2023/01/27 のログ
ネロテア > 「また…軽口を……く…んっ」

胸から離される手を視線が追いかけてしまう。片方とはいえ胸への責めから解放された安堵と、次は何されてしまうのかという不安を半々に織り交ぜ、

「ん…っ…ぁ………」

先程の絶頂で溢れてしまった蜜と纏った蜂蜜を潤滑液に指が入ってくる。か細い声は懸命に抑えてなお漏れ出てしまったもの。勝負が始まってから一度だって館長の手業に耐えられたことはない。それを屈辱に思いながらも声を抑えるのが精一杯で、侵入してくる指の感覚を必死に我慢するしかない。

「…くっ……ふ…っ……ぁ…ん……ふぅ…っ…あ…ぁ……っ」

館長の囁きに羞恥を煽り立てられても、もう反論を紡ぐ余裕はない。胸と膣穴に与えられつづける我慢の仕方もわからないような感覚にさっき迎えさせられた絶頂の記憶が甦る。このまま、また果てさせられて自分が弱いのだと思い知らされる……その屈辱の想像を支えに少しでも男のもたらす絶頂に抗う。
必死に堪え、悶える姿から館長にはどのくらいで我慢が限界に達するか簡単に読み取ることができるだろう。快楽とそれを堪える苦悶の度合いを示すように甘い蜜の匂いに混じる汗のにおいがわずかずつ濃さを増して

ロブーム > 「ふふふ、我慢しても、甘い甘い声が出てしまうだろう?
こんなに揶揄われてるのに、君の身体は私に甘えたくて仕方がないらしい」

そう言いながらも彼は、責める手を止めはしない。
寧ろ、少しずつ責め方を強くし、絶頂に期待を持たせようとしている。
乳首は、親指だけでなく、人差指で摘まんで捏ね。
指の動きは、それ自体は変わらないけど、膣肉を揉む力が少しずつ強くなる。

「さあ、私が聞きたい、あの可愛い声を聞かせておくれ。
甘くて切ない、恋の歌のような、愛らしい声を……」
              ・・・・
それは、絶頂した時の喘ぎ……ではない。
確かにそれはロブームの好きな声ではあるが、しかしその前奏として、彼が聞きたい歌がある。
それは、絶頂に恋する、切ない――

寸止めされた時の、声だ。

「ほら」

彼女の身体がいななき、彼女の愛液が溢れる、ほんの数瞬前。
男の指が乳首からも女性器からも離れ、何の快楽も齎さなくなる。
悪戯に甘さを増した身体は、まるで食べ残されたお菓子の様に放っておかれる。
切なさだけを残して、しかし無情にも男は笑うのだ。
嬉しそうに。可愛らしそうに。最愛のペットに、意地悪をするような笑みで。

ネロテア > 我慢するのに精一杯で男の言葉を否定する余裕がないのが腹立たしい。どんどんと追い詰めるように、絶頂に押し上げようと加えられる刺激が強まっていき、否応なく身体が昂らされていくのがわかる。
わかっていてもどうしようもない。少しでも相手の思い通りになるまいと、男の望んだとおりの姿だけは見せまいとひたすら懸命に堪える。相手の目的を見誤ったまま…

「だれ…が……っ…く……ぅん…っ…ふぐ……ぁ…っ」

もう耐えられない…せめて、声だけは……聞かせまいという反抗心。けれど、

「ぁ…え……?」

その口から漏れたのは、間抜けとさえいえる戸惑った声。男の手管によって抗うことの叶わぬ絶頂に押し上げられるその瞬間に、すべてが消えた。取り上げられた。

「…ぁく……な、なにを…っ」

快楽の中断は決して救済などではない。望んでいたはずの、絶頂の回避。だけど、必要不可欠な何かを奪われたように、身体に飢餓感のような苦しみがこみ上げてきて
館長の顔に浮かぶ笑み。それを見て初めて、この男はこれをするつもりだったのだと悟った。これがこんなに苦しいとこの男は知っていて最初からこれを狙って…手のひらの上でおどらされたような悔しさと屈辱。

「さ…最初から、こうする気でした……のね」

何とか意識を振り向けて相手に言葉を投げかける。少しでも今の感覚から意識を逸らそうという苦し紛れの行動でもあり、屈辱がその支えとなった。

ロブーム > 「ふふ、思った通りの可愛い声だ。まるで、迷子になった事に気付いた子供みたいだね。
おや……」

彼女が睨んでいるのに気付くと――正確には最初から気づいていて、茶化す為に大げさなリアクションをしているだけだが。
男は指についていた花蜜をハンカチで拭き取ると、わしわしと頭を撫でる。
吠えるペットにそうするように。慈愛と愛玩をたっぷり込めて。

「怖い顔をしても、そんな甘い声では全く迫力が無いよ。
第一、そんなに怒っていても、此処をなでてやれば――ほら、甘えたがりの顔になる」

そう言うと、今度は最初に絶頂した時の様に、彼女の未成熟な縦筋を、人差指でなぞる。
上から下に、下から上に。下着を着ていない事以外は、全く同じ動き。
何度も、何度も。感じやすい様に――けれど。

「でも、まだおあずけだよ、ネロテア」

やはり、それも直前で止まってしまう。
しかし、それだけではないと彼女は気付くだろう。
さっきよりもなお、身体の疼きが強く、子宮が疼いて、身体が寒気でも得ているようにぞくぞくして――それでいて、熱く。

「言い忘れたが、その花蜜はサキュバスの愛液で育てる特殊な花を使っている。
浸透するのに時間がかかるが、それだけ大量に塗り、舌や膣で味わえば、何処までも発情し、敏感になる――
飼い主からのプレゼントだ。存分に味わいたまえよ」

ネロテア > 「ぐ…うぅぅ」

苦しみから容易く逃れることは出来ない。屈辱以外もたらすことのない館長の手で頭を撫でられ、出来るのはやはり相手を睨みつけるのがせいぜい。その視線さえ軽く受け流され、近づけられる館長の指を恐怖の色の覗いた目で追うことになる。

「やめ…っ……う…ぁ……っ…んく……あ…ぁ……っ」

一度絶頂を目前にしてお預けされた身体は快楽に敏感に、館長の愛撫に弱くなりすぐに切羽詰まった吐息が抑えきれなくなる。しかし、

「ぁく……あ…っ…うく…あぁぁ……っ…こんな……どうして…っ」

男の手で快楽は完全にコントロールされ、またしても絶頂は与えられない。待っているのはさらに増幅された飢餓感と、全身に蟠る火照り。熱に冒されたように体が熱く、疼いて堪らない。
館長の口から語られる「真実」が全身の違和感に意味を与え、否応なくそれを意識させられてしまう。そんなものまで盛られてしまったら、もうどうしようもない…そんな思考が小さく浮かび始めるのを噛み殺して、絶頂お預けの苦しみと蜂蜜の効果の両方を堪え続けることを強いられる拷問のような状態に陥ってしまって

ロブーム > それから、幾度となく。
絶頂寸前での寸止めを、彼女は味わう事になる。
熟達したロブームの指は、淡々と彼女を絶頂寸前まで追いつめ――そして、そこで止まってしまう。
そうやって、彼女の身体は自分が抱える快楽を膨らまされ続け、しかし決してそれを放出できない。

「……ふむ、少しばかり快楽を溜め込ませ過ぎたか」

如何に繊細な焦らし責めの腕を持つとはいえ、媚薬を盛ったうえでの寸止めを連続したのだ。
彼女の快楽の風船は、ほんの少し触っただけで割れそうになっている――これに更に空気を入れるのは、如何にロブームと言えど難しい。

「一度、快楽を発散させねばならないな……」

快楽を、発散。
それだけ聞くと、その方法は絶頂しかない。
だが、ロブームは知っている。身体に溜め込んだ快楽を、絶頂させることなく発散させる方法を。
丁度、彼女の身体は蜂蜜で滑りも良くなっている。
男は、机に上って、ネロテアの股の間に座る。
彼女の身体を、一目で俯瞰できる位置。

「……やはり、美しい」

こちらを、忌まわし気に睨む表情。
それに反する様に切なく上下する胸。
そしてそれを彩る黄金色の液体。
まるで、繊細なバランスで出来上がった芸術の様だと思う。
だが……

「それらを壊すことになるだけの価値があるものが、一つだけある」

そう言いながら、男は彼女の脇に、自分の指を宛がう。
そして、わきわきと、彼女の横で動かす。
彼女も、もしかしたら一度された事があるかもしれない。
その動きは――児戯染みたその動きは、"擽り"の動き。

「それは、可愛いペットの笑顔だよ」

ぬるぬるとした指が、彼女の脇を引っかく。
彼女の綺麗な脇を、ぬりゅぬりゅと小さな動きでほじり、擦り、蹂躙する。
ただ擽られるだけでも溜まらないのに、媚薬の入った蜂蜜で包まれた指でそんな事をされれば、その擽感は凄まじいことになるだろう。

「ほら、笑ってみせるといい。
そうしたら、また、甘い味を思い出させてあげるから」

ネロテア > それはまさに拷問のような責め苦。
何度も繰り返し絶頂を迎える一瞬前まで昂らされて、果てる瞬間を目の前にしてそれを取り上げられる。
一度寸止めされる度に体の中に快楽と絶頂への飢餓感が堆積し、また寸止めされて苦しくなるとわかっていても男の与える快楽から逃れることは出来ない。
館長がその攻めの手を緩めた時には、テーブルの上にはその体に抱えてしまった発情と疼きに悶え苦しむことしかできない状態にされていて、情けない姿を男に見下ろされても表情以外には反抗することもできない。

「ぇ…あひ……っ」

戸惑いの声が漏れるのはもう何度目だろう?絶頂寸前の状態で何度も留め置かれてその先に待っていた新たな行為。館長の指が齎すのは、先ほどまでとは違った刺激。
堪えるしかない快楽に荒く乱れていた呼吸が切羽詰まったように跳ね始める。

「ひっ…ぁ…は……っ…は…ぁはっ……かは…っ」

焦らし責めされた状態からさらに神経をすり減らして堪えようと足掻いたが、そんな我慢などもろいものでそう時間を経ずに室内にはしたない笑い声が響くことになる。またしても自分では自由にならない体の反応で、顔は引きつった笑顔になりながら、内面は制御できない感覚に引っ掻き回され、突き崩されていく。

ロブーム > 「焦れた身体に、ぞくぞくするくすぐったさが溜まらないだろう?
ほれ、今度は脇腹を、肋骨を優しく揉んでやると……」

甘い快楽を消し飛ばす、くすぐったさという暴風。
それに翻弄する姿を愛おし気に見ていたが、しかしここで擽り責めは終わらない。
十分に笑い、身体に溜まった快楽が、幾分か和らいだところに、

「ほれ、擽ったいだけでは退屈だろう?
さっきも言った通り、甘い快楽を思い出させてあげよう――但し、このままの状態で」

脇腹を擽りながら、ゆっくりと彼女の縦筋に顔を近づける。
それを見れば、彼が何をしようとしているのか解るだろう。
何せ、彼女の身体はおいしそうだと、何度も言っていたのだから。

ぼてっとした舌が、最初はちろちろと、彼女の女性器を舌先で撫でる。
そして、それから舌の腹が彼女の女性器にべたり、と貼りついて――べろぉ、り。
ゆっくりと。溢れる愛液と花蜜を救い上げる様に舐めあげる。
くすぐったさに翻弄されている身体に、堪えようのない柔らかな快楽。

「ふふ、やはり思った通り、甘い味だ。
何度でも舐めたくなる――こんな風に」

べちゃり、べちゃり。
舌の方は味わうような速度で、彼女を蕩けさせ。
だが、擽りは激しく、彼女を責め立てる。
当然、焦らしも続いている――彼女がイキそうになれば、それを目敏く感じて舐めるのをやめてしまうだろう。

ネロテア > 「や…やめ……あひっ…ひ……っ」

くすぐりは新たな責めの一つとして寸止め拷問の中に加えられる。くすぐりで悶絶し息も絶え絶えのようになりながら、恐怖そのものの宣告に息を呑み

「ひっ…こんな……くるしっ…はひっ……あひ…はひいぃぃ……っ」

あくまで優しく穏やかに与えられる快楽。けれど、堆積した疼きとくすぐり責めがそこに安住することを許してくれない。塗りたくられ含まされた蜂蜜によって付与された感覚の過敏化と発情がその責め苦の威力を何倍にも高めていた。どんな叫び笑い悶え苦しんでも、くすぐられる感覚と秘所をじっくりと舐め上げられる快楽をすべて同時に感じ取れてしまう。

休むこともできず、ただただ苦しみ続ける時間は精神と体力の両方をすり減らし、この苦しみから解放されることだけに思考を支配されていくのも時間の問題だった。

ロブーム > それから、どれだけ経っただろうか。
擽りと愛撫の二重責めが、ふと、止んだ。
見れば、男は彼女を再び見下ろしていた。
彼女の呼吸が整うのを待ってから、男は話しかける。

「さあ、ネロテア?そろそろ、私のペットになる気になったかな?」

それは、彼女に対する降伏勧告だった。
勿論、まだ時間はある。此処で彼女が拒否しても、後たっぷり二時間は。
そして、当然、くすぐり責めをやめたからといって、それで彼女が休める訳もない――

「ほら――此処が疼いてしまって溜まらないだろう?」

そう言って、男が撫でるのは、彼女の下腹。
子宮の辺り。
そこを、強く撫でて、軽めのポルチオマッサージとして刺激を与え続ける。
それと同時、頭も一緒に撫でてやる――まるで寝転んだ犬にそうするように。

「さあ、一言「わん」と言ってごらん?
それだけで、ご主人様は、君を何処までも愛してあげよう
君が、擽りではない、本当の笑顔になるまで、ね?」

彼女を撫で続ける、その表情は優しい笑顔だ。
勿論、ペットになれば、それは彼からの無限の愛、快楽、そして焦らし。
それを、少なくとも解放されるまでは受ける事になる。
だが、少なくとも今この時は、この切ない感覚からは救われるのだ。

ネロテア > 「う…ぁ……」

時間の感覚さえ見失うほどの苛烈な責め。ようやく館長の責めが止まるころには初めのころの反抗や抵抗する力などはそのほとんどがすり潰されてしまっていた。
与えられた責め立てられない時間で、少しずつ呼吸は収まり喋れるほどに回復しても、身体の残った疼きと蜂蜜の与えた発情、そして拷問に等しい責め苦の記憶が消えてなくなるわけではない。

「……っ」

降伏勧告に等しい言葉を告げられても、すぐに応えられないのはそのプライド故か。だが、ここで拒否したらまたあの責め苦に戻される…という恐怖がはっきりと存在していて

「ぁ…んく…ぅ……っ」

さらに、今の自分がどんな状態のなのか知り尽くしているであろう相手に疼きをさらに掘り起こされ、懸命に抑えようとしている体の疼きがぶり返しそうになる。
今の自分は、相手の気まぐれひとつでいくらでも苦しめ抜かれてしまう。少なくとも、今この場では館長に従うしか…ない。それは受け入れがたい、けれど受け入れざるを得ない現実だった。

「……………わん」

決して短くない沈黙は、その選択がどれほど屈辱的であったかの証。体をいいように弄くり回されまともな抵抗一つできずに屈服の証に犬の鳴きまねをさせられるその境遇に、自分の中の何かが汚れたような感覚さえ覚える。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からロブームさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からネロテアさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にラフェッテさんが現れました。
ラフェッテ > 「ここでもなかった、どこで見たんだっけ」

平民地区にある一軒の商店から出てきては思い出せずに首を傾げ。
以前に見たほしいものを買おうと店を回っているのであるが、肝心のどこの店で見たかを思い出せずに店を回り。

しかしどの店でも見つからずに売れたのかと思いもしたが早々売れる物でもなかった筈なので見つけられないだけ。
そう考えてはこの辺りにある他の店を頭に浮かべ。

「次はあっちの店にいってみよっと」

この近くの店を思い浮かべ、そこならあったはずと全く当てにならない記憶を頼りに次の店に向けて歩き出す

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からラフェッテさんが去りました。