2016/03/13 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にタマモさんが現れました。
タマモ > 「うむ、やはり慣れぬ事はやらぬべきじゃ」

平民地区にある大通りの一つ、露店の並ぶ通りではなく、他の店や地区へと繋がる大通りだ。
その中央で、右手に紙、左手に筆を持って少女が佇んでいた。
紙に書かれた歪な図形みたいなものと達筆な文字、妙にバランスの悪いそれを見詰めている。

見事にど真ん中だ、馬車やら団体さんやらが通ってこないからまだ良いものの、ちょっと邪魔っぽい。
難しい表情を浮かべたまま、小さく唸る。

タマモ > 細かな地図なんぞ見ても覚え切れん。
それならば、自分専用の使い易い地図を作ろう。
その考えがそもそも間違いだった。
手元の紙に描かれた歪な図形らしきものは、今歩いている平民地区の地図。
ただし、本物の地図と比べれば分かるが道があらぬ方向に伸びたりしている。

「おかしい…確かにここがこうで、ここが…むむむ…」

ちょいちょいと地図らしきものを指で突き、唸り続ける。
自分で描いておきながら、すでに道が分からなくなってしまっている始末だ。

考えて、考えて…くしゃり、紙を握り潰した。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアヤメさんが現れました。
アヤメ > 平民通りの大通り、その一角に少女の店はあった。
変わり種の料理を出すことで有名なその店は、少し前に出来たばかり。
それ故に、今日の少女は街頭で実演販売という形で店の宣伝をしているのだった。
大鍋にふつふつと煮えているのは、真っ赤なスープに浮かぶ白――麻婆豆腐と呼ばれるシェンヤン料理だ。
濃密な香辛料の香りを大通りに漂わせ、道行く人の食欲へと訴えてみる作戦である。

「さぁ、今日は北にある帝国の料理をご馳走しちゃうよっ!お代は、今日だけお気持ちで!お客さんの出したいだけでいいよ!」

などと微笑みながら、鍋を焦げ付かぬようにかき回す。
そうして少しの間宣伝し続けていた少女だが、ふと困っているような女性の姿を人混みの中に見つけ出す。
ふむ、と少しだけ考えてから、鍋の火を止めて近づいてゆき――。

「お姉さん、お困りかい?」

微笑みかけながら、問うてみる

タマモ > やはり、求めるべき場所は地図に頼るではなく、勘で探せ。
地図なんて物に頼ろうとしたのが間違いなのだ、そう決めた。
そんな風に考えていたところで、向けられる問い。
揺れる耳に響いてきていた音から、声の主はこちらに近付いてきていた者だ。
…自分に声をかけてきている?

「………?…ん?」

声をかけられるような要因が思い付かず…いや、この目立つ姿は除いておこう…不思議そうに首を傾げ、そちらへと顔を向ける。
目の前に映ったのは少女だ、その少女の動きを思い出し、その方向へと視線を向ける。
そこにあるのはなんらかの料理の店、改めて、少女へと視線を向ける。
…うん、格好からいって普通の料理人だ。

「あー…いや、困っておるといえば困っておるが、それほどでもないと言われれば…難しい問題じゃな?
して、妾が困っておるとして、妾に何ぞ用かのぅ?」

はっきりと言っても良かったが、あまりに理由が理由だったので妙に思われるのが嫌で、少々はぐらかした。
むしろ気になった、どうして自分に声をかけたのか、を逆に問うてみた。

アヤメ > 返って来た答えは、声をかけた理由を問うものだった。
それにはふむ、と首を傾げると、不思議そうな表情で。

「……困ってる人に声をかけるのに理由がいるかなぁ?――ほら、お節介ってやつ。いらなかったらごめんだけどさ」

どう?自分にできることある?などと言いたげに視線を向ける。
そこに何らかの考えがある訳ではなく、目に止まったから、というのが一番の理由だ。
親切は自分に返ってくる、なんていう言葉を真面目に信じているものだから、にぃ、と人懐っこく笑顔を浮かべながら。

「あ、もしお腹が空いてるならなにか作るよ?道に迷ってるならここいらだったらどうにかなるね。あるいは――」

んー、と一頻りの思案の後に。

「一応魔物退治なんかも引き受けられるかな。料理の素材になりそうな部位がお給料代わりって感じで!」

などと、自分にできることを一通り並べてみるのである

タマモ > あ、なるほど…と、ぽむっと手を叩いて納得した。
こういう人間がたまに居るのは良く理解して…人間?そこで思考が一瞬止まる。
いや、感覚的にそうでないのは分かる、多分、思っているような存在であっている。
が、それは確かここでは言わない方が良かったはずだ。
そんな事をぐるぐると頭の中で考えてはいるも…ちらりと、少女を再び見遣る。

「ふむ、そうか。確かに、妾がやろうとした事に関してお主がどうこうというのは無いが…
そうじゃな、妾の為に何か作ってくれるというならば、せっかくだから頂くとしよう。
………ほほぅ、腕っ節も強いんじゃのぅ?人は見掛けで判断は出来ぬというものか?」

あれか、料理人を兼用している冒険者、またはその逆か、そんな感じなのだろう。
面白そうにくすりと小さく笑い、ちらりと視線を少女が開いているだろう店へと向けた。

アヤメ > 納得した様子に微笑むと、魔法で隠している尻尾と耳が嬉しそうに蠢いた。
この国ではミレーであることを隠した方がいい、と言うのは父親の知人である自身の後見人の言葉だ。
その言葉に素直に従い、隠蔽の呪文で揺れる耳と振るわれる尻尾を隠しているが、それでも雰囲気まではごまかせなかった様子。
あるいは魔力などから、少女がミレー族であると理解されてしまうかもしれないが、それは少女にはあずかり知らぬことで。

「ん、あんまり強くはないけど、それなりには戦えるよ。
料理のための素材集めっていうのも大事な仕事だからね?」

得物は包丁。父親から料理人としての戦い方をも教えられている。
刃物の扱いも、魔物の弱点も、骨格も、修正も――叩きこまれているのだ。
体こそ常人と変わらないものの、並の魔物ならばどうにか狩ることが出来るはず。
一般的な中級冒険者と同じ程度の実力位は備えているのである。

「それじゃ、どんなの食べたい?
シェンヤン料理もティルヒア料理も、マグメール料理もなんでもござれ。
材料も開店に合わせてたっぷり用意してあるから、知ってるものなら何でもって感じ。
お代は、今後ご贔屓にしてくれるなら、後は味に対するお気持ちってことでどう?」

露天は非常に小さく、即席のカウンターに席が3つほど。
料理している所は覗ける仕様で、素材は空間歪曲魔法で保管済みだ。
ピカピカの調理器具に、くつくつと煮える鍋、そして加熱用の炎熱石。
それらの前に立つと、まずは席を勧めてから、首を傾げて答えを待つ。
彼女の好みはなんだろう?何が良いか、と考えながら。

タマモ > うん、存在として分かるだけで、さすがに嬉しそうに揺れ動く耳や尻尾は見えてはいない。
魔力で隠しているならば、それを消し去り見る事も出来るが…魔力によって隠されている事も理解出来てはいなかった。
まぁ、こちらが知る手段は鋭い勘を頼りに耳か尻尾を引っ掴む程度だろう。
…いや、さすがにやりはしないが。

「ふむ…そうなのか?
色々と大変そうなんじゃのぅ?」

以前、ふと魔物を食べようと思った事があったが、色んな意味合いでそれは試せなかった。
それを、この少女は出来るのだという、さすがは料理人である。
まぁ…知ってても、自分でやろうとはちょっと思わない。

「………?シェンヤン、料理?…そういった場所とかあるのか?
そうじゃな…よく分からんが、そのシェンヤン料理とやらが興味惹かれる、それで頼んでみるかのぅ。
そうそう、妾は辛いとの酸っぱいのは苦手じゃ、それ以外でな?
こういったものにどれほど金を出すのかいまいち分からんのじゃが…考えておこう」

と、何が良いか問われたところで、聞き覚えの無い名前が入ってきた。
再び首を傾げるも、ティルヒアとマグメールは分かる。
少しの冒険心が新しい物へ挑戦しろと語りかけたので、そうした。

店内に入れば小さいのはすぐに分かった。
なるほど、とはいえ小さいながらも一人で出しているのは大したものである気はする。
見回してみて、他の客は来る様子はあるだろうかを確かめる。
そして、答えた内容によって少女は調理を始めるだろう、その様子も。

アヤメ > 掴まれてしまえば、きっとびっくりして魔法が解けてしまう。
だから、そうしないでくれる彼女の配慮が有りがたい。
大変そうだ、と言われるとそれには素直に頷いて。

「ん、お父さんはどうってことない感じだったけど、実際やってみるとけっこう大変でさ。
美味しい料理を作って、お店を綺麗にして、内装も考えて、ってなると中々ね?」

なお、魔物料理はいわゆる珍味の類である。
猪型魔物の煮込みなどは割りとメジャーだが、魔界茸のスライム寄せ、などになってくると完全に嗜好品の類だ。
少なくとも勇気ある者しか食べない――少女は美味しい美味しい、と偏見なく食べるのだが。
注文がシェンヤン料理に決まると、次いだ辛いと酸っぱいがダメ、という言葉に少し難しそうに眉根を寄せる。
シェンヤンは北にあるため、寒さに打ち勝つ辛い料理が多いのだ。
うーむ、と少しの間思案して、料理の献立をまとめる。
辛くなくて、酸っぱくなくて、美味しいもの――ならば、あっさりした塩味を中心に作ってみよう。
イメージをしっかりと固めると、うん、と一つ頷いて。

「ん、それじゃ、シェンヤン風オムレツを作ってみようか。蟹や海老は平気だよね?」

問いかけながら早速卵を数個割って、かき回し始める。
ちゃかちゃかと箸を回す間に、大きな鉄鍋に油を注いで、炎熱石の上にのせる。
火力は強火。ちりちりと熱が陽炎を生み出す。
熱さに汗をにじませながら、しっかり温まった鍋の中を見つめる。
その間に具材も用意。タケノコ、カニ、エビ、緑豆――マグメールでは少々珍しいそれらの下ごしらえをしながら、準備を整えていく

タマモ > …とはいえ、その大人しさがどこまで続くのか。それが疑問だ。
少女の言葉に、ふむ、と頷く。

「慣れておる者と、慣れておらぬ者との違いじゃろう。
あー…いや、何だか本当に色々とありそうじゃが、頑張れ?」

料理自体は普通に作った事はあるのだが、美味しい料理、となると別だ。
しかも、聞いた感じ色んな場所で料理を作っているみたいか?
そうなると、その種類も相まってなかなかに…難しいものだろう。
自分の注文に少しの間思案していたようだが、どうやら決まったらしく動き出したようだ。

「先ほどの物でなければなんでもいけるぞ?
これを見て色々と勘繰る者もおるようじゃがな。
…では、任せるのじゃ」

ふふんっ、と胸を張って答えながら、ちょいちょいと指で自分の耳と尻尾を示す。
辛いと酸っぱいが駄目とか子供と思われるじゃないか、なんて考えはどこにもないらしい。
そして、勘繰るとお稲荷が好きなんだと答えが出てくるが、やはりお稲荷は好きだった。
勘繰られても正解な気がする。

さて、そんなこんなで少女が調理を開始する。
それを確認すれば、そんな調理の様子を眺めるようにしつつ、辺りに小さな結界を張る。
簡単な人払いに近いもの、これでこの小さな店には自分と少女の二人となるだろう。
そして…その中に、じわりと力を流し始めた。
広がっていく力は匂い等を感じさせぬもので、ゆっくりとその体の感度を上げていく。
結界から溢れ出る事はなく、中に溜まり続ける形だ。

アヤメ > 「ん、頑張るよー。君みたいな常連さんがついてくれるなら余計にねっ!
――あ、うん、自己紹介忘れてたね。ボクはアヤメっていうんだ。君は?」

ボーイッシュな容姿の少女は、その容姿通りの一人称で名を告げる。
それでも肢体は確かに女性のもので、ふわりと香る匂いは少女特有の甘さを孕んでいる。
そんな匂いも陰るような、香ばしさを鍋から漂わせつつ、油の中に卵を注ぐ。
じゅわぁ、と焼けるような揚がるような音――その中に蟹や海老などの具材を放り込み、お玉でさっさとかき回す。
歩いていど具材がまんべんなく行き渡ったなら、今度は丸く、形作ってそのまま火を通していく。
半熟を少し超えたふわふわ加減で鍋から上げると、熱々のそれが馴染むように皿の上に乗せて待つ。
その間に味付け用のあんかけづくり。事前に作っておいた鳥の出汁に乾燥させた貝を砕いて入れる。
煮込みながら片栗粉でゆっくりとろみをつけて、トロトロに変えていきながら。

「ん、そう言えば、立派な耳と尻尾だよね。――確かティルヒアの方で読んだ本に書いてあったけどさ、ふわふわ尻尾のミレーさんは油揚げが好きって本当なの?あ、もし本当ならお稲荷さんサービスするよ」

にこやかな笑顔で告げると、少女は更に手を動かして料理を完成させていく。
その最中、店に張られる結界。彼女の力は少女を着実に犯していくが、料理中は極限まで高まった集中力がその影響を無視していて。
やがて出来上がるシェンヤン風オムレツ――蟹と卵でかに玉、と名づけられたそれを皿の上に乗せると、今度は仕込んでおいた油揚げとおこわを取り出し、ささっとお稲荷さんを2つ作り上げた。
おにぎりやお稲荷さんといった簡単な料理は準備済み。出来上がったそれらをそれぞれ丁寧に盛り付けて。

「はい、おまちどうさまっ……!」

と配膳。ほこほこと湯気を立てるかに玉と、しっとりお稲荷さんのセットを彼女の前においた。
そうして一息つくと、何やら体が熱っぽいような気がして。料理の興奮が残っているのか、と自分に都合よい解釈をした少女は、彼女の食事を楽しそうに見守っていた。
――その無防備さはそれこそ、何よりも彼女の悪戯心を誘うものかもしれない

タマモ > 「常連か…ふむ、妾を満足させれたならば、そうなっても良いぞ?
妾はタマモじゃ、覚えて得も損も無いが、覚えたければ覚えれば良いじゃろう。
アヤメか、覚えておくのじゃ」

力は流しているものの、料理に興味があるのは本当の事だ。
調理を続ける少女、その手際に関心しつつも眺め続ける。
色々と料理は作った事はあるが…あそこまでなれる気はしない。

「ほほぅ…妾の耳と尻尾の良さが分かるとは、なかなかの女子じゃ。
………お稲荷じゃとっ!?そ、そうか、他国のどこかにあるとは聞いておったが…まさかこんなところで巡り出会えるとは…!
はっ…!?い、いや…まぁ、なんじゃ…サービスならばせっかくなので貰っておくのじゃ」

ゆらりゆらりと自慢気に耳と尻尾を揺らし、答える。
そして、その言葉に聞き覚えのある己の好物の名前。
ぴくんっ、と激しく反応を見せた…が、すぐに鎮めた。
つい零した言葉は無意識だろう、嬉しさを表情では隠してはいるも、耳と尻尾でばればれである。
しばらくすれば出来上がるそれが視線に入れば、こう、前に置かれるのを待ち遠しい感じにしていた。

…で、これはうっかりなのだが、抑える力の加減を間違えた。
好物を前に少女の感度をある程度上げて抑える悪戯のつもりが、抑え忘れて感度を増させ続けていく。
時間が経てば、いずれただ着ている着衣や下着でさえも刺激となりうるほどに高めてしまうだろう。

「お、おおぉ…確かにオムレツにお稲荷じゃな!?
さっそく頂くとするのじゃ!」

少女の変化も気になるが、それは食べながらでも程よく仕上がる様子を見て楽しめる。
まずは目の前の料理だ。
お稲荷は後の楽しみと、まずはかに玉へと手を付け始めた。
…うん、さすがは料理人、美味しい。
ぱくぱく、もぐもぐ、勢いよく…まぁ、普通より少し早い程度だが…食を進めていく。
視線はしっかりと少女へと向けられ続けていた。

アヤメ > 「ん、よろしく、タマモ。
――あ、おいなりやっぱり好きなんだ。
それじゃサービスサービスってことで!」

徐々に溜まっていく力は、少女の感度を鋭敏にしていく。
お陰で味覚も鋭くなった様子で、繊細な味付けも満足いくまで調整できた。
今日は調子がいいなぁ、という錯覚を味わいながら、上機嫌な彼女を見て、同じように嬉しくなっていた。
自慢の耳と尻尾が揺れているのが愛らしい。うんうん、こうまで喜んでくれると嬉しいなぁ。
そんな気分を味わいながら、しかし媚薬に近い彼女の力は、衣擦れすら感じてしまうほどに少女を苛み、犯していく。
そしてそれは、集中力が切れた時に初めて、急激に襲い掛かってくる。
料理を食べる様子に満足した後で、鍋を洗おうと手を伸ばしたその時のこと。
踏み出した一歩に、ショートパンツの生地が捩れて、いつの間にか興奮で勃起していた陰核を擦り上げる。
普段ならば感じないような皮越しの刺激が、しかしぷっくりと熟れた半剥け状態の陰核には強烈で。

「ひぁああっ――!?」

ぱん、と目の前で真白な火花が弾けたような感覚がして、体に力が入らなくなる。
同時、鉄鍋を持ち上げようとした反動で、重い鍋の重量が下腹部を強烈に圧迫した。
漏れだすのは暖かな感覚。それは尿道から太ももを伝って足元へと流れ落ちていく。
急な刺激と不幸な偶然が重なった結果、調理台の前の少女は失禁しながらの絶頂という変態的な快楽を無垢な体に刻み込まれる。
――まさかそれが少女にとって人生初めての絶頂だったとは、彼女は夢にも思わないだろう。
後にはどこかぼんやりとした放心状態で震える少女と、匂い立つ小水の水たまりが残るだけだった。

タマモ > 「うむ、よろしくのぅ?
うぐっ…ありがたく貰っておくのじゃ」

口を滑らせたのは無意識だった、なので好きだったのだと指摘されると、びくっ、と一瞬動きが止まった。
…が、ありがたいものはありがたい、仕方ないので素直にそう伝えた。
もぐもぐと食べる手はかに玉を着実に減らしていく。
その様子を見詰める少女、少女の変化を見詰める自分。
どこか興奮した様子が浮かぶ少女に、心の中で小さく笑った。
…まぁ、うん、料理が美味しいというのもそれに加えておこう。

と、不意に少女が声を上げる。
もぐ…そろそろ食べ終わるかに玉を口に咥え、向ける視線でその様子をよく見てみる。
突っ立ったまま、その体を大きく震わせていた。
視線を下げる、ショートパンツを、足を伝わせ足元まで濡らし、水溜りを作っている。
はて?そんなに強く…あ…そこで、やっと力が抑えられてないのに気付いた。
とはいえ、もう遅い。力は少女をすっかりと侵食し、全身を過敏なものとしてしまっているだろう。

ぱくり、かに玉はこれで食べ終える。
残ったお稲荷は最後の最後のお楽しみにとっておこう。
ゆらりと席から立ち上がると、立ち尽くしている少女の側へ、ゆっくりと歩み寄っていった。