2023/01/29 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にエスティさんが現れました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にリサさんが現れました。
リサ > 平民地区の冒険者ギルド。
普段から冒険者や依頼人などで混雑するギルド内。
そんな中で普段ならば依頼を探すのだが、この日はそうではなく待機所と言えるようなスペースで不安げな様子で周囲を見回す。
この日は依頼を受けるにあたり、ギルドが人を紹介してくれるということで。

「どんな人でしょうか…変な人でないといいんですけど…」

ギルドからは良い人と聞いてはいるが初めての顔合わせはやはり不安があり。
怖い人でないといいな、などと考えては聞いていた特徴の人がやってくるのを待って。

エスティ > 「失礼します」

そんな中性的な声と共に入室してきたのは少女か少年かもわからぬ中性的な顔の人物で。
体格からして少年ではわかると言う様相に腰に剣を下げた紅色の眼が特徴的な人物だった。

「……えっと、あなたが依頼の協力者でいい、んですか?」

自分とそう年の変わらぬ女の子だったのにも驚きながら。
首を傾げバツが悪そうに後頭部をかきながら、問いかけた。

リサ > 待っていればほとんど待たずに声と共に人がやってくる。

声のほうへと視線を向けるとそこにいたのは中性的な人物。
この人が待ち合わせの人で良いのだろうかと確認するように、失礼ながらも上から下と見つめ。
顔立ちは中性的ではあるが体つきは男性、腰に下げられた剣で前衛型とわかり。
何より特徴的な紅色の眼を見て待ち合わせの相手だとわかり。

「はい、そうなります。私はリサと言います、よろしくお願いしますね」

相手が自分と歳がそう変わらない、年上でないことに安堵の表情を浮かべ。
バツが悪そうにする少年に微笑みを浮かべては名前を名乗り一歩近づいていって。

エスティ > 「ああ、えーと、僕はエスティ、宜しくお願いします」

ぺこり、とお辞儀を一つすると同時。
紅色の瞳を見ていると身体が若干火照るような感覚を感じてしまい。
思ったよりとっつきやすそうな人と分かればこちらも安堵して。

「リサさん、でいいのかな。えっと依頼の協力者になるエスティって言う」

リサ > 「エスティさんですね」

名前を聞くと少年に合わせて頭を下げる。
少年の紅色の眼を見ると変な感じがするが、初めて会ったので緊張してるのだと思い気にしないことにして。

「はい、今回はよろしくお願いしますね。
一人だと不安でしたから…でも優しそうな人で安心しました」

もし来たのが如何にもベテランという風格をしていればどうしても委縮してしまう。
しかし少年はそんな雰囲気もないので接しやすくで良かったと思い。

「今回の依頼について、何か聞いていますか?」

名前を教えてもらえば笑みを向け。
今回の依頼を一緒に行動する仲間としてどこまで話を聞いているのかと確認のように問いかけていく。

エスティ > 「さん付けはいいよ。僕の方が年下……っぽいし」

あとこちらの方が冒険者としても若輩っぽいし、と付け加えながら。
美人で可愛い女性との二人きりの部屋と言うのもあって緊張じみてる様子で、どこかぎくしゃくしているのがまるわかりで。

「優しい、かどうかはわからないし、剣しか能がないから採集依頼とかだと足手まといになりそうだから」

こんこん、と自分の愛剣の柄を叩きながら苦笑じみて笑いかけて。
机に依頼書を広げながら、どうぞ、と言わんばかりに椅子をひいて。

「ゴブリンの討伐だから、そう難しいものじゃないと思うんだけども」

リサ > 「そうですか?ではエスティと呼びますね」

少年の言葉に分かりましたと頷き。
付け加えられた言葉には、自分はまだ新人ですからと慌ててしまい。
最初は外見が怖い人が来ないかと心配していた分、そうでなかった事に安堵から肩の力が抜け。
ぎくしゃくとしている姿に、リラックスしましょうと言えるだけの余裕もできて。

「でもこう……威圧的な感じはしませんし。私もや薬草はわかりますけど、そっちよりは剣のほうが得意なので同じですね」

苦笑じみた笑みを見せることに、そういう所は自分も一緒と笑い。
机に広げられた依頼書を見ようと身を乗り出すが、椅子が引かれるとありがとうと一声かけて腰を下ろして。

「でも数がいると厄介ですから。それで二人でということでしょうし…」

依頼書を見れば巣の場所はわかっているが数が不明とあり、そこが怖いですね、と話しかけて。

エスティ > 椅子に腰掛けたのを確認すれば自分も向かいの椅子に腰掛けて。
広げた依頼書のゴブリンの巣の討伐、数は不明と言うのを見つつ。

「正直数がわからないからなんともだけど、新人二人で、って言うんだからそんなに大きくないか、偵察兼ねてのどっちかだと思うんだけど……」

そんなことを言いながら、依頼書の文字列を指でなぞりながら。
流石に何もかもわからない所に新人二人は放り込まないだろう、と言うギルドの慈悲を信じるようなことを述べて。

「所構わず威圧するのが冒険者の礼儀みたいな人たちも多いからね……僕も何回か経験してる。ちょっとあれは萎縮すると思う」

笑顔が可愛いなぁ、とか思いながら。
紅色の瞳でまた見つめてしまい。

リサ > 向かいに少年が座れば本格的に話し合いを始め。
依頼内容自体は有り触れたものであるのだが、数はやはり気になり。

「巣ですし少なくはないと思うんですよ。でも…新しい巣なら少ないのかな。
多分ですけど少なければ討伐、手に負えないなら戻ってこいだと思うんですよ」

依頼書の文字列をなぞりながら告げる少年に言葉を返し。
5匹10匹なら戦い方と場所でどうにかなるかもしれないが、それ以上ならば二人の新人ではまず無理。
そういう解釈でいいと思いますと口にして。

「あれってその……結構怖いですよね。私は直接はないですが、そういうのは何度か見ていますし」

ですから少し警戒していましたと告げては少年に目を向け。
その紅色の瞳を見てはまた不思議な感覚を覚えてしまって。

エスティ > 「十二分な準備はしてかないと怖いね」

二桁匹ともなれば、相応の準備は必要そうだ、と呟いてから。
ありふれた依頼、ありふれた相手、だけど詳細は不明。
不気味めいているが、ギルドがそこまで無茶な依頼を押し付けるわけないとも思っており。

「リサさんは……美人だから威圧よりはお近づきになりたいって言う目のが多そうだけどなぁ……」

つぶやくように言いながら、不思議な感覚を覚えている様に違和感は感じれど。
自分のそれに無自覚で、無頓着な少年は不思議そうに首をかしげるばかり。

リサ > 「数の暴力が一番怖いんですよ。
ゴブリン相手でも用意似ては抜けないですよ」

開けた場所で数で押されれば勝てる相手でも苦戦は必須。
ゴブリンと油断をして敗走する新人は必ずいるのでそうはなりたくないと。
そして何より詳細が不明な依頼なので気は抜けず、もしかしてゴブリンなのでギルドは簡単に考えているのかもと考えて。

「私が?そんなことないですよ。気のせいですって」

少年の言葉に気のせいですと手を振って慌ててしまい。
感じる不思議な感覚はやはり緊張しているのかなと、そういえば同世代と組んだことがほとんどない上に二人きりも先ずないので、そのせいと考え。

「それよりも…エスティはゴブリン討伐は何度めぐらいですか?」

私は実は1度だけですと告げては、経験が多ければアドバイスをもらおうと考えて。

エスティ > 「師匠も言ってたからなぁ。油断・慢心はしないつもりではあるけど……」

自分の剣の師もよく言っていた。
油断・慢心こそが戦場で最も死を招くものだ、と。
その格言を怖い怖い、と思いながら用意するものをメモに書き連ねては、不足はないか、とメモを渡しながら。

「……? そうかな。ゴブリンかぁ。2~3匹の群れなら数回、5匹以上の群れは1回、かな……二桁以上となると経験はないや」

相応に戦場の経験は踏んではいるらしく、指を折り数えれば。
実は一回です、と言われそうは見えなさそうなのに首を傾げて。

「結構な使い手なようにお見受けするけど……」

意外だ、と目を丸めた。

リサ > 「いい師匠さんですね。私が教わった人もそう言ってましたよ」

余裕を持つことと油断は別物だと何度も言われましたと。
そしてどんな相手にも油断をしない事は基本だと。
そんな話をしながら受け取ったメモを確認して、保存食は多めに持っていくかと提案して。

「そうですよ。凄いですね、私はゴブリンは村にいる頃に一回だけでして。
後は猪や狼とかの動物が多いんです」

こちらに来てからは害獣駆除と薬草採取がメイン、ゴブリンは本当に一度だけと説明し。
本当に運が悪く傷ついたドラゴンと戦ったことがあるのは口にせずで。

「そんなことはないですよ、武器が良いだけなんです」

村で貰った魔剣なのでいいように見えるだけと慌ててしまって。

エスティ > 「鬼のように厳しい師匠だったけどね……」

いや、当然か。剣を教えてくれてたんだから、と苦笑してから。
狼や猪とかの動物が多い、と聞けばうなずいて。

「なるほど。それじゃあ教えられる事は教えとくよ。僕は逆に対人、対人型の経験はあるけど、動物型の経験は少ないから教えてもらうことも多そうだけど」

納得したように言えば、こちらも教えてもらえる事があれば教えて欲しい、と言い。
得物がいいものだ、と言われれば。

「いい得物も持ち主の力量のうちってね……腕の良い人はなまくらでも斬るって言うけどやっぱりいいものを持ってるし」

僕のもそこそこの名剣だよ、と腰の剣を一瞥して。

リサ > 「私の師匠も厳しかったですよ。元冒険者でしたから」

なので奇麗な型などではなく実践の泥臭い剣術ですと困った笑みを見せ。
狩った対象が動物メインなので狩人みたいなものですと。

「ありがとうございます。私で教える事が出来る事でしたら喜んで」

お互いの慣れない事を教えあう、そんな事はなかったので嬉しそうに笑い。
効果も何もわからない魔剣ですと説明し。

「そう言うものですか?私は本当に貰っただけなんですよ。これ、さっき言ったゴブリンの戦利品の一つなんです」

なので良い品かなまくらかも判らないと告げ。
名剣と聞けば少年の腰の剣に目を向けて,いいですねと口にする。

エスティ > 「師匠は戦場剣術の使い手だから戦場、特に乱戦での剣術だ、って言ってたなぁ。冒険者なら色々教わってそう」

僕も色々教えてもらうことになりそうだ、と。
狩人であっても経験は馬鹿に出来ないよ、と笑いかけて。

「代わりに僕も対人剣術を教えるね。ゴブリンにも使えると思うし」

人型に対してはめっぽう強いんだ、と師の教えを嬉しそうに語って。
剣に目をやれば、ふうん、と感慨深く呟いて。

「貰い物の魔剣、かぁ。詳細は僕はわかんないけど業物だとは思う。気になるなら鑑定出来る人に頼んだ方がいいとは思うけど」

リサ > 「戦場剣術?乱戦に向いた戦い方はこの依頼にぴったりですね」

自分が教わったのはあくまで多数で少数と戦うためのもの。
乱戦での戦い方は判らないので色々と教わることは多く、教えてもらうことになりそう、狩人の経験も馬鹿にできないと聞けば、何でも教えますと安請け合いしてしまい。

「ゴブリンは人間に近いですよね。お願いします、エスティ」

めっぽう強いと聞けばお願いしますと頭を大きく下げてあげれば膨らみが僅かに揺れ。
剣に視線が向いていることに気が付くと、見ます?と机に置き。

「鑑定もお金がかかるので、もうちょっと貯めたらお願いしようと思ってます」

生活費でお金がと恥ずかしそうにし、でもいつかは鑑定しますと笑って説明をして。

エスティ > 「うん。ぴったりだと思うから色々教えられると思う。宜しく、リサさん」

代わりに冒険者の知識を教えてもらうから、と安請け合いに笑顔を返して。
その際にまた紅色の瞳がリサを見つめてしまい。

「任されたよ」

話を続けて緊張もとけてきたのか、態度もほぐれてきた様子で。
揺れた膨らみにわずかに目がいってしまい、慌てて視線をそらして。
その後に示された剣について机に置かれれば。

「抜いてみていいかな?」

そう訪ねながら、机に置かれた剣に目線をおろして。
やっぱり結構な業物に見えるな、と小さく呟きつつ。

リサ > 自分は乱戦や人型との戦い方を覚えることができ、少年には冒険者の知識を。
こういうのを教え合えるというのは何だから楽しみになってしまい。
少年の笑みに笑みを返し、また瞳が合えば不思議な感覚が強くなり。

「この依頼は受けてよかった。良い出会いもありましたし」

少年との出会いは良い出会いだと笑みを浮かべ、
緊張をしていたような様子も見えなくなってきたが、ふいに視線をそらされると不思議そうにして。

「良いですよ。見た目は普通なんですよね」

少年の言葉にもちろんと頷き。
少年が剣を抜けば、刀身は磨き上げられてはいるが一見すれば普通の剣に見え。
ただ剣を持つ手からは何か、魔力が剣に吸われていく感覚を感じるかもしれずで。

エスティ > 「良い出会いと言ってもらえるのは嬉しいかな……僕としても嬉しい」

同じように笑ってから、瞳が合えば不思議な感覚がまた宿り。
身体が火照りが激しくなっているような、そんな感覚。
けれど、紅眼の少年が何かをしている、と言うわけでもなく。

「じゃあ抜くね」

一言断りをいれてから抜けば、普通の剣のようにも見えるそれ。
しかし、魔力量が豊富な少年は、その吸われていく感覚を如実に感じ取り。

「……これは、れっきとした魔剣だね。魔力を吸ってる。……吸った魔力を何かに転換する類なのかな」

そう言いながらまた鞘に収めればリサに返して。

「早めに鑑定した方がいいと思う。多分、魔力を吸収転換する類の魔剣だから、そんなに害はないと思うけれど」

リサ > 「そうだ、折角ですし。そのあとに一緒に食事でもどうですか?」

依頼に出発するにも今からよりは準備を整えて明日のほうがいいかと考え、折角なのでと食事に誘い。
体に感じる不思議な感覚、それは何かと自覚をすれば頬に赤みが差し。
どうしてそうなったのだろうと不思議に思うが、少年に何かしたかと問うわけでもないのは、何かしているように見えないからで。

そして了承し、少年が剣を抜くのを見つめ。
自分が見ても量販品の剣よりは少し立派に見える程度、魔力量も多くはないので魔剣の性質には気が付いていなく。

「魔力を?魔力を吸って何か変換を?」

村には鑑定できる人もいなく、害もなかったのでそのままだった。
しかし魔力を吸っていると聞けば能力が気になり始め。

鞘に戻された剣を受け取れば腰に吊るし。

「この依頼の報酬で鑑定に出すことにします。万が一があっても遅いですから」

そう言っては鑑定することを約束して。

エスティ > 「いいよ。色々詳細も詰めたいし」

こくん、とうなずいてから、赤らんだ頬を見てまた首を傾げ。
紅色の魔眼、相手を発情させる魔眼。
それとわかればようと知れる類のものだが、それそのものに無自覚な故に何かしてしまっただろうか、と首を傾げて。

「多分、扱ってて何も気にならないなら強度とか切れ味に変換している類だからそんな危険な剣ではないと思う」

うん、とうなずいてから。
ただ、物事を万全に突き詰めるなら早めがいいと思う、と告げながら。

リサ > 「お互いの戦い方やどうするかも話しておく方がいいですよね」

それに詳細を詰める以外にも楽しい話ができそうな気がして。
時々にかっこいいなと思う人を見た時に感じる感覚、それに似たものを感じてしまっては恥ずかしさに頬を染め。
まさか少年の瞳が魔眼とは思わずに何でもないと首を傾げる姿に告げて。

「時々に硬いものも簡単に斬れるぐらいですから。
今まで使って無事ですから危なくはないと思います」

それでも万全を期すなら早めがいい、しかし懐具合でそれが叶わずに困った笑みを見せるだけになって。

エスティ > 「うん。それじゃあ……今日は僕が奢るよ。男の甲斐性らしいから。こういうのは」

師匠から妙なことも吹き込まれている様子で。
頬を染めて恥ずかしがる理由はわからないけど、それも可愛いな、と思いながら。

「うーん、やっぱり強度か切れ味の強化の類の魔剣だろうね……」

それじゃあ行こうか、とエスコートするように扉を開けて。

リサ > 「いいんですか?それではお言葉に甘えますね」

奢ると言われれば戸惑いを見せるが折角の好意に甘える事にして。
依頼の報酬が出ればその時は自分がご馳走しようと決めて。

「でしたら急がなくてもよさそう。どっちでも使うには助かりますから」

その言葉に鑑定はするが依頼後にしようと決め。
少年が扉を開ければ席を立ち、エスコートをされては部屋の外へと。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からエスティさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からリサさんが去りました。