2022/12/17 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区 蚤の市」にレナードさんが現れました。
レナード > 休日の王都平民地区の広場で開かれる蚤の市。
若手の生産職による出店などが主で、何処かの工房で修行中の職人が自分の技量を試す場として出店したり、趣味や独学で小遣い稼ぎをする者など理由は様々ながら、時折掘り出し物に当たることもあり、機会があれば回る様にしていた。
出展される出店を見て回りながら、冒険者を生業とするだけにどうしても、仕事に使えるかといった部分を重要視はするが、案外実用性を疑うような物も見る分には面白い。
発想の宝庫のような市を見て回りながらまずはと、何処かの工房で修行中の若手の鍛冶職人の屋台の前で並べられたロングソードやナイフ類を眺め、1本のロングソードを手に取ってみて。

「――ちょっくら軽いかなぁ…。もう少し重くても振る分には問題ないんだが…。」

出来は悪くは無いのだが、自分が使うには聊か軽く感じるために買うかを躊躇う。
散財するには蓄えはあるが、せっかくの掘り出し物なら実際に使う物を探したい男は、手にした剣を戻せばその出店を後にし、次の出店へとゆるりとした足取りで店々を見て回りながら気になる店を探していた。

レナード > 次いで見つけたのは主に宝石を媒体として、魔術的効果を生み出すような装飾品を作っている若手の細工師の出店。
魔術的才覚はまったくといって無い男だが、装備するだけで何らかの効果が発揮されるのならば、多少値は張ったとしても価値はあるかも知れないと、店の前で足を止めて並ぶ品々へと興味を向ける。
並ぶ品はやはり宝石を媒介とするだけに、こんな市であっても相応の値段を表記してはいるが、正規の店ならこれよりも更にするよなぁと思い返し、一つ指輪型の装飾品を手に取ってみて。

「――魔術の魔力の消費の軽減効果……いや、だから使えねぇんだわ。」

装飾品に吊り下げられた効果の文言を見て一人悲しくなりつつ、そっと元の場所へと戻し、他の品も眺め。
毒軽減、耐熱効果、耐寒効果と割と定番な効果の装飾品はお値段もお安めなようで、効果がどれほどかはさて置き、選択肢としては悪くはない。
そんな中で一つの腕輪を手に取り、ぶら下がった説明文には

『催淫効果の腕輪:装備者を異性が見ると催淫効果が発動します』
なんて文言。

「――いや、コレ呪われたアイテム類の間違いじゃないのか?」

店主の男に聞いてみるも、手順を間違えた結果か偶然的に出来た物らしく、効果の内容もあって店の隅の見つかりにくい所に置いていたのだが、案外掘り出し物は見えないところになんて考えの男は見つけてしまった。

「――ま、まぁ物は試しだし、これとこれとこれ、貰おうか。」

結果、エロい効果に見事に釣られた男は曰くつきのアイテム含め色々と買ってしまい。
試しにと、市の隅のベンチで腕輪を左手に付けてみて、気になる女性でもいないかと眺めてみるのだった。

レナード > 市を見て回る女性の中で目を引いた女性を見つけたので、物は試しにと
声を掛けてみようと、ベンチから立ち上がりその女性へと近づいていく男。
作った笑顔に軽いノリで片手をあげて所謂ナンパの振りをして話しかけてはみるが、靡くどころか野蛮な冒険者とでも思われたか、足早に去っていく。

「思いっきりハズレじゃねぇか、コレ。」

結果を見ては呟く。
とは言え、2度目もあるかもしれないと、懲りずに試す男の姿が市には幾度か見え、結果として怪しい男として、警邏中の衛兵に通報されそうになり、悲し気に腕輪をそこらの屑箱入れに投げ捨てつつ去っていく男がいたのだった――。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 蚤の市」からレナードさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にリレイさんが現れました。
リレイ > 「確か、このあたり…。お、あったあった。この通りだなー」

夕暮れ時、店の合間を縫って魔道具を主に扱う店が立ち並ぶ通りにやってきた
目的は、店の環境を整えることだ
以前、店の暖かさを保つ魔道具が壊れたことがあり、新しい暖房魔道具を見つける間お店の皆には不便をかけてしまったことがある

二度とそんなことが無いようにと、あらたに魔道具店と交渉して品物をすぐ卸してもらえるようにしたい
そういった思いからゆっくりと通りを歩いているが、正直なところ魔道具に関しては少し知識が怪しい
食器や食物、生理用品なら多少は知識があるのだが、それ以外はまだまだだ。

「教えて貰わないといけないけど…どうしようか…」

うーん、ととりあえず店の外からひょこひょこ店の中を覗いて首を傾げる
やっぱり外から見てもよくわからない
腰にゴルド硬貨がじゃらりと入った袋を提げながら
最初に目についた…ぴん、と来た店に入ろうと少々怪しい動きで店を見ながら通りを進んでいる

リレイ > 「ああー…!だめだ、わからん。こっちの店にあったのとあっちの店にあったのはどう違うんだ…!」

店の皆にはいいものを、と考える男だからこそ妥協はできない
ただし、値段だけ張られて似たような形のものがあるともう何もわからない

「はぁ…気ぃ進まないけど、昔の名前使ってパーティとかでまた見つけるしかないかな…」

とは呟きつつも諦めきれず
ぶぇっくしょい!とくしゃみをしながら店を外から眺めていく

リレイ > ーー結局この日は決められず、その場を後にした
ご案内:「王都マグメール 平民地区」からリレイさんが去りました。