2015/10/27 のログ
アルシャ > (もしかして甘い物が苦手だったのかしら…うぅ…ついはしゃいで彼の意見も聞かずに悪いことをしてしまいましたわ…)
目の前のガザの様子を見て少々申し訳ない気持ちになるが気分を持ち直して彼の質問に答える

「私は教会に所属していまして、神官になる最後の課題が王都での1人暮らしと布教活動でしたの」
そう言って決して遊びにここへ来たわけではないことを再確認してほんの少し顔を引き締めた

「えと、そういうガザさんは何をしに王都に何をしに来たのですか」
フォークを唇に当てながら小さく首を傾げ同じ質問をガザへと投げかける

ガザ > んー?俺が王都に来た理由?そりゃもちろん、俺の親父を殺した女を探すため。

(そう、あっけらかんと言い放って、コーヒーをごくり。)

俺の一族はさ、強い雄と強い雌が交わって子をなすんだけど、ちょうどもんのすごい強かった俺の親父を殺した女がいてな。一族の掟で、その強い女との間に子供をなさないといけないんだよ。

(そう言うガザの表情に、笑顔いがいの変化はなくて)

ま、簡単な話が、強い子作りのための花嫁さがしってわけだ……?

(さすがのガザも、空気が死んでいるのには気がついて)

ど、どうしたんだい、アルシャ。ケーキ食いすぎたか?

(そう、その原因が自分であることなどかけらも気がついていない。)

アルシャ > (お、重い…凄く重い理由でした……)
「その、ごめんなさい配慮に欠ける質問をしてしまって…」

気まずさからケーキを消費する速度が加速し見る見る間にケーキの群れが机の上から消えていった
ガザの席を見ると彼のケーキはすでに消費されていた
もとよりチョコレートケーキを一つしか注文していない彼は自分が食べ終わるのを待っていたのであろう

「わ、私も食べ終わりましたしそろそろ…」
気まずい空気を変えるために席を立とうとしてふとあることに気づき顔から血の気が引いた

「…あ、あのガザさん…失礼ですが持ち合わせはどれくらいお持ちでしょうか……」
(まさか財布を忘れたまま食事をしてしまうなんて恥ずかしい!凄く恥ずかしい!!)

青かった顔を今度は恥ずかしさから赤に変えてガザにたずねる

ガザ > (ガザは、自分の持ち合わせを聞かれれば)

ん、ゴルド金貨7枚ってとこかな。これから換金しようと思ってたんだけど……あー、もしかして……

(ガザは軽く察したが、口には出さない程度の常識はあって)

いや、いいよいいよ。初対面の女の子にお金を払わせるのは恥だからね。俺が全額払うさ。

(そう言って、ガザは支払いを軽く済ませる。店員がゴルド金貨を見て卒倒しそうになるなどのハプニングはあったが……)

さ、次はどこに……?

(店から出て、ガザはアルシャに尋ねる……が、太陽の傾きから言って、もうあまり遊ぶ時間は少ないであろう…もう、夕方だ。)

日、想像以上に沈むの早いなぁ……そうだ!

(そう、ガザは何か思いついたように、アルシャを裏路地へ引っ張っていって……)

アルシャ > 「あ、あのこんな所にいったい何の用が…」
ガザにぐいぐいと手を引かれ裏路地へと引っ張られることへの疑問を投げかける

「できれば先ほど立て替えの返却とお礼をするために部屋へ行きたいのですが…」
奢らる気はなく先ほどのお金を返すつもりだったアルシャがガザへ言う

ガザ > ……ここなら、誰にも見られないし、建物と建物の間も狭いな…よし!

(そう言ってガザは、アルシャを抱きかかえると…跳んだ。そう、その超人的な脚力で、壁と壁を蹴って、上方向へと飛んでいく。そして…)

ほら、めったに見られないだろ?建物の上から見る、王都の夕日なんて。

(そう、ガザはアルシャに、夕日に照らされオレンジに輝く王都を見せようと思い、裏路地へアルシャを連れてきたのだった)

あぁ、お金何ていいよ。奢るのも男の甲斐性だしね。

(そう言って、ガザはアルシャと共に、夕日が落ち切るのを見届けて……そして、ガザはアルシャを下ろすであろう。)

アルシャ > 目の前に広がる美しい光景に心を奪われる
「凄い…綺麗…」
(本当に綺麗…こんな光景を見らるなんて…私王都に来てよかった……)

そしてお金はいいと言う言葉を耳にしてアルシャは夕日からガザへと視線を移し言う
「その本当に奢ってもらう訳にはいかないのです、私は課題のためにもできることはきちんとしないといけないのです」
真剣な面持ちでガザの目を見つめる

アルシャに課された課題それは王都で1人で暮らすことであり仕送られた生活費を元に計画を立てて暮らすということも含まれているのだ
計画性もなく金を使う人間に教会の担当は任せられないそういった主旨の課題だ
もちろん1回の食事くらい奢ってもらってもその課題に問題は無いのだが真面目な彼女の性格がそれを許さなかった

ガザ > そっか……じゃ、仕方ないな。あまりアルシャを困らせるわけにもいかねぇし、わかった。お金、返してもらおうかね。

(そこまで言われれば、ガザにお金を拒否する理由など欠片もなくて、ガザはアルシャを大地に立たせると、共にアルシャの暮らす場所へと向かう。その手は繋がれ、ゆっくりと帰宅する人々の中に二人は消えていく。この後、アルシャの家で何が行われるか。それは、また別のお話しで……)

ご案内:「王都マグメール 平民地区大通り」からガザさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区大通り」からアルシャさんが去りました。
ご案内:「冒険者の店「踊る雌馬亭」」にダン・ジェスさんが現れました。
ダン・ジェス > (夜も更けてきた頃。明かりが灯されてもなおうす暗い酒場の中、いくつかの席には客が集まり、酒を飲み交わしたり、抑えた声で密談を交わしている。そうしているうち、カウンターの奥に繋がる小さめの扉が開き、窮屈そうに身を低めて男が姿を現した)……なんだ、今日はずいぶんしけ込んでるな。(店主である男が、部屋の中を見回してぼつり。もう一度あくびを漏らしてから、手元のグラスに適当なボトルの中身を注ぎはじめる)……何してたって、仮眠だよ。たまにはいいだろ、夕方から夜まで寝てたって。ほら、イヤな客だと思われたくなきゃ、もうちっと何か頼めよ。(とんとん、とカウンターの上を指で叩きながら。目覚ましのつもりだろうか、ぐ、っとグラスの中身を飲み干した)
ご案内:「冒険者の店「踊る雌馬亭」」にイルゥさんが現れました。
イルゥ > 小さな明かりがほんのりと照らしだす薄暗い店内に、淡い光を湛えたかのように、
一際目立つ少女が、こつりこつりと静かに靴音を鳴らして店内に入って来る。
紅の髪に、紫の瞳。
何よりも印象的なのは、頭にある二本の角と、大きな尻尾であろうか。
誰が見ても人外の者だと一目で分かる。

見た目14歳ほどの幼気な少女は冒険者の客に物怖じすることなく、
空いたカウンター席によいしょ、と座ると、主人へと向けて小首を傾げる。

「もう少し明るく出来ないものかしら? 一見すれば、如何わしいお店のようだわ。
 ま、そういうのも嫌いではないけれど……?」
冗談っぽく笑いながらそう言う彼女は、細い人差し指をすっと立てて、何か適当
な飲み物を一杯、とだけ口にした。

ダン・ジェス > いかがわしい店さ。暴力を扱ってるからな。お嬢ちゃんには刺激が強かったか?(軽く肩をすくめてみせ、カウンターのやや高いイスに登るように腰掛ける少女を眺めて。にいっと笑みを浮かべると、)お嬢ちゃんには、ミルクがいいか? ……ま、似てるやつでいいだろう。(言って。カップをひとつカウンターに置けば、白く濁った酒をそこに注いでいく。つ、と相手の前に差し出すと、)なんだ、敵情視察か? 言っとくけど、うちは貧乏だからわざわざ盗むような技術や情報はねえぞ。
イルゥ > 「ま、ミルクでも良いけれど……あら、ちゃんとお酒があるんじゃないの」
カウンターの上に置かれたカップを見て、対面の男に上機嫌な顔を見せる。
カップの側面をつつつ、と指でなぞった後、男の言葉に反応して顔を上げる。

「あら、そう? それは残念だわ。ま、元よりそんなつもりは無くて、
 ただ単に休憩中に羽を伸ばしに来ただけなのだけれどね」
そう言って、カップに手をかけると、こくりと一口飲んだ。口が小さいこともあって、
再びカウンターに置かれたカップの中身はあまり減っていない。


「せっかくご近所で同業をやっているのだから……警戒する気持ちも分かるけれど、
 仲良くしましょ? ね?」
そう言って、イルゥは小さな身体をカウンターの中ほどにまで静かに乗り出すと、
小首を傾げて男の顔色を伺った。そんな彼女の一挙一動からは、子供らしさが感じられない。
その動きは常に何処か艶めかしいものだ。

ダン・ジェス > はいはい。そうだといいけど。こっちの客を取ろうなんて考えるんじゃないぞ。(言いつつ、自分も飲みかけのグラスをぐい、と呷り。カウンターから身を乗り出してくる少女……に見える女の顔を見下ろすと、)んで? そっちの調子はどうだ? まっ、このところの状況じゃ、仕事のタネには事欠かないけどな。騎士団や傭兵がやりたがらねえ仕事でも、こっちにはいくつか転がってくる。最近は、そういうことが多くなってきた。このまま、大きな戦争にならずに続いてくれりゃあいいんだがね。(またあくびをもらしつつ。やや剣呑な、冗談とも本気とも取れない調子で肩をすくめてみせる)
イルゥ > 「考えないわよ、そんなこと。
 ま、ぼちぼちね? このご時世ですもの、新顔の冒険者も頻繁にやって来るし、
 飽きないわよ」
そう言って、乗り出していた身をすっと戻して、再び白く濁った酒を口にくいっと
入れる。こくこくと飲み、今度は半分ほどまでカップの中の酒が減る。

「さて、どう転がるかしらね? 魔族の動きも気になるところよね。
 ま、世の中がどうなっていこうが、私は人間を支援する今の立場は変えないつもりよ」
そこまで言い終えれば、酒が気に入ったのか、三度カップを手に取って、こくこくと飲む。

ダン・ジェス > 俺はこの通り普通の人間だから、魔族やらおかしなモンスターやらの話には巻き込まれたくないんだがね。俺の客も臆病者が多いんだ。(単に、長くやっている知り合いが多いのだということなのだけど。遠く山脈のほうを眺めながら、ふうっと息を吐いた)人間を支援する、と来たか。さすが、長く生きてると違うね。……おっと、そんなペースで呑んでも平気か? こっちで酔いつぶれるのは勘弁してくれよ。そうなったら、空いてるベッドはないから、俺と共用してもらうしかないぞ。(見下ろしつつ。腕を組んで、次はいるか、と同時に問いかける)
イルゥ > 「あら、かつて名を知られた剣士だった男の台詞とは思えないわね、ダン・ジェス。
 厄介事はもう十分、といったところかしら?」
ここでイルゥは初めて男の名を口にし、店の壁に飾られている大剣をちらりと見やる。
大剣を振るい、その名を知られていた目の前の男。その噂は少なからず耳にしていた。

「そうね、長く生きてきて……私は人間が好きになってるの」
少しばかり頬が赤くなってきた彼女は、すっかり空になったカップを置くと、
ふぅ、と一息ついた。

「ふふっ、すっかり気に入っちゃった。貰おうかしら? 
 それに、貴方と一夜を共にするのも悪くないかも……? 貴方、素敵な身体してるし……?
 なんて言いたいところだけれど、残念。そろそろお仕事に戻らなくてはいけないわ。
 今日は一つ挨拶ってところで、ね?」
そう言って、空になったカップを手に持って、ダンの方へとずい、と差し出した。

ダン・ジェス > わかったんだよ、俺は最初からそういう器じゃなかったんだ。(くっくっと小さく喉を鳴らして見せつつ。相手の視線に攣られて向けた視線も、すぐに少女の方に目線を戻す)おっと。そりゃ魅力的な誘いだが……なんだ、今日の話じゃないのか。(カップを置いて去って行く様子を見れば、残念、と肩をすくめてみせ。カップを引き取ると、)ああ。それじゃあ、次はオレがそっちに遊びに行くよ。ぬいぐるみが飾ってあるほうが客が増えるならマネさせてもらうぜ。(言って。ひら、と軽く手を上げてみせた)
イルゥ > 「自分の器は自身で決めるものじゃないと私は思っているけれど……ま、
 今の貴方も十分素敵に見えるから、きっとそれでいいのかもしれないわね」
剣を振るっている貴方もこの目で見たかったわ、などと付け足しつつ、椅子から
床へ降り立つ。

「どうせなら、たっぷり時間のある時に、心ゆくまでまぐわった方が良いでしょう?
 ふふっ、その時が楽しみだわ。想像するだけで、濡れてきてしまいそうね」
蠱惑的な表情で自らの下腹部に手をやって、すうっと、撫でるように指を添わせ。
幼さを感じさせる柔らかい声でそんなことを言いながら懐から袋を取り出すと、
金貨を多めに取り出して、カウンターに並べる。
ざっと酒一杯の相場の3倍といったところだろうか。

「ま、これは友好の証……という程のものでも無いけれど、私の気持ちとして受け取って
 おいて欲しいわ。これからも同業者としてよろしくお願いするわね?」
ぬいぐるみの話にはくすりと笑いつつ、そう言って、店の出口へと振り向いて、手を振った。

ダン・ジェス > よしてくれ、そんな風に言われちゃ、子供みたいに期待でドキドキしちまうぜ。(相手の動作に、下に視線向けつつ。こく、と小さく喉を鳴らした。そうして、出される金貨には、一度瞬きしてから)あ、おい。……弱ったな、これじゃ、何か返さないと。(もらいっぱなしでは借りを返すことになってしまう。ふー、と小さく息を吐いて、軽く頭を掻いてから)……ああ、よろしく。お返しは、何か考えておくよ。(と。ひらひら手を振って、店を出て行く背中を見送った……)
ご案内:「冒険者の店「踊る雌馬亭」」からイルゥさんが去りました。
ご案内:「冒険者の店「踊る雌馬亭」」からダン・ジェスさんが去りました。