2023/07/26 のログ
アレッタ > 「それで変な客が増えても困るよ、だから今で丁度いいよ。
万能にはちがいないね、そういえば。
王国に使える貴族がいるんだ、初めて知ったよ」

愛想をよくと言われてもそれが出来れば苦労はなく、今で良いと言い切り。
どうしても一撃の重さで考えてしまうが、万能と聞けば携行の良さなどを思えば納得し。
貴族にそんなことができる人がと聞けば驚きを隠さず。

「そう?それならいいけど。
それだと他に受けてる人の儲けまでもっていってそう。
一本ね、わかった」

儲け時の話を聞くと、自分では無理そうと思い。
獰猛な笑みを見れば向いていそうと思ってしまい。
使い心地で追加と聞けば、よく考えていることに関心を見せ。

「そういう事、わかってない人が多いんだよ。
私でも失敗はするから、使ったら感想は聞かせて」

腕を褒められるのは嬉しいが慢心はせず。
使用感の感想を聞けばそのように調整もするとサービスを見せ。
そして棚に近づくと青年が選んだナイフの在庫を取り出していく。

コルネ > 「まぁ鍛冶師に用事がある奴は、基本堅気じゃないしな。
後は見栄えも良いしな大抵の騎士やらは剣メインだろ、偶に例外いるけどな。
東方から来た貴族がな、実はいる…あんま表にでねぇけど」

兵士も騎士も堅気ではないと言い切っているような言い方で。
見栄えやらも含めて、騎士には愛用者多いといった後で、兵士は基本槍であって予備に小剣とかだしと付け加える。
貴族としては下級と言える方なうえ、名を売る気が無い家だからと苦笑して。

「何人にも作り比べしてもらうような趣味はねぇよ、面倒だし…職人に失礼だ。
そりゃそうだ、でも普通の討伐だって依頼を早く受けた人間の勝ちなんだし、組んでるわけでもない他人の事とか俺は気にしねぇって。
おう、頼むぜ」

職人にの所は珍しく少し小声でつぶやいて。
他の人間のことを考えて倒せる魔物を倒さないでいるという、意味のないことはしねぇと笑いながら。
此方の言葉を素直に受け入れてくれることに、気分良さそうに任せたと。

「だよな…俺がある意味で信じてる言葉の一個に、”絶対は無い”ってのがあるからな。
命かけた仕事してるんだし、そこは慎重なくらいじゃねぇとな」

ちなみに内心で、普通の生き物は産まれたら死ぬだけは絶対と思ってたりはするのだが。
例外が多いことも知っているので、其処は言わず。
きちんと請け負う少女を信頼しつつも、嬉しそうに微笑みながらナイフの代金を小袋から取り出して。

アレッタ > 堅気じゃないと聞くと確かにと納得し。
剣は見栄えと言えば確かにその通り、後は邪魔にもならないかと。
そして東方から貴族と聞けば純粋に驚き。

「そんなお客なら仕事は適当にするよ。
それはそうだけど、実際にそれをできるのは普通に凄い事だよ。
任せて、良いのを作っておくから」

小さく聞こえた言葉、そんなことをするなら仕事は適当にと言い切り。
他人を気にしないと聞けば、そんなものかと思い。
どんな仕事であれ任されれば嬉しそうにしてみせて。

「絶対があるなら苦労はしないよ。
そういう人ほど長生きするよね」

絶対はないという言葉にその通りと頷き。
物事を慎重に考えている姿には好意を持て。
取り出された代金を受け取ればナイフを綺麗に梱包して手渡し、小柄については七日もあればできると告げて。

コルネ > 「あぁ、本当にな…長生きできるようにしねぇと折角生きてるのに持ったいねぇし。
七日か…んじゃそのころまた来るわ」

そう言って頷くと、少し考えて。
小袋を腰に戻して、投げナイフを袂へしまいつつ。

「今度来るときは酒でも持ってくるか、ドワーフなら嫌いじゃないよな?」

そう言って、ぽんと一回小柄な少女の頭を叩きながら告げて。
怒鳴られる前に退散とばかりに、鍛冶場からでていくのだった……―――。

アレッタ > 「その時には良いのを用意しておく。
お酒?あんまり好きじゃないけど……あ、こら!」

投げナイフをしまった男が次は酒と言えば少し考え。
その答えを返す前に頭を一度叩かれると固まり。

我に返った時には青年は去った後、それでも思わず声を上げたとか……。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/鍛冶屋」からアレッタさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」にカルムさんが現れました。
カルム > 平民地区にある冒険者ギルドは、だからこそと言って良いのだろう、様々な冒険者が居る。
カルムも、そのさまざまの中のうち一人に組み込まれる冒険者。
英雄とかそう言ったレベルの存在ではないし、中堅処と言って良い冒険者だ、強いか弱いかで言うなれば、並。
目立つところは……木こりスキルがあるから、時折便利、と言う程度。
久しぶりに、冒険から帰って来たのだけど、さて、ギルドの中がワイワイガヤガヤしている。

「なんか、奥の方が騒がしいな。」

漏れ聞こえる声によると、新人か誰かが、冒険者の管理名簿を無くした―とか、そんな声が聞こえてくる。
膨大な数の冒険者を扱うギルドなら、そういう事も有るのだろうなぁ、なんてのんびり思いながら、受付から離れる。
冒険の報告と、手に入れた素材の売却の手続きをして、返答が来るまでの間は暇になる。
それなら、と掲示板を見ようか、それとも酒場で軽く一杯ひっかけ……。

「はは、金がねぇ。」

軽く一杯ひっかけようか、と思って財布を見たが、路銀と次の冒険の為の準備金のみ。
報酬と素材売却のお金次だなぁ、と諦めるように後頭部を軽くポリポリ掻いて、掲示板へと足を運んだ。

カルム > 「……今から受けられるような、依頼などはなさそうだなぁ。」

掲示板を見るものの、時間も時間だからこそ、残っている依頼には魅力が薄い。
初心者冒険者用の依頼とか、後は、依頼のきつさに対して、報酬が少ない物、等だ。
これならば、仲魔を探して、無名遺跡に行く方が良いだろう。
なので、掲示板から離れて、冒険者の酒場に足を向ける事にした。
冒険者の酒場はギルドに併設されていて、様々な冒険者達が此処に集まり酒を飲んでいたりしている。
冒険者達の情報交換の場とも言える場所だ。

「さてさて、と。」

知っている冒険者仲間はいるだろうか。
大きなギルド程、所属していても、顔見知りにならないような相手も出てくるものだ。
まあ、一緒に何時も行動して居れば、と言うのもあるが、そうでなければ、知らない人の方が多い。
更に、帰還を開ければそれも顕著となるもので。
席を確認して、誰が居るかを目視して、戻る。
先程も言ったが今は金がない、清算が終わってから、にしようか、と。
再度、受付の方へと足を運びなおす。

カルム > 受付も終わり、報酬と素材売却の資金を貰い。
嬉しそうにスキップしつつ酒場に行くのだった―――

ご案内:「王都マグメール 平民地区 冒険者ギルド」からカルムさんが去りました。