪ってやるぞ~、妖精を虐めたら大変なことになるんだからな~(実体験)」

代わりにぶつぶつと低く作った声が漏れだす。
どうやらまだ誰に閉じ込められたのかはわかっていないようだ。

タマモ > なんだろう、面白い。
何度か突っついたら、やっと大人しくなった。
が、大人しくなったと思ったら、今度はなにやら脅すような声が聞こえてきた。
…妾だから聞こえておるが、聞こえぬ相手だったら意味がないんじゃないのか?
そう思ったが、あえてまだ何も言わなかった。

まぁ、こうして遊ぶのも面白いが…この妖精には他の遊び方もある。
くすっと笑うと、袋の口を緩め…手を突っ込んで、狙いすましたように妖精をぎゅっと引っ掴んだ。
そのまま袋から取り出し、相手をしていたのが誰だったのかを教えるように、こちらへと向けさせる。

「して、妾を呪うとな?大変な事になるとな?…見せて貰いたいのぅ?」

にっこりと笑顔を浮かべ、妖精へと言葉を紡いだ。

ティネ > 「あっ」

袋の中から逃れる間もなく引きずりだされ、少女の顔を前にして曖昧な表情を浮かべる。

「え、えっへへ……じょ、じょーだんだよそんなの……
 たいへん失礼いたしました……」

媚びたような笑顔でタマモの様子を伺った。完全降伏である。
身体を掴まれていなかったら土下座か腹を見せる姿勢の二択であったろう。

タマモ > 取り出した相手は、前にした者が誰かを知った途端に態度がころっと変わった。
…うん、やはり面白い。
だが、もっと面白い事になるのはこれからかもしれないが。

「ほほぅ…なんじゃ、冗談じゃったのか、残念じゃ。
本気で言っていたならば、たっぷりとお仕置きをしてやるところだからのぅ?」

掴んでいる手、その指をぐにぐに動かし、小さな体を弄ってみる。
大きさから、胸元からお腹、腰辺りまで指が触れているだろう。
こう、軽く擦れるような感じで。
どんな感じに反応してくれるだろう?楽しげに、手の中の妖精を眺めていた。

ティネ > 「え、あ、そう……」

おしおき、という単語につい反応してしまう。悪い癖だ。
自らを握る指が動き始めると、それに逆らえずふにゃふにゃと身体が指の間でくねる。
ほどよい圧迫を受けて、じわりと身体が熱を孕み、甘い喘ぎ声が漏れ始めた。
もともと敏感な身体なのに、触れているのが大好きなタマモの指であるならば尚更だ。

「こ、これは……おしおきじゃ、ないの……」

顔を伏せてそう口にする。

タマモ > 分かり易くて良いものだ、いつもの事だけど、そう思う。
よりその熱を引き出すように、その甘い声をもっと出させるかのように、指は動き続ける。

「おや、妾のお仕置きはこの程度じゃったか?
ふふ…それではお仕置きがすぐ終わってしまうが、良いかのぅ?」

掴んでない方の手を寄せ、その指先を顎に触れさせ、伏せる顔を上げさせる。
しっかりこっちを向かせてその表情を見詰めつつ、そう伝えてみようか。
まぁ…指も止まらない、そして、返答次第では続けるといわんばかりの言葉、その意図はすぐ察しれるだろう。