2023/01/25 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にドラゴン・ジーンさんが現れました。
■ドラゴン・ジーン > 昼の王都マグメール。昼時の平民地区には多くの店が連なっている。そしてその中には無論において人間達の三大本能の一つである食欲を満たす為の飲食店もまた揃い踏みになっていた。現在は丁度昼食時であり、人気の店を筆頭にしてそれなりに客入りも悪くない、店としてはかきいれ時の時刻だろう。
その中、若干人の通行が乏しき交通の便の宜しく無い一角において或る異変が起きている。全く客が入っていないのに、何となく続いている店、そんな店をきっと見た事があると思う。いかにも寂れ切っており、店構えも古めかしく一切整備の手を広げていない。余り美味しいものを食べさせるようには到底に見えない店内からくゆる湯気と共に芳しい香りが立ち昇り続けている。
「………」
店員すらも見受けられない店のキッチンでは窯に火をかけ続けていた。その魔女の窯と見紛うばかりの大釜の中で煮え立っているのはあたかもコールタールのような黒いうねり。そして今も匂い立っている『美味しそうな匂い』の根源たるや他でもない見目においては食欲の欠片も湧きそうもないその怪物であった。
熱を加えて自らの放つフェロモンのような様々な誘発物質を揮発させ、こうして誰かをおびき寄せようという魂胆であるのだ。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からドラゴン・ジーンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にリサさんが現れました。
■リサ > 普段はあまり立ち入らない平民地区の路地裏。
昼間でも薄暗い場所が多い場所だが日が暮れ始めればなお暗くなり。
そんな場所をメモを片手にうろうろと恐らくは同じ道を何度も行ったり来たりと繰り返して。
「聞いた話だとこの辺りの筈なんですよ。でも無いですよね」
普段手に入らないものが手に入る店が貧民地区でなく平民地区にあると聞き、なけなしのお金を払い得た情報。
その場所がこの辺の筈なのにそんな店は見当たらず、貰ったメモを見返しては多分場所も間違っていない。
なのに見つからずに困ったように呟き、騙されたのではないかという心配、そして見つけれないだけという自分のミス。
どちらか判断がつかず、もう少し探してみようと来た道を戻っては何度めかの同じ道を歩いて。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からリサさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にジーナさんが現れました。
■ジーナ > 冒険者ギルドに併設された酒場。
冒険者やそれ以外の客で賑やかな店内、その片隅で少しだけ豪華な食事、と言ってもパンにスープ、そこにベーコンを焼いたものがついているだけではあるが。
「今日はそれなりについてたよ。臨時の報酬もあって運がよかった」
昼間の薬草採取、運よく依頼で見つけれればと記載のあった薬草も見つけることができ。
それを一緒に渡したことで報酬に大幅に色が付き懐も温かく。
それで普段は節約する食事も少し豪華にしては美味しそうに食べ。
普段なら早く食べて引き上げるのだが、今だけはゆっくり味わおうとのんびりとしたペースで食事を続ける。
■ジーナ > 「おいしかった。ご馳走様」
ゆっくりと食べ終えればいつもよりも満足感。
店主にお礼を言い代金を支払えば酒場を後にする。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からジーナさんが去りました。