2023/07/18 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にアストラさんが現れました。
アストラ > 連日暑い日が続いているこの時期にちょっとした小金稼ぎが出来るのが魔術師のいいところ。
冒険者ギルドの一角で有料で、水と風を複合した冷風術式を使って耐暑バフをつけてあげるのだ。
一日炎天下の下で戦う冒険者たちは自前で耐暑ポーションとかを使ったりもするので、利用者はまちまちだけれど。
それでもアストラにとって猛暑と極寒の日は稼ぎ時である。

「はい、どうぞ。気を付けていってらっしゃい」

朝から何人目かもわからない冒険者の一団に半日ほど冷風が身を包むバフをつけて見送る。
この快適さに中毒になった者から翌日もやってくるのだ。
値段だってお手頃価格。初心者の子だって手が届くくらいのもの。
それも積もり積もれば、という話しなのである。
粗方依頼に出る子たちを捌き終わった後、ふう、と息を吐いて椅子に座って脚を組む。
この時期は冒険中に熱中症で倒れる者も多いというし、薬屋も耐暑ポーションはさぞ売れるだろうなぁと考えながら、グラスに入った水に氷を落として軽く呷る。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からアストラさんが去りました。