2023/06/02 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にルカさんが現れました。
■ルカ > 夜明けを迎えた広場に、雲間から弱い光が差し込む頃。
早々と動き出した街の人々の目は、それ をどう見ただろう。
それ が発する声を、濡れた物音を、どう聞いたことだろう。
広場の中央に設置された磔台に、四肢を絡め取られ拘束されているのは、
一糸纏わぬ裸身をバラ色に染めた、年端もゆかぬ少女である。
反らした胸元、ささやかな膨らみの頂をつんと尖らせ、
なだらかな腹にグロテスクな影が浮かぶほど深く、ふたつの肉孔を触手に貫かれて、
淫蜜を吹き散らし、高く掠れた声で泣き叫びながら身悶える、おぞましい見世物。
――――――傍らの立て札には、申し訳程度に、少女にかけられた疑惑、罪状、
そして、刑罰の内容が記されているようだが。
つまるところ、これは見せしめであるから。
罰の内容も、その期間も、あってないようなもの。
刑吏や野次馬の気まぐれで、いくらでも増減される、そんな刑罰の最中にあって、
ただ、ただ、つらかったのは。
「ひ、ぁぅ、たしゅけ、ぇ゛っ♡
イ゛、き、たい、ぃっ…… おね、が、イかせ、れ゛ぇ、っ♡」
いっそイき狂いたいと思うのに、絶妙な加減で止められてしまう。
あたまが真っ白になるくらい、もう、そのことしか考えられなくなっているのに、
最後の慈悲が与えられない、残酷な罰が続いている。
かれこれ数時間、そろそろ、容易に尽きない自身の体力が恨めしくなる頃だった。
■ルカ > もし近づいてよく読み込めば、立て札の文言には続きがある。
いわく、贖罪の手段はただひとつ、その身を用いた奉仕活動である、と。
いわく、一人に奉仕するたびに、一度、罪人にも慈悲が与えられる、と。
いわく、慈悲の内容は奉仕を受けた相手が決めても良いが、通常は、一度絶頂を許されること、であると。
けれど、ちらほら現れる見物人たちにとっては、
全裸で磔にされた罪人の娘が、絶頂出来ようと出来なかろうと、構うはずもない。
イきたい、イきたいと臆面もなく泣き叫んで身を捩るさまが、
きっと小気味よいと感じている者も多かろう。
「ゆる、…… る、して、ぇ、ぇ゛♡
も、むり、むりだか、ら、ぁ…… ほん、ほ、んとに、こわ、こわぇ゛、ゅっ♡ っ♡」
びくん、と腰を跳ねさせて、鋭く天を仰ぎ声を詰まらせる。
その瞬間、ふたつの孔を執拗に捏ね潰していた触手たちが動きを止め、
四肢の拘束は更にきつくなって、――――――今回もまた、絶頂はさせてもらえないまま。
理性どころか、正気すら焼き尽くされてしまうのも、もう時間の問題と思われた。
■ルカ > 罪人が干からびては興ざめとばかり、時折触手が口もとへ押し寄せ、
無理矢理水分と、少しばかりの栄養を補給させられるから。
昼を過ぎて、日暮れへ向かっても、刑罰は続く。
時折は物珍しさから手を伸ばされて、奉仕を強いられもするだろうが、
満足出来なかったと笑われて、結局慈悲は与えられず。
――――――あるいは日が暮れ落ちても、磔台はそのままであったかも知れない。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からルカさんが去りました。