2022/12/10 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にクレイさんが現れました。
クレイ >  多くの人で賑わう屋外テラス。その少し外れに腰に剣を差した男が立っている。周りとは違う空気。それもそうだ、彼は今まさに仕事中。
 今回の仕事は平民地区のお店で開かれるパーティの警護。参加基準はこのイベントを壊す意図が無ければだれでも歓迎。そんな緩いイベントだ。
 しかしそれでも数が多くなればやはり揉め事や不審な事を狙う輩が出てくるもの。なのでこうして腕っぷし自慢を雇っているという訳だ。

「……そろそろ交代か」

 しかしそれももう少し。終われば自分も交代してパーティに参加できる。酒やごちそうを前に時折話しかけてくる人相手の雑談だけというのもそろそろ限界だ。

クレイ >  
 今回の依頼、実は報酬としてはそれほど美味しい仕事ではない。
 だが、パーティに参加できる上にこの店の2階の宿を無料で使える。という特典がある。
 それらこれらを合わせればそれなりに美味しい依頼に化ける為に今回は受けたというわけである。
 少し待機していれば、向こうから筋骨隆々とした奴がやってくる。あきらかにこのパーティっぽくない風貌。つまりは交代要員である。

「おせぇよ。チェンジ頼むぜ」

 とスイッチ。大男がさっきまで自分が居た位置に座り、自分はパーティ会場へ。まずは腹ごしらえ。色々と飯を食べていく。
 とはいえ、腰に剣はあるしさっきまで別の空気を出してたしそもそも所謂一般人らしい風貌ではないしでパーティ会場の中にいて尚少し浮くのはある種仕方のない事である。

クレイ > 「あん? よう、お前も来てたのか」

 食事中に話しかけられ、そちらを見る。見かけたのは前に仕事を一緒にやった友人の男。
 今はとある店の専属護衛になったらしい。
 そんな話を聞きながら、この日のパーティは終わっていく。
 何だかんだ報酬以上には楽しめたらしい。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からクレイさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にウィンさんが現れました。
ウィン > 日の高い時間帯の冒険者ギルド。
その依頼が張り出される掲示板の前でどの依頼を受けるかと悩む。

「これは場所が私には向かないし……森は…最近行ったし」

色々と張り出されている依頼を確認していき、
それぞれを見ては遺跡は狭いから戦うのが苦手、森はよく行くので他の場所がいいかも。
そんなことを考えて選んでいけば受けれそうなものは決まってきて。

「んー…配達あたりがいいかな。行き先は…」

そうして目を付けるのは配達関連の物、行き先も王都内から近場の村、ヤルバダオートからダイラスまでと様々で。
それらを見てはふと良いことを思いついたというような顔になり。

「ついでに行く方向の討伐も受けたらいいかも」

そう考えれば一緒に受けるのに良いものはないかと探していって。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からウィンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にガルディさんが現れました。
ガルディ > 平民地区の片隅に構えた小さな鍛冶場。

今日も、女衒の仕事ではなく、半分趣味の鍛冶仕事に勤しむこととした日。

趣味と言ってもそれなり以上に出来は良く、中級までの冒険者にはお値段以上。
駆け出しから下級冒険者にとっては、かなりの掘り出し物という具合。

利率は半ば度外視でそんな値段設定になっているのは、趣味と実益をかねて。
ベテランの冒険者よりも駆け出しの冒険者の方が色々と『商品』価値が高いということだ。

勿論、冒険者以外に本業絡みの人間やらも顔を出しにやってくることもある。

今しがた出来上がった剣の出来を眺め、滴る汗をタオルで拭う。
熱気に満ちた鍛冶場では、急に冷え込んだ外気も関係なかった。

――さて、本日の来客は。