2023/03/14 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にカルヴァさんが現れました。
カルヴァ > 平民地区の少し外れ
住宅地にも商業地にも使われなかった整備区外の自由用途区だ
芝生に覆われた公園や歩道、富裕地区ほど優雅ではないが地価のやすさから一般よりかなり広い区画を庭と中庭にした屋敷は富豪のものか、それとも富裕地区の貴族の別荘だろうか

明け方にはまだ早く深夜には遅い宵闇をかつ、かつと軍靴の音をさせ歩く少年がいる
白のワイシャツの上に黒の、シンプルな軍服の少年だ。
まっすぐを背を伸ばした姿はとても細く華奢にすら見える。背もやや低めな少年は視線だけ周囲にすこし走らせながらまっすぐ歩く

――思ったより時間かかっちゃったな。速く帰って皆の朝食の準備をしよう。

緊急の案件だったが、協会にしては非常に珍しく給金を臨時でくれる仕事だった。大した内容でもなく見張り達の監視――要はさぼっていないかの監査を第三者から行う仕事だ。
非常に退屈な仕事だが監査、監視である以上彼らがいつ手を抜くか、どの時間に気を緩ませるかを見るのは無駄に集中と時間を食う。

とはいえ即金で金を支払われたのは凄い久しぶりだ。
これなら今日の朝市で色々と買い込みができるし、今ある食材を贅沢に使ってお腹いっぱいの食事を提供できる
それはとっても嬉しいことだ。
少年の足取りはまっすぐながら、軽い。孤児院上がりの仲間達は少年同様にまだ若く育ち盛りだ。 栄養もそうだし、お腹いっぱい食べれるのは何よりの心の栄養になる

「…~♪」

珍しく、鼻歌をうたいつつ歩みをすすめて

カルヴァ > そのまま平民地区の街路を歩き、去っていく
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からカルヴァさんが去りました。