2023/03/06 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にクレイさんが現れました。
クレイ >  
 賑やかな街の一角、男が歩いている。
 本日は仕事ではない。プライベートだ。この男が何故ここを歩いているかというと。

「……ホント、無駄使い好きだな」

 知り合いの関係だ。
 今この通りはお祭りが開かれている。とある貴族がこの辺りを整備して色々と整えた。そして平和になり便利になったこの通りをお披露目しようとかで出店やらも集めてお祭り開始という流れだ。
 そしてその貴族とこの男は知り合いだった。
 とりあえず挨拶だけ済ませて祭りをぶらぶら。折角来たんだから暇つぶしついでに夜飯でも食べて帰るかというそんな軽い気持ちであった。

クレイ >  
「んー」

 ひとつの出店の前で足を止める。
 夜に良さそうなボリュームのある物。そう考えたときにふと目に入った。
 肉がこれでもかと積み込まれたハンバーガー。これならば十分だろう。

「おっさん、これくれ。後飲み物も」

 注文して袋に入れてもらえば適当なベンチに。
 空いているそこにドサッと座る。他のベンチは埋まっているし、剣を持った男の隣は少し引け目を感じるのかベンチの前は人が通りすぎる事が多い。
 丁度いいとハンバーガーを齧っていた。