2016/02/28 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にタマモさんが現れました。
タマモ > 人の行き交う平民地区の大通り、少女はいつものように露店の並ぶ通りを歩いていた。
目的は相変わらず無いまま来て、何か面白そうな物があれば手に入れる。
面白そうな出来事が起こりそうならば、それに関わってみる。
考え無しはいつもの通りだ。

いつも同じ場所に同じ物があるとは限らない。
まぁ、同じ者が露店を開いている時もあるのだが。
そういった発見も楽しみの一つだ。

タマモ > ここへはもう何度足を運んだだろう?
そういうのもあってか、最近では前々からある好奇の視線は減っている。
目立ちたがり屋という訳でもないのだから、少女にとってはそれはありがたい。
歩みを進めながら、気の引きそうな商品を見付ければ、それを眺めたりする。
手にとって良いならば、触れたり傾けたりと、色々と試したりしていた。

そういえば、前にどこぞの港らしき場所に行った時は、どこぞの国の物だと扇子やら唐傘やらを手に入れた。
この辺りでは、やはり色々とあるのかそういった商品は並んでいない。

「むむむ…やはり、妾向けの物はとんと見掛けんのじゃ」

はふ、小さく溜息をついた。

タマモ > いくつ目か、露店を後にして通りへと再び戻る。
これといった物は、今日も見掛ける事はなかった。
まぁ、そもそも何を買うと決めている訳でも無いのだ、仕方ない。
こんな調子で露店巡りを続けていた。

そして、この大通りを抜けていけば、また別の通りを歩いていく。
それは普通の店の並ぶ通りや、人気の無い路地、気紛れに気の向く方向へ、と。