2023/01/03 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にジェイクさんが現れました。
ジェイク > 昼間。市場に続く水路に架けられた橋の上に柵が設けられて人々の通行を妨げていた。
その橋に立ち、馬車や通行人を差し止め、積み荷や身分の検査を行なっているのは王都の兵士達である。
曰く、此処最近、市場にて御禁制の密輸品が横行しているために検問を敷いているという名目であるが、
実際の所は商うを行なう商人達から通行税をせしめ、通行人の中に見目の良い女がいれば取り調べの名を借りて、
傍らに設けられた天幕でしっぽりお楽しみという不良兵士達の私腹を肥やすための手段に他ならなかった。

無論、市場に向かうのに、必ずしも、この橋を渡らなければ辿り着けないかと言えばそうではない。
だが、この場所から他の橋を経由するのには小一時間程の時間を掛けねばならない上に、
遠回りした先の橋の上でも同様の通行止めが行なわれている可能性も捨て切れない。
結果、市場を利用する王都の民は自身に白羽の矢が当たらぬ事を祈りながら橋を通っていた。

「――――通って良し。ぐずぐずするなよ。次の奴、こっちに来い。」

でっぷりと肥った商人から受け取った賄賂を懐に入れて、彼の率いる荷馬車を柵の向こう側へと通せば、
列をなしている次の通行人に声を掛けて検問の場へと来るように告げたのは一人の兵士。
衛兵の制服に身を包んだ彼等は紛れもない王国兵士であり、市井の民が逆らったならば昏い牢獄で日々を過ごす事になるだろう。
そして、その事を理解している兵士達は、御国の為ではなく利己的に民を食い物にしている最低最悪な屑揃いであった。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からジェイクさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にフォールさんが現れました。
フォール > 平民地区の酒場。
落ち着いた雰囲気の所謂バー。
スツールでは男の体重を受け止めるには酷なものと、店の奥のボックス席に腰を下ろし、グラスに入った酒を持ち上げ一口。
傾ければ氷がグラスの中で崩れカロンっと小さな音が一つ。
口の中に流れこんでくる濃い酒精。
喉から食道、胃を刺激しながら落ちていく。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からフォールさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にリサさんが現れました。
リサ > 平民地区の大通り。
大きな依頼に関わる機会があり何とか成功を収めたが大変だったの一言。
やはり地道にやるのが自分には合うと受けた依頼は夜回り。
地味ではあるが必要な事と思えば苦にならず。

「ここで寝ると風邪をひきますよ?宿はあっちにありますからね」

酒場の明かりに照らされる通りを歩き、道に寝転がる酔っ払いが居れば声をかける。
ただ起きるか起きないかはその人次第なので、声をかけるだけ。
それを終えれば足を進めて夜回りの継続、酔っ払いや不審者がいないかと確認をしては次へと向かい。

「ここは問題はなしですね。この先は酒場が減ってきますから楽になりそうです」

酒場の多い通りは酔っ払いや眠っている人、騒ぐ人も多いが酒場が減ればそうではなく。
この先は商店が多いエリアだったはずと思い出しながらに歩き。

「ここも問題なさそうですね」

そちらの通りに移り、路地や軒先を確認しては問題があれば別だが、無ければ軽く見ては夜回りを続けて。

リサ > そうして真面目に時間まで夜回りを続け。
ギルドに戻っては報酬を受け取ることに…。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からリサさんが去りました。