2023/07/13 のログ
■エイネ > 「そんなにすごい武器なの、あれ。
あんなに重そうなのを振り回せるだけで凄いのに……邪魔になるんだ。
でもそれだと兵士の武器にならなくない?」
振り回せば凄いと聞けば瞳を輝かせるが、周りが味方なら邪魔と聞けば驚き。
一人でと聞けば兵士の武器におかしくないと不思議そうにして。
「だって勇者とか英雄より明日のご飯だよ。
そんなに直ぐに死にたくもないから。
あ、本当だ。振る格好がおんなじだね。
畑仕事って凄く役に立つんだ……驚き。
木こりの人に凄く似合いそう」
男の言う事を頭に浮かべればどれもしっくりと来て。
つまりは兵士よりも農民、木こりが強いと謎の方程式が頭に浮かんでしまう。
「年上だし先輩だからコルボさん。
ギルドで教えてもらったんだよ」
武器の良し悪しはまだよくわかっていないが、出されたメイスは良いものだとなんとなくわかり。
試しに手にもって振るえば剣よりもよほどにしっくりとくる。
間に合わせという武器を探しに来ていい武器に出会えてご満悦。
これだけで満足なのに続いた言葉には驚いてしまい。
お祝いと言われてもその通りであり素直に甘えることにして。
そして要望も何もあまりわかっていないので店主にお願いし、要所が補強されたレザーアーマーを見てうれしそうにして。
■コルボ > 「だから一部の門番とかがメインになるな。
門番は一対一が常とも限らないが、城門の前や橋の上とか、そこそこの人数しか一度に来れない場所……、
最初からハルバードが活かしやすい状況に構えた状態でいられるからな。」
冒険者にも使う奴はいるにはいるけど、パーティも戦う場所も考えないとだからなー、
などと。
男が下げている武器が盾に拘って防御するのでもなく、どこでも使える、
かたや角錐状の丈夫な刺突武器、かたや防御と攻撃を兼ね備えた武器であり、
きちんと自分に合ったスタイルを確立して吟味したもの、だと考えられるようになるだろうか。
「まあ兵士、特に騎士とかは普段食ってるものが違うのと装備の差、
集団での戦いを訓練してるから農民に負けることはないが、勢いよく向かって来る農民相手なら、
まあ完全に被害ゼロ、はないからな。」
ひとまず兵士のことを馬鹿にしないようにフォローしつつ。
「エイネは明日のごはんって考えられるなら、無茶したり欲出さなければ生き残れるよ。
後は仲間ときちんと話し合う、打合せが必要だと思うなら面倒がらない。
それだけで飯食うには困らねえさ。
つか、最初の絡み方から考えてないかと思ったが、先輩の敬い方は知ってんだな」
ニヤリと笑って見せながら、貴女がレザーアーマーを受け取って嬉しそうにしていれば
頭にぽふりと手を置いて。
「これで俺とお揃いだな?」
などと言ってくるだろうか。
■エイネ > 使いにくいと思った武器も扱い方を聞けばそうではなく。
ただ冒険者では門番とは違うのだと聞き入り。
男が持つ武器にようやく目を向ければ、それが戦いやすい武器なんだろうとわかり。
「あんな人は良いものをたくさん食べてるって村で言ってたよ。
騎士と戦う事なんてないよ。そんなことする暇もないんだよ」
男の言葉に農民は忙しいとはっきりと返し。
忙しいのに騎士と戦うなど、一揆までは考えが回っていなく。
「ちゃんと食べれるだけ稼げたら良いから。
仲間?私は一人で冒険者してるんだよ?
うん、出来たらそうする。
だって、年上にはそうでしょ?」
直情的に行動はしているがそういう事は知っているという顔を見せ。
受け取ったレザーアーマーを嬉しそうに見ては、さっそく次の仕事から使おうと決め。
「お揃い…あ、本当だ」
頭に手を置かれお揃いと聞くと首をかしげるが、その意味をすぐに察して。
■コルボ > 「冒険者、兵士、門番、傭兵。冒険者は何でもやるが、それ以外は人間相手が大体さ。
それぞれ同じ荒事やるにしても立ち回りも考え方も変わってくるからな。
お前も冒険者になりゃ、日銭稼ぐ以外は暇になればいろいろできることも増えるだろうよ。
つか、冒険者はパーティ組んだほうがいいぞ?
固定じゃなくても、ある程度の人数と組めばそれなりの報酬の仕事も受けられる。
飯食っていきたいなら、な。
……なんなら今度指南がてら俺と組んでみるか?」
お揃いの鎧をプレゼントしながら、今後のことを考えれば有望な後輩を指導するのはいいだろうと。
だが後々に男の名前を憶えて他の冒険者から聞けば、女癖が悪かったり、
学院で講師もしている男であると分かれば、その”指導料”はタダではないと気づくかもしれないが。
「ひとまずは、無理せずがんばれよ。あんま旨く行かなかったら少しくらいは飯奢ってやるから声かけな」
■エイネ > 「どれも似てるけど違うんだね。
私もこのメイスでの戦い方も勉強してちゃんと扱えるようになる。
そうかもしれないけど、まだ暇なんて出来そうに無いよ?
今度そういうの探してみる。
やっぱり一人だと食べていけない?
いいの?だったらお願い!」
きちんとした武器と鎧があれば仕事もしっかりと受けれると笑い。
指南がてらにと聞けばお願いと飛びつき、後日に話を聞けばそうは見えなかったと思う事になり。
「うん、そうする。
食べればくなったらコルボさんの事さがすね!
じゃ、私依頼探してくる」
武器と防具に良いものを得て教訓も教わった。
ならばあとは実践と考えると直ぐに依頼を受けようと決め。
男にありがとうと何度も告げては頭を下げて、メイスとレザーアーマーを抱えたまま駆け足で武器屋を駆け出していく事になって。
■コルボ > 「基本的に一人仕事は訳アリだったりするからな。大体依頼は大したことねえよ。
薬草採取とか、コツ掴めば一人でも稼げないことはないから、今度それも教えてやるよ」
ひとまず薬草採取で現地に行きながら他の依頼もこなすことも教えていくかなどと思いつつ、
二人きりになれば、なし崩しでも、アリだろうと内心思うやはり噂通りの男。
「おう、たかれたかれ。ちゃんと先輩のこと敬う後輩には奢ってやる。
ああ、頑張れよー」
駆け出していく後輩の背中を見送って、大きく息を吐いて。
「え? 食うよ? 連れてったら。絶対食う。」
店主からあの子も手を付けるのかを言われればそんなことを言いつつ、改めて自分の買い物に移るだろう。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエイネさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からコルボさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にテレサさんが現れました。
■テレサ > 平民地区の酒場が併設された冒険者ギルド。
依頼を探す冒険者で混雑する中、その人並みから離れ酒場でゆっくりとした食事を楽しみながら目新しい依頼がやってくるのを待つ。
普段ならばゴブリン退治や採取に向かう薬草師の護衛を引き受けていたりするが本日はそういったものがなく。
何か自分に向く依頼が出てくるまで慌てずに待つことにして。
「まあ、あればいいのですが」
こうして待っていれば依頼が出てくることもあるが無いときもある。
その時は臨時でPTに参加もよし、不慣れではあるが採取の依頼を受けるもよし。
そう考えて慌てずに依頼が更新されるのを待つ。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からテレサさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」にケストレルさんが現れました。
■ケストレル > 平民地区の冒険者ギルド、依頼が貼り出される掲示板前
昼時も過ぎコアタイムの賑わいも鳴りを潜めた時間帯に、ケストレルは一人掲示板を見つめていた
目当ての依頼がある訳でもない、単に暇なのである
「別に当面の生活費は確保出来てるし、なー……」
近場のテーブルから椅子を拝借し、背もたれを抱える様に腰掛けて
ただただ、ぼけーっと掲示板を眺めて無為に時間を過ごしていく
そろそろ貼り出されてる依頼の内容も暗記出来てそうな気がして来たが、暗記したところで何の得にもならない
せめて依頼を見に来た他の冒険者に、今日のオススメを即座に紹介出来るくらいか
■ケストレル > 「しかしまあ……この時間となると静かなもんだな」
いい加減掲示板を眺めるのも飽きてきた
ついでに受付からの冷ややかな視線にも耐えられそうにない
逃げる様に視線をギルド内へと向ければ、人影もまばらでケストレルの様に暇を持て余している者もそう多くはない
これから日が傾き、依頼へと出ている冒険者たちが帰って来れば酒場の方が賑わい出す事だろう
それまでこうして掲示板の前で置物モブ化しているかどうか、半ば本気で悩み出す男
多分それよりも早く、ギルド職員から叩き出されそうな気がするが
「……あるいは屯所に戻るか」
視線を自分が所属する騎士団屯所へと向ける
今行けば先輩騎士たちからの雑用の山を押し付けられる事だろう
ただ暇を持て余すよりは、雑用を嫌々こなしている方が生産的と言えなくもない
だが、何と言うか、心が死んでく気がするとは本人談
■ケストレル > うだうだと素面のままでくだを巻いていたが、モップを片手にギルド職員がやって来たところでいよいよ年貢の納め時を察する
職員は何も言わず、にっこりと笑みをケストレルへと向け、ケストレルもまたヘラっと笑顔を返す
お互いに笑顔で無言のまま、見つめ合う様に睨み合うこと数分
「……はいはい、分かりましたよ。
ソロで行けそうな依頼、まだ貼って無いやつとかあるぅ?」
ギルド職員の無言のプレッシャーに負けたケストレルは渋々椅子から腰を上げた
さすがは並居る強面冒険者に笑顔ひとつで立ち向かうギルド職員、と心の内で賞賛を送りながら訊ね
そういうことなら、とカウンターへと促されてとぼとぼと歩き出すケストレルであった
ご案内:「王都マグメール 平民地区/冒険者ギルド」からケストレルさんが去りました。