2022/12/06 のログ
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にルイーザさんが現れました。
ルイーザ > 平民地区にある冒険者ギルド。
人でそれなりに混雑をするギルド内で先ほどに依頼の終了の報告と報酬を受け取れば次の依頼を探しに。
そして掲示板の前にやってくれば色々と張り出される依頼に目をやって。

「パーティーを組んだ方か稼ぐにしても経験を積むにしてもそっちがいいね。
けど……面倒そうな依頼が多いね、今日は」

単独の依頼も悪くはないのだが、稼ぐなり経験を積むには複数のほうが都合がいいと最近結論付け。
そう言ったものがないかと探してみるも、募集を開始したばかりやもう終了したものが多く。
後はまだ受けるメンバーどころかリーダーすら決まっていないものばかり。
これでは受けても出発まで時間がかかる、それは困るとため息を吐き。

「出来ればいつでも出れるようなパーティーか。顔見知りでもいればいいんだけどね」

周囲を見回し、組んだことがある顔や自分と同じように学生と兼務をしていそうな冒険者でもいないか。
居れば声をかけるのもいいかもしれないと考えては視線を巡らせて。

ご案内:「王都マグメール 平民地区」からルイーザさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区」にレナードさんが現れました。
レナード > 夜の帳も落ちた頃、冒険者ギルドで依頼の報告を終えて報酬を受け取り
噴水広場傍のベンチに男は腰を下ろした。
普段であれば、その報酬片手に呑みに行くか色街へ赴くか
宵越しの金は持たないとばかりに遊び歩く日常であるが、今宵は別。
受けた依頼は中堅クラスの冒険者パーティの捜索であり
ギルドへと報告を行った内容は、彼らのギルド証を提出した事。
即ち、パーティは依頼の最中に何らかのトラブルかイレギュラーか
結果として壊滅したという最悪の事実を、血に汚れたギルド証が物語っていた。
パーティリーダーの剣士とは顔見知りであった事もあるし
依頼を取り合うライバルではあれど、同業の仲間の最後を報告したとあって、センチメンタルにも浸るのも仕方なく。
露店で蒸留酒のボトルを一つ購入すると、腰を下ろしたベンチで栓を抜いて直接ボトルに口をつけて傾けて酒を一口煽る。

「――まぁ、明日は我が身ってこともあるしな…弔いじゃねぇけど、あんたらの分も頑張って稼がせてもらうさ。」

一足先に『引退』した同業を偲びながらも、次死神の鎌が振われるのは我が身かもと、改めて命を張った生業だと認識を確かめつつ
弔いの酒をまた煽り、程よい酒精を感じながらぼーっと空を見上げていた。

レナード > 見上げる冬の夜空は幾つかの星は瞬き、吹き抜ける冬の夜風は冬仕様の外套越しでも身を震わせる。
ぼけっと考えボケるような思考も夜風はその冷たさで曇った思考も散らしてゆく。
禊ぎの酒も飲み終えれば、気分切り替えて今宵の予定をと思考を切り替える。
報酬自体も悪い額ではなく、内容自体もあり色付けられている分
様々な選択肢が取れるだろう。

「――なんか、奢ってもらってる気すんのがすげぇ癪ではあるけどなぁ。」

皮肉でも零しては、今夜を愉しむ酒場か色街か
幾つか候補を並べつつ、こういう夜は人肌恋しいねぇと
馴染みの顔を思い出しながら、何処にしようかと考え始めていた。
切り替えが大事であると、自分に言い聞かせつつ。