2022/12/08 のログ
ご案内:「平民地区 公園」にグラスシエルさんが現れました。
グラスシエル > 平民地区の公園
特に語るような特徴もない公園だ。人気がないわりに綺麗にされてるぐらいだろうか

そんな公園のベンチに一人の少年が腰掛けている。
ベンチにおかれた小さな紙袋の中身は塩が入ってない干し肉。 肉を干していぶしただけで味付けは一切されてないようなものだ。かじってもあまり美味しくはない

「珍しいな、誰もいやしねえ」

もともと人がほとんど来ない場所だ。むしろ人が利用する日のほうが珍しい。何かの道の途中でもなく使い道のない土地をとりあえず公園にしただけだ。
そんなところに人が居ないのは珍しいわけではない。当然だ

周囲を見渡す。ただし視線の先は低い。植え込みやベンチの下の方だ。

「ふー…む」

紙袋に横目で視線を落とす。
別に懐かせたいわけでも撫でくりまわしたいわけでもない
たんに塩抜きの燻製があったから買っただけだ
とはいえベンチの下にでも置いていたらカラスや鳥に持っていかれる可能性もある

「ふーむ、最近寒いしな。」

野良猫は3年生きれば往生
そう聞いたことがある。長くても5年、殆どは2年未満だそうだ。医療もない世界の縄張り争いというのは勝ってもそんなものなのだろう。
ここは比較的おだやかなものだ。野良猫も、王国も

「魔族と天界は――またドンパチしてたりしねえだろうな」

大きな戦争はなかった。だから自分の存在――人造的な天使、兵器という倫理的に危うい存在は政治的によくない証拠だ。だからここに「追放」されたのぐらいは理解してる

もう、天界も魔族も自分には関係ない――関係はなくても、天使にはそれなりに思う事はある。
自分のような出来損ないというか、兵器が戦えば彼らは死なずに、戦わずに済むならば。と
それは甘さだとか優しさだとかではないし、そこに少年が的確に表現できる理由が、無い

「野良猫ども、ほんとにいねえな」

グラスシエル > とはいえ、彼がまっていた野良猫は姿を現さない
さて…と少年は紙袋を漁る。中の干し肉を全部握ってベンチの下にほうりなげておく
生きていれば勝手に食うだろう。
少年は立ち上がりすたすたと公園を後にあるき出す

ご案内:「平民地区 公園」からグラスシエルさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にウィンさんが現れました。
ウィン > 平民地区の広場で行われている露天市。
様々な露店が出ているその場で何か安いものが買えないかと店を眺めて歩く。
しかしこれという物を見つける事は出来ずに眺めて歩くばかり。

「どうにも……いいものがない。こう…変わった武器とか安いポーションでもあれば」

そう言っては露天を更に眺めて歩き、時折に足を止めて露天を見るもすぐに次へ。
そうして歩いていれば問題も起きる訳で。

「…そう言うの結構だから」

歩いていれば声をかけられる事も起きることもあり。
そう言うのにはお断りを入れては露天巡りを続けて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からウィンさんが去りました。