2022/11/13 のログ
ジュン > 「あぁ、よかったらどうだい?」
とりあえず近くの席に着く
見せつけられる谷間にはわざととは薄々感じつつ
視線が吸い込まれてしまうサガの持ち主

「とはいえ…すでに何人か断られているようだし、少し心配ではあるんだけども」
と話すときは女の顔へと視線をちゃんと移しながら軽口をつく
そんなふとした拍子に外套から腕などが少し見えれば、冒険者としては当然ではあるが
ぱっと見からは意外と思えるほどの筋肉が見えたりする

アストラ > 「ふふ、嬉しいお誘いだけど、別に飲みに来たわけじゃないの」

席につく彼の視線を感じながら、照れたりする様子もないのを確認しつつ、眉尻を下げて体を戻す。
こういう宿なのだから、何が目的かもわかっているだろう。
此方を見ながら、柔らかな物腰で軽口を言う彼に小さく笑って、長い髪を耳にかけて。
外套から覗く肉体も、良く鍛えられているのが伺えた。
が、これまで断ってきた男性たちに向けるような、申し訳なさそうな表情。

「次はもっと時間のある時に逢えるといいわねぇ」

ゆっくりとアピールして事を進めたいタイプなのだとアストラは貴方のことを判断した。
それも悪くない、嫌いではないしじっくりと会話を重ねて暴かれていくのも好ましい。
そうして会話のうちに淫らに誘いあう関係も良い、が。
今日にいたっては、そういう流れになるには時間が足りない。

「また会えたら、一緒に飲みましょうね」

席を立ち、彼の耳元に顔を寄せて艶やかな色香を持つ声で、ごめんなさいね、と囁いた。
酒代をカウンターで支払ったら、アストラは踵を返して店を出て行った。

ご案内:「王都マグメール 平民地区 連れ込み宿」からアストラさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区 連れ込み宿」からジュンさんが去りました。
ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場兼冒険者ギルド」にバルゴラさんが現れました。
バルゴラ > 王都マグメール平民地区に存在する冒険者ギルド。
1階は酒場と冒険者ギルドが営業しており二階は宿と言う良くあるタイプの冒険者ギルドである。

今日此処に来た理由は一つ。
冒険者に<<ある素材>>の入手を依頼に来たのだ。

それは自分で採取するには非常に難しい素材であり、鮮度の問題もあって市場にも出回りにくい代物で、それでも必要なのだから、と考えた結果冒険者に頼むしかない、と。

必要な経費、採取後に冷蔵保管する魔法の容器もちこみ、で依頼をかけるつもりであるが、あわよくば自分も採取に参加したいな、と下心もありで……今カウンターに座り、お約束と言う奴なのか、牛乳を木製のカップに出され、それを片手に必要書類に依頼を記入している。

「……難易度?はギルド側で記入。参加人数?雇える人数ってことか?……で、場所…はわからないから空欄……求める冒険者……も美人、巨乳、いやサイズに貴賎はなく、じゃない……依頼をこなせれば構わないので、空欄?空欄でいいのか?……。」

眼鏡をかけてくれば良かった。
いつもの癖でその無い眼鏡のブリッジを中指で押上げる、つもりで眉間に寄せた皺を指先で解し、何度か瞬きをしながら、羽ペンを滑らせていく。

如何せん冒険者に依頼をかけるのは初めてで、今の依頼書もどうかいていいやら、代筆も頼めるらしいが、それは今後同様の事が起きた際に代筆に頼りっぱなしになると、それは宜しくない。

眉間にしわ寄せ、頬杖をつき、中々進まぬ羽ペンの先で時折木製のカップを突いて八つ当たりをしながら、依頼書を書く作業は続くのだ。

バルゴラ > 「………あー……期日、期日もか。あとは……何だろ?」

さらさらさら、さらさらさら……。
と羽ペンの先を滑らせて、最後にサインとして自分の名前をフルネームで書き、後は人差し指をサインの横に押し付ける。
魔力がほんの少し吸われる感触の後に指を離すと完成である。

依頼書の完成。
期日は1ヶ月、短くなればそれだけ報酬をプラス。
報酬は人数で山分け、採取して欲しいアイテムが多ければ報酬をプラス。
採取アイテムは……。

と完成したものに不備が無いか何度か口の中で声にしながら読み、問題が無い事を確認しそれが終われば、冒険者用の受付嬢にではなく、カウンター向こうのマスターにすっと差し出した。

それを無言で受け取るマスター。
「依頼書に問題がないか確認がある、貼り付けるまで暫く時間が掛かる」と言われ、了承の意味で頷くと、木製のカップをもちあげてフチに口を寄せると、傾けて依頼書を書く間に生ぬるくなった牛乳を喉に流し込む――…微妙。

バルゴラ > 牛乳を飲み終わり木製のカップを置くと調度良いタイミングだったか、マスターから依頼書に問題なしとの一言をもらう。
幾分かの前金と牛乳の代金を懐から取り出すと皮袋ごとマスターに渡した。

「ごちそうさま。美味しいミルクだったアレだよカルシウム不足は体に良くないから最高だったよ。」

取り方によっては嫌味にも聞こえそうな一言を残して、軽く会釈をするとスツールより下りて、外へ……。

依頼は直ぐにでも貼り付けられるだろう。
其処には自分の連絡用に住所と諸々の情報が書いてあり、冒険者から直接或いは依頼が受理された時に受付嬢から連絡が来るはずで、どうなることやらと一言零しながら帰路へ。

ご案内:「王都マグメール 平民地区/酒場兼冒険者ギルド」からバルゴラさんが去りました。