2023/03/16 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にシャルレさんが現れました。
シャルレ > 昼間は暖かくなってきたけど、夜になるとまだ気温も下がって
さむく感じてるくらいの気温

寒がりのせいでポンチョのフードは被って手袋はつけたまま
街の街灯の下のベンチに腰かけて
通りを歩く人の様子を眺めてた

ご案内:「王都マグメール 平民地区」にクレイさんが現れました。
クレイ >  
 手に紙袋を持ったまま周囲を見回す。適当に空いてるベンチを探しているが、中々見つからない。
 仕方がないかなと見ていると座れそうなベンチを見つける。しかし先客がいて、あまり好きではない方法だが致し方ない。

「悪い、少し詰めてもらっていいか?」

 どっちかによってくれれば座れるんだがと紙袋を軽く振る。
 中からは肉や魚の良い香りがする。

「夜飯食いてぇんだよ。流石に立ったままじゃ食えねぇから」

 だから寄ってくれよと軽く頼むような感じで。

シャルレ > 「ぁ…」

ただ行き交う人を見てただけ、見知った人もみつからず
時間だけが過ぎてたとこに
街灯の灯りの下で影が落ちる

ついフードから金色の瞳を覗かせて顔をあげると
大柄な人が立ってて…

小さく声を漏らしたあと、にこっと口元で笑みを浮かべて
ベンチの端っこによっておく

「はい、どうぞ」

たしかに片手で抱えたまま、立ったまま食べるのは難しそうと思ったから

クレイ >  
「ん、悪いな」

 そう言ってベンチに座る。袋から取り出すのはバーガーサンド。肉のタイプと魚のタイプ合わせて二つ。男の体格を考えれば妥当と言える量だろうか。
 しばらく食べていたが。

「待ち合わせか何かか?」

 どう見てもナンパ待ちとか、連れ込み希望には見えなかった。服装などから見てもそれは明らかだ。そう言う目的の奴がポンチョで顔を隠すわけがない。
 そうなるとここにいた理由が思い浮かばず、食べている間の暇つぶしというのも変だが、そんなつもりで話しかけた。

シャルレ > 「んーん、ここの通りなら、知ってる人通りかからないかなーと思って」

隣で人が食べてても気にしてないように
視線は通りのほうに向けたまま
脚を出して左右でプラプラ伸ばしたまま揺らしたりしてる

「久しぶりに外に出たから…ちょっとだけ」

ふふっと、楽しそうに笑って

クレイ >  
「来ないかもしれない知り合い探し? また随分と気の長い事を」

 通るかもわからない相手を待つ。なんと気の長い事だろうか。
 少しだけ笑って。
 しかしその後の言葉には少しだけ視線をそっちに向ける。

「久しぶりにって、なんだ。お前どっかのお嬢様か何かだったりするのか?」

 高貴な人とかだとそういう事もたまにあるらしい。
 そんな話を聞いた事があるのでそうなのかと思ったりもしたが。それなら知り合いをもっと簡単に見つけられるはずだ。

シャルレ > 「待つのは慣れっこだもの」

相手が笑うと同じように、ふふっと小さく笑って
視線を感じてフードを少しだけずらして
目元は見えるように

「ううん、私ね、この町のラテール隊てとこで家事のお手伝いしてて
 その隊員さんたちについて離れてたから、最近戻ってきたの」

街並みは同じまま、行き交う人も多いけど、そのなかに
以前のような知り合いは見つからなくて

クレイ >  
「ああ、なるほど。久しぶりに戻ってきたって意味か」

 なるほどなと理解した様子で。
 それで戻ってきて知り合いを探していた。そこまでは理解できた。
 ポイッとハンバーガーを食べ終わって。袋をグシャッと丸める。

「じゃあよ、折角だし探しにいかねぇか。座ってても知り合いは見つからないかもだし。久々なら新しい場所とかも見つかるかもしれないぜ?」

 立ち上がってゴミ箱に袋を投げる。それは綺麗にゴミ箱に入った。

「本来なら護衛ってことだし報酬でも貰う所なんだが……席譲ってもらったしな。それでチャラだ。どうだ、ナンパ避けしながら知り合い探し兼、久々の街巡り」

 行くならついてくぜと。

シャルレ > 「ぁ、うん、そう」

確かに昔から猫のままでも
塀の上から人観察はしてたけど
知ってる人も減った街で…なかなか顔見知りもいない

食べ終えた相手が何か提案してきたけど
ちょっと楽しそうに思えたので頷いて

「うん、いいよ…でも、ココのベンチ私のじゃないから
 みんなで使うとこでしょ…だから、いいの」

ゴミ箱に入った動きをみて、つい後ろでしっぽが反応しそうになるけど
ごまかすように立ち上がってニコニコしたまま


「じゃあ街めぐりのお散歩ね」

クレイ >  
「了解……ラテール隊って、たしかだけど百獣の所だよな」

 同じ傭兵だ、大本の母体と言える組織は知っている。
 あまり交流があるわけではないが、もしかしたら知らず知らずの内に関与している可能性は十二分にあるわけで。
 少し考えて。

「じゃあ知り合い探しするなら関連の酒場とか娼館辺り回った方が確実か」

 少し頭をひっくり返す。傭兵が多かった酒場や娼館を思い出して。そこで百獣の関係のあった場所をと考えて。

「この近くだとあの酒場か。ほら行くぞ」

 たしか近くにあったはずだなとそっちの方に向かってテクテクと

シャルレ > 「うん、いろんな種族の人がいるとこー」

歩き出した相手の少し後ろをちょこちょこついて歩く
どうしても小柄なので小走りのようになってしまうけど

「酒場通りって面白いよね、酔っ払いさんがたくさんいる」

屋根や塀の上から眺めてた
人が酔う姿や、笑ってたり喧嘩したりと
人は忙しそうなとこだ…と思ってたから
自分のしらない酒場のほうへと

クレイ >  
「たしかに、あそこの組織でっけぇよな」

 俺もフリーじゃなかったら入ってたと思うわと。
 小走りになっていれば少し歩く速度を遅くして彼女が普通に歩ける速度に落とす。
 面白いといえばフハッと笑って。

「それ酔っ払いが面白いだけじゃんかよ。まぁ面白いのは同意するけど。俺も趣味であっちこっちの宿とか酒場巡りしてるし」

 俺の場合は料理とか酒だけどなと。
 しばらく歩いて行けばその酒場が見えてくる。
 扉を開けば少しだけ空気がピリッとなる。そりゃそうだ、こちらは傭兵業界ではそれなりに有名人。その上こちらは百獣メンバーからすれば商売敵なのだから。

「おうおう、すげぇ空気……ほら知り合いはいるか?」

 丁度皆こっち見てるからわかりやすいだろと、そんな空気気にも留める様子はない。
 そして少女の知り合いがいないかどうか尋ねる。

シャルレ > 「おにーさんもくる?きっと大歓迎されるね」

自分に勧誘や加入の権限もないけど
ただ家事をしてるだけの家事手伝いなだけ
歩調を合わせてくれたようで…ついて歩きながら

「だって急に泣き出す人もいたり、急に大笑いする人もいるし…お酒って変なの」

クスクス笑ってると着いたような酒場
見たことない外観なので…知らないとこ
扉をあけると空気が変わった感覚にしっぽがピりっと反応するけど
相手の身体から覗き込むように店内を見て…

「うーん……んーん、いないみたい」

金色の瞳を丸く瞬かせながら首を振って

クレイ >  
「遠慮しとく、自由にやる為にフリーでやってんのに所属なんてしてたまるか」

 俺は自由に生きたいのと言いながら。
 実際どこかの所属になんてなったら自由が無くなる。それが無くなるくらいなら普通に学校の先生でもしてた方がマシだ。
 そして彼女の反応を待つ。自分に隠れるようにしていたならそのまま盾になっている。こちらは目線など気にしない。
 いないと言われれば。

「了解、邪魔したな」

 そうして酒場を後に。
 それから少し考えて。

「となると、後はこの辺りだと娼館と酒場が二つばかりか。他にもあるのかもしれねぇけど百獣関係かがわかんねぇんだよな」

 実際規模を考えればそんな程度で済んでいるはずがないのだが、関係してると言い切れるのがそれだけだった。

「とりあえず近い順番に回るか。疲れたりしてねぇ? 帰ってきたばっかりなんだろ?」

シャルレ > 「そっかー、じゃあ
おにーさんが怪我したら、手当くらいならできるからね
いつでも隊舎によってね」

誰でも受け入れてくれる隊だから
捨て猫の自分でも拾われてお世話になってる

店内の人に知った顔はなかったけど
次のとこ…となると相手のシャツを掴んで、遠慮気味にクイ喰いとひくようにして

「ぁ、うん…次のとこは…また今度でもいい?
 ちょっと眠くなってきた」

疲れてはないけど、眠気はきたよう
片手で目をこするようなしぐさをして

クレイ > 「……なんか俺眠くなる波長か何か放ってんのかな」

 前も眠いって言われたなぁと思い出して。
 まぁいいかと思って。

「近くの宿で良いよな。ほれ」

 しゃがんで背中を差し出して。

「眠いなら歩くの辛いだろ。乗ってって良いぞ。お前1人程度なら軽いからよ」

 遠慮するなと。実際体格を考えれば文字通り軽く持ち上げられるだろう体格差はある。

シャルレ > 「ぁ…ううん、そんなんじゃないよ」

相手のせいではない
ただ猫はよく寝てるし…眠気はあるだけ
歩ける程度ではあるけど…
しゃがんで背中を差し出されて…最初は小首をかしげたけど

「ん…じゃあ…あっち…隊舎のほう」

背中によじよじと乗っかりながら
相手の肩から指をさすようにして、宿ではなく隊舎まで乗せてもらおうと

さむい夜にヌクヌクで移動できるのなら…と
嬉しいらしく、背中に乗っかると後ろで軽くしっぽが揺れた

クレイ >  
「あいよ、隊し……ちょっと待て。それ最初からそこいけば知り合い問題解決してんじゃねぇ??」

 ホントに街歩いて回っただけじゃないかそれと笑って。
 まぁそれはそれで楽しかったので別に構わないかと納得。

「しっかりつかまれよ、流石に後ろに落ちてったら支えられねぇからな」

 そう言いながらもしっかりと前に倒れられるように体制を変えて。無理な姿勢をせずに背中にいられるように維持する。
 しがみつけば鍛えているのもあって安定感は抜群にあるだろう。

シャルレ > 「隊員の人を探してたんじゃないもの…
この街で…私を知ってる人」

隊以外の人もどこかで再会できないかと…それでも
街歩きは楽しかったので
大きな背中に乗っかって、ヌクヌクをもらいながら
歩調にあわせて揺れる動きは心地よくて

たぶん、隊舎前に到着する前に寝落ちてただろうけど
いつもより視線が高いとこで見える景色が嬉しかったのか
ニコニコしたまま道中は過ごしてた

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からシャルレさんが去りました。
クレイ >  
「ああ、なるほどな。それならたしかに街巡りで正解か」

 なるほどなぁと言いながら歩く。
 眠いという彼女の様子を鑑みて話しかけられれば返事をするといった感じで対応。
 そうして隊舎につけば最初は何事かと思われたかもしれないが、事情を話せば和解。彼女を引き渡してそのまま自身も帰路についたことだろう。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からクレイさんが去りました。